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日本のTVCM

久々に日本に戻ってきてTVを見ていると、未だにほとんどのTVCMはタレントを使用しているなぁと感じました。

数年前から違和感があったのですが、ブランドの認知を高めたりブランドイメージを良くする為にあるタレントの知名度や好意度に便乗するやり方はこれだけコミュニケーション手法が変った時代においてもまだ有効なんでしょうか

スポーツ用品をアスリートに実際に使ってもらい、そのアスリートを通じて購買意欲を高めるというやり方は解ります。
それは実際にその製品を使って闘う、つまりリアルだからです。

その手法が車、洗剤、菓子、飲料等々にも通用するかについては疑問を感じてしまいます。

アメリカではタレントを使ったCMはそんなに目にしません。

以前に日本で外資系広告代理店で働いていた時に学んだマーケティング理論を思いだしました。

広告でメッセージを伝えるには2つのベネフィット理論があります。
◉Functional Benefit
◉Emotional Benefit

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Functional Benefit 
機能的ベネフィット。例えば、油汚れがきれいに落ちる洗剤を例にとると、「この洗剤は、油汚れがきれいに落ちます。」という便益。

Emotional Benefit 
心的ベネフィット。油汚れがきれいに落ちる洗剤で言えば、「家族がうれしい。」という恩恵。

その製品やサービスが持つ良さを伝える為にタレントを使うという手法が未だに使われているという事は恐らく日本の旧態依然な代理店とクライアントの関係性が原因だと思います。

今は日本にいるので改めてこの辺りの考察をしてみたいと思います。

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