コロナウィルスに対抗する栄養素
先日コロナに罹患した。
病院には通院せず、なんとか自力で回復させましたが、本当にきつかったです。
まずはどんな症状から始まったかを記してみます。
(あくまでも個人的な経緯です。)
あれ?なんか寒い。。。。。
始まりはこんな感覚。
「ん?まずい。。。。。明らかに風邪を食らった感覚が走る」
いわゆる悪寒というやつだ。
あったかいお風呂に浸かって、さっと眠れば大丈夫かも。
寝る前に「麻黄湯」を飲んで寝た。
ところが、甘かった。
次の日の朝、喉が痛い・・・。
それはもう唾を飲み込むことすら地獄のような突き刺すような痛み。
唾を飲んでいるのではなく画鋲でも飲み込んでいるかのような、泣きたくなるような痛みだった。
思わず漏れる「痛い・・・・。」という呟き。
頭の鈍痛と悪寒。
あまりの辛さに布団から体を起こすことができない。
とりあえず熱を測ると、37.8度。
ある。
それまでマスクもせずにいても(してもしなくても同じだけどね。w)、かかったことのなかった自分は、「コロナ」という考えが全く浮かばず、「ん〜、今年の風邪は喉にくるやつなんかな?」程度の認識で、熱に浮かされたおでこをさすりながら布団に潜った。
もうこれは周知の事実だけど、記録として重ねて書いておこう。
ウィルスの大きさは0.1μm(マイクロメートル)
そして、普通のマスクの繊維の穴の大きさは5μm。
だから、してもしなくてもおんなじ。
感染を防ぐ効果としては、おそらく氣分程度のものだろう。
もしかして、インフルかな?
それならかかっても何も食べずにひたすら寝ることで復活してきた私だ。
ワンコのご飯とトイレだけは起きなければいけないが、とにかく寝るに限る!
熱は上がったが、最終的に38.7度止まり。
「ん?意外に上がりきらなかったな」と不完全燃焼な氣分ではあったが、仕方ない。
今回は、これで勘弁してやろう。
などと体の中のウィルスに毒づく。
ここまでの経緯は2日間くらい。
喉の痛みと微熱と頭痛は継続中。
ふらつく、貧血?
熱も下がってきて、少し食欲も出てきたのでちょこちょこと食べ始めた。
でも、そうはいってもたくさんは食べられない。
これは、コロナとか風邪、インフルの回復に効くものや栄養素を摂るしかない!ということで実践です。
どうしてそんな氣持ちになったかというと、いつもと違う・・・・という自分の感覚があったから。
なんでかかっちゃったんだろ?
健康には色々氣をつけてるし、なんで罹患しちゃったんだろう〜!
う〜〜〜ん!悔しい!
ということで、なんでかかっちゃったんだろうという想いが巡る。
ただ、1年に1回。
特に12月に大風邪をひいて熱を出すのが恒例行事だったので、ポジティブに捉えるならそれがたまたまコロナウィルスだったのか・・・・と無理矢理納得させてみる。
自分のジタバタぶりに呆れる。
ウィルスに対抗するには免疫力と抗酸化能力!
というところで私のジタバタ話はこの辺にして、そろそろ栄養のお話を。
◉ビタミンC
なんと言ってもこれは外せない。
ビタミンCは、体内で生成することができないだけでなく、一番使われるビタミン。
発熱時には、免疫細胞が活発に働くために通常よりも5倍も消費されてしまうため、水にレモン汁を絞ったものやレモネードなどを摂るなど、意識的にビタミンC摂取が有効です。
ただし、発熱時には食べ物で十分に補うというのはなかなか至難の業なので、食品と並行してサプリメントで1日3回 1回に2000〜5000mgを摂るなどが良いと思います。
また、リポソーマルタイプのサプリの場合なら、1回に2000〜3000mgで大丈夫かと思います。
ビタミンCは、水溶性ビタミンなので余分なものは尿で排泄されるため、過剰摂取の心配はないでしょう。
◉ビタミンDとマグネシウム
これも私たち人間は、外的な要因から出ないと体内で作られない栄養素です。
ビタミンDは、太陽光を素肌に浴びることによって皮膚に含まれるビタミンDの前駆体ビタミンD3(ビタミンDになる前のもの)が体内でビタミンDに変化します。
それ以外は食べ物やサプリメントで摂るしかないものです。
ビタミンDは、カルシウムの吸収に加え、免疫調整機能があり、インフルエンザやコロナなどの感染症の予防と重症化の予防に効果があることがわかっています。
血中のビタミンD濃度30ng/ml以上の方はほとんど感染せず、さらに重症化しないという論文も発表されています。
ただ、ほとんどの人がこの数値に達していないというのが現状です。
近年の美白ブームなどによって日光を浴びない人が増えていることも一つの要因になっています。
食べ物で摂ることもできますが、それだけで満たすことは難しいです。
割り切って、サプリで摂る方が充足させることができます。
そして、ビタミンD(VD)は体内に充足させて溜めておくことができます。
夏場の日焼けのし過ぎは、別の炎症を起こしてしまうので限度がありますが、適度な日光を浴びておくことが大切です。
サプリメントで摂る場合は、1日4000〜5000IUを摂取するといいでしょう。
そして、このVDを体内で働かせるために活性化してくれるのがマグネシウム(Mg)です。
栄養素というのは、活性化することで初めて働きを発揮することができるようになります。
MgとVDはセットで摂るということを覚えておいてほしいと思います。
Mgは体内の600種類以上の酵素反応に関わる重要なミネラルです。
私たちの体は、あらゆる酵素反応によって生命維持ができていると言っても過言ではありません。
1日に最低でも350mgが必要です。
昨今の低体温症も、Mg不足が関係しているかもしれません。
そして、頭痛の改善にもMgは有効ですので、以下のものを利用することをお勧めします。
経皮吸収で皮膚に塗り込んだり、お風呂に入れたり、飲み物に入れたりして日々摂ることが大切です。
マグバーム(https://mgbalm.jp/)
エプソムソルト(https://epsomsalt.jp/shopping/)
天然にがり(こちらは色々あるので、検索してみてください。)
◉ビタミンAと亜鉛とタンパク質
粘膜に有効なビタミンになります。
粘膜と言えば、腸、皮膚、目などですが、粘膜免疫を上げるにはこのビタミンA(VA)が必須です。
粘膜をみずみずしく保つことで、バリア機能が正常に働きます。
粘膜が乾燥してしまうと、細菌の侵入を防ぐことができなくなるため、炎症を引き起こしてしまうのです。
ただし、ビタミンAは過剰摂取による過剰症のリスクがありますので、高濃度で長期で摂取することはおすすめしません。
食べ物で摂るには問題はありません。
食材ですと、動物性のものに多く含まれます。
中でも豚レバー、鳥レバー、ウナギ、バター、卵などが多く含まれる食材です。
植物性のものですと、ビタミンAの前駆体であるプロビタミンAと呼ばれるものがあります。
これは、αカロテン、βカロテン、βクリプトキサンチンなど。
これらはカロテノイドと呼ばれる、赤や黄などの色素成分で、600種類以上発見されているカロテノイドのうち、プロビタミンAとして働くのは約50種類もあります。
この中でも、βカロテンが一番素早く効率的にプロビタミンAに変換され、体内でビタミンAとして働いてくれます。
このプロビタミンAは、体内のビタミンAが足りなくなると、必要な分だけビタミンAに変換されます。
食材としては、緑黄色野菜です。
ほうれん草やにんじんなどの色の濃い野菜です。
過剰摂取の心配もありません。
動物性のものと植物性のものを組み合わせるのがバランス的にはいいでしょう。
そして、このビタミンAの吸収や定着をアップさせてくれるのが亜鉛です。
こちらもビタミンAを摂るときはセットで亜鉛とインプットしてください。
亜鉛(Zn)は、罹患した後に摂ったとしても重症化を低減する効果を発揮してくれる、稀有なミネラルです。
そして、できたら24時間以内に摂っていただきたいのです。
T細胞、NK細胞、抗体の産生やマクロファージ(食細胞)などの免疫活性を高めることによって、酸化ストレスを緩和して免疫反応を和らげ、感染から体を守ります。
Znは、数百の遺伝子の発現を伴いながら作用している重要な微量ミネラルです。(2000以上の遺伝子のコピーの発現や機能に関わっている。)
リンパ球の分化、成熟など免疫系プラス血小板には亜鉛が必須です。
白血球には380〜450ppmと高濃度に含まれています。
高濃度に含まれるということは、それだけ必要であるということです。
不足してしまうと、免疫系のホルモンの識別能力が落ちてしまいます。
特に、加齢による低減は極端なので、積極的に摂取しましょう。
そして、T細胞、B細胞、NK細胞などの免疫系の訓練の場でもある胸腺において、胸腺ホルモンの活性化にも亜鉛は必須です。
大人になるにつれて胸腺は小さくなっていきます。
それをなるべく進ませないためにも、亜鉛欠乏は避けたいものです。
妊娠中における胎児へ欠乏は、子供の免疫機能の低下だけではなく、次世代〜次々世代にまで欠乏が引き継がれてしまいます。
亜鉛欠乏も深刻な状況なので、サプリで補うことも有効です。
現状では、日本人は8mg程度しか摂れていない状況です。
推奨量
1日 15〜30mg
上限値は40mgです。
食材では、牡蠣、海苔、アマランサス、松の実、ごま、カシューナッツ、アーモンド、胡桃、ピスタチオ、卵、切り干し大根、豆類、カレー粉、わかめ、干し椎茸、大根、落花生、煮干し、ウナギ、スルメなどです。
もう一つのポイントは、タンパク質を同時に摂ることで亜鉛の吸収率が上がります。
これも覚えておきましょう。
◉プロバイオティクス
体に炎症が起こっているとき、必ずと言ってもいいほど起こっているのは、胃の不調や腸内環境の悪化です。
発酵食品に含まれるプロバイオティクスを摂ることで、免疫力を強化することができます。
日頃から味噌や納豆などを日常的に摂ることを心がけましょう。
ロイテリ菌も有効です。
腸内細菌叢を正常に保つことは、健康の根っこになります。
私たち日本人は、昔から発酵食品を食べて腸内を強くしていました。
本来の日本人の食事に帰ることも健康に寄与すると思います。
◉オメガ3
細胞の粘膜はオメガ3によってしなやかに保つことができ、情報の伝達や機能が正常に保たれます。
私たちの体には細胞がひしめき合っているわけですが、そのどの細胞にも細胞膜があります。
どれだけ重要なものかお分かりいただけるのではないでしょうか。
特に、脳はオメガ3で満たされていると言ってもいいくらいです。
エゴマ油、亜麻仁油、青魚など工夫して摂ると良いでしょう。
◉メディカルハーブ
エキナセアというメディカルハーブがあります。
海外ではメディカルハーブとして知られる北米原産のキク科の植物です。
2020年12月には、カナダ、オーストラリア、アメリカの共同研究で、エキナセアが新型コロナウイルス感染症に対して予防と治療効果があるのではとレビューされ、ドイツはエキナセアを医薬品として取り扱うほど重要視されています。
チンキになっているものがありますので、お水に数滴入れて飲むなどがいいでしょう。
味も飲みやすいです。
以上、このようなものを日常的に摂ることで罹りにくくなったり、重症化せずに済む体を作る。
これが一番大切なことだと感じました。
参考にして、実践してはいかがでしょうか。
(タイトルに使用しているコロナウィルス画像は、別のウィルスの画像となります。画像はイメージですというやつです。w)
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