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初心者はとりあえずSONYのカメラを買えば間違いない壮大な理由。

携帯のカメラに満足できなくなり、本格的な写真を撮りたいと思った時に検討するのがレンズ交換式カメラである。カメラマン視点からのオススメは良くあると思うので、マーケターが市場分析を元にオススメのカメラをご紹介したいと思います。では早速私がオススメするカメラをご紹介!それはSONYのαシリーズです。カメラ市場の動向やSONYの販売戦略を元にその理由を説明したい。最後まで呼んでね!衝撃のラストシーンに期待。

フルサイズ機ならα7シリーズ(本格的にカメラに取り組みたい人向け)
APS-C機ならα6000シリーズ(初心者でも扱いやすい入門機)

過去のブランドイメージに引っ張られる形で、レンズの質やバリエーションの豊富さなどを評価しカメラが語られることが多いが、レンズだけでカメラを語る時代は終わっている。マーケティングの視点で見ると一眼レフからミラーレス(光学機器からデジタル機器)に移行しつつあるレンズ交換式カメラにおいては、高機能・高価格帯のフルサイズミラーレスカメラで市場シェアを独占し、画質を決定づける三種の神器であるセンサー、レンズ、画像処理ソフトウェアを自社で開発し、心臓部であるCMOSセンサー※の圧倒的シェア1位であるSONYの優位性・将来性はゆるぎない事実であろうと思う。ちなみにセンサー、レンズ、ソフトウェアを自社開発できているのはSONYとCanonだけである。フルサイズミラーレスの登場により、コンパクトなのに高画質、多機能、しかも動画も撮れるカメラの新時代が到来しています。

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※CMOSセンサーとは、カメラのレンズから入射した光を電気信号に変換し、データ転送を行うカメラの心臓部。

またSONYはレンズの部分で弱いと語られていたが元々MINOLTAのカメラ事業を取得して始まっていることを考えれば過小評価されていたとも言える、そして現時点においては弱点であったレンズのバリエーションは拡充、品質も向上しプロユーザー含め満足度も高いものになっている。フルサイズミラーレスにおいては、サードパーティーの参入もありレンズバリエーションが最も豊富だ!

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直近の市場動向でいうとオリンパスがカメラ事業撤退を決定し、Nikonは赤字を続け、Canonは利益を減少させており、携帯カメラの画質向上により、カメラ市場は浸食を受け各社厳しい状況。家電メーカーの様にいずれ中国企業に買収されるということもあるかもしれません。

SONYももちろんその影響を受けていますが携帯電話を開発しているメーカーでもあるため、この状況を間違いなく予測していたのであろう。フルサイズミラーレスカメラでプロユース(高機能・高価格帯)に生き残る道を見出しており、「AP通信、記者の撮影機材をすべてソニー製に切り替え」というニュースからもわかるように確実に市場シェアを伸ばし始めている。

このAP通信との提携でおもしろいと思ったのが、単なる取材用スチルカメラとしてのアプローチではなく、SONYの得意とする動画と静止画の融合やスポーツ写真や報道写真をカメラに接続したXperiaから5G経由でリアルタイムにサーバーにアップしていく使い方も想定されているなど単なるカメラでなくIOT機器として新たな報道の形をSONYが提案できているところだろう。

ネットでは小さすぎて使いづらい、耐久性が心配などネガティブな意見が多く、報道用プロ機としては売れるわけがないと散々な言われ様であったが、酷評していた方々も単なるスチルカメラとしての評価しかできなかったのであろう。それで良い!CanonやNikonと同じ土俵で戦う必要なんてない。SONYはエレクトロニクスメーカーとして未来のカメラのあるべき姿を見せてくれれば良いんだ!

またSONYは、2020年1月7日、米国ラスベガスで開幕したCES 2020において、コンセプトカーを発表し世間に驚きを与えたが、目的は車の発表ではなく、ドライブシーンにおいて、自動車の周囲360度を検知し、早期に危険回避行動を支援するという部分だ。その核となるのがCMOSセンサー技術である。

このことからもセンサー(半導体)事業に社運をかけていることがわかる。そういった意味でCMOSセンサーで稼いでいる間は、利益も出ていてセンサー技術を磨く場でもあるカメラ事業撤退の可能性は低く、開発への投資も続くであろう。よくSONYはVAIOのパソコン事業を売却したから、カメラ事業も利益が出なくなれば、すぐに撤退するのではないかなどという怪しい言説がまかり通っているが、他社と差別化しずらいWindowsパソコンでかつ基幹部品を作っていたわけでもないので、比較対象として出すことに意味はあるのだろうか。そもそもSONYが撤退するほどの状況なら、専業カメラメーカーは既に倒れているように思う。

結局何が言いたいかというと今後長くカメラを趣味とし、レンズを資産と考えるなら、SONYのカメラは今後も進化し、ユーザーの期待に応え続けてくれる可能性がもっとも高いカメラメーカーのため、初心者はとりあえずSONYのカメラを買えば間違いない。というのがマーケターの私の妄想である。

ちなみに私は未だに7年前に発売されたSONY初のフルサイズミラーレスα7を使用しています。現行レンズの種類も豊富で、オールドレンズもマウントアダプターを買えばかなりの種類を利用できるので、作風の幅が広がります。長く趣味として使いたいという人は、お値段は高いですがレンズの豊富なフルサイズ機のα7シリーズをおススメします。

最後にこういうオススメ記事は、私も含め基本的に愛着のある自分が使用しているメーカー・機種の良い部分だけを切り取って語られる「確証バイアス」が働きます。みんな愛ゆえにマウンティングの取り合いですからね。そこにカメラなんて何でも良い!自分が納得できる写真が撮れればみたいな精神論も加わるとワケわかりません。

いろんな意見があるのは良いことですが、高い買い物をするのはあなたなので、何が自分にとってベストかを決定するには、人の意見を参考にはしても鵜呑みにせず、偏りなく多くの情報を収集し、実際に触り、客観的な視点で分析・判断することが重要だと思います。手間暇かけて選ぶことで、勉強にもなり、より深い愛情を抱けることでしょう!

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#写真 #カメラ #コラム #ビジネス #テクノロジー

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