真理を委ねないこと。ストーリー・共感マーケティングの危険性。

感謝しています

と

言うだけは
誰にでもできてしまう。

自分がいくら
そう思っていても

相手が求める形は違う。

どんなに
イイ教えや考えが存在していても

どんなに
崇高な理念であっても

それを語る、生むのは

問題、課題を
現在進行形で抱えている"人間"。

つまり、他人。
他人の数だけ真理がある。

悪魔とも思えるような経験
素晴らしく幸福な体験

知識、ノウハウ。

それらに
自分の感性を加えて

自分だけの真理を
作ること。見つけること。

誰かに答えを求めている、
誰かの答えに共感を抱いている

だけでは、

麻薬的な「依存状態」なのかもしれない。

先を行った先輩方
メンターさんたちの教えは

時に
宗教チックな側面もありつつ、

自分の中で
むしゃむしゃと噛み砕いて

自分の中の
真理を味わっていかないと、

雑な薄っぺらい料理（自分）に
なってしまう。

あなたって何？
になってしまう。

マーケティングにおける
１つの施策として

自分の生い立ちや
四苦八苦した成功ストーリーを語り

想いや価値観を伝え
「共感」を呼ぶことで

自分にマッチしたお客様を
（＝理想のお客様と呼ぶことが多い）
集めましょう

と唱えることが多い。

The 共感・ストーリーマーケティング。

それも大切なことで
よく色んな講座で伝えられる、
１つの正解ではあるのだけど、

人によって
共感の形が違うってことは

理解しておいた方が良さそう。

あなたと
まるっきし同じ人生を歩んだ
クローンだって

存在しないのだから、


共感度100%は決して起こらない。

１輪の花を見て、

綺麗もあるし
かわいいもある。

同じ赤色を見ても

どう視覚が処理して
どう脳の中で映像に変換されるかは

人の数だけバラバラ。

同じ赤色として
認識しているかどうかを

確かめる方法は今のところない。

共通点は
「どうやら赤っぽい」というだけ。
「100%同じ赤」は決して起こらない。

だからこそ、

自分だけの真理ってのは

尊いんじゃないか？と思う。

それを誰かの真理に被せないこと。

ある時、ズレを感じて
勝手に裏切られたと感じないこと。

期待し過ぎた、信じ過ぎた。

追い求めることをやめ
誰かに任せてしまったのは自分。

人はやっぱり
一人で生きていく必要がある時もある。

清瀬和規
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