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#侵略兵器
侵略兵器VS丁寧な暮らし
車を降りた岸は腕を広げ、深々と息を吸った。高原の空気はひんやりと冷たい。長時間の運転で鈍った感覚を呼び覚ますかのようだ。助手席の石田からバッグを受け取り、後ろ手に閉めたバンの扉には流麗な筆記体で『Día verde』と記されたステッカーが貼られていた。
バンを停めた先には周囲を木立に囲まれた民家があった。へんぴな立地にもかかわらず外観はこざっぱりとしていて、比較的近年に建てられたことがうかが
車を降りた岸は腕を広げ、深々と息を吸った。高原の空気はひんやりと冷たい。長時間の運転で鈍った感覚を呼び覚ますかのようだ。助手席の石田からバッグを受け取り、後ろ手に閉めたバンの扉には流麗な筆記体で『Día verde』と記されたステッカーが貼られていた。
バンを停めた先には周囲を木立に囲まれた民家があった。へんぴな立地にもかかわらず外観はこざっぱりとしていて、比較的近年に建てられたことがうかが