ゴーストとフレアがあれば何か凄そうな写真に見えなくもない。
インスタグラムを見ていると光の輪やエモい光に包まれた写真が沢山いいね!をもらっていますよね。それがゴーストとフレアです。これを使いこなすことで写真に非日常的な印象を与えることができ、いいね!が倍になるぐらいのインパクトを残すことが可能です。是非チャレンジして映える写真を撮影してみましょう。
では各説明をさせていただきます。まずゴーストとは、逆光などで撮影した際に、レンズ内に強い光が入り、レンズ内で反射した光が円や絞り羽根の形として写る、光の像のことです。現代のレンズは、コーティング技術や設計技術の向上によりあまりハッキリと出なくなっておりますので、意図的にゴーストを発生させた写真を撮りたい場合は、1960年代、1970年代あたりのオールドレンズを利用するのが良いのではないでしょうか。特にロシア製レンズはこの傾向が顕著で盛大なゴーストが発生することで有名です。
ゴースト写真例 光の輪がゴーストです。
レンズ:Helios-44-2 58mm
ゴースト写真例 八角形の光の輪と光の線がゴーストです。
レンズ:INDUSTAR 61 ZEBRA 2.8 / 53 mm
ゴースト写真例 虹色の線がゴーストです。
MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4
次いでフレアとは、強い光の方向にレンズを向けると、レンズ内で光が反射してカブリ、ムラが発生し、色が飛んで画像の一部または全体が白くぼやけます。この部分がフレアです。これも逆光時の撮影で良く起こります。ゴーストと同様、現代のレンズは、コーティング技術や設計技術の向上によりフレアが出なくなっておりますので、意図的にコントロールされたい方はオールドレンズをご使用することをおススメします。
フレア写真例 ブドウの周りの白っぽい部分がフレアです。
レンズ:Helios-44-2 58mm
フレア写真例 画面全体が白っぽくなり色が飛んでいます。エモい!
レンズ:INDUSTAR 61 ZEBRA 2.8 / 53 mm
ゴーストとフレアともに逆光時に出る傾向があるため、同時発生することが多く、この二つを利用するとより幻想的な写真を撮ることが可能です。
ゴーストとフレア両方を活用した事例
レンズ:Helios-44-2 58mm
いかがだったでしょうか。きっとチャレンジしたくてうずうずしていますよね?撮影方法はとっても簡単!オールドレンズを付けて、逆光方向で強い光が入るように撮るだけ。直接太陽を入れると目を殺られますので、端の方から徐々に光を入れるとか、被写体の真後ろに太陽を置いて光を入れるなどしてスタートしましょう。ゴーストとフレアが出たら好きな位置にくるよう移動して調整します。一度コツを掴むと簡単に撮れてしまいます。何度やっても上手くいかないという人はそのレンズが撮影に向いていない可能性がありますので、いくつかのレンズでトライしてみましょう。ちなみに私はゴーストとフレア入りの写真を撮り始めて数週間程度なので扱い方がかなり下手糞です。
※ファインダー越しとはいえ、直接太陽を見るのは目を傷めますので気を付けましょう。
それでは最後に私が知っている範囲でゴーストとフレアが出やすいレンズをご紹介!
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