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歩行と腰痛
こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。
今回は「歩行」と「腰痛」の関係性についてまとめていきたいと思います。
下肢の可動域制限や筋力低下は、骨折や人工関節などの術後、腰椎疾患に伴う下肢の神経症状など、様々な要因で生じます。
それらによって正常歩行から逸脱し、骨盤や体幹で代償することで、二次的に腰痛を発症する患者さんを臨床でもよく見かけます。
今回はそのような正常歩行から逸脱することで生じる二次的に発症する腰痛についてまとめていきたいと思います。
今回の記事は特に以下のような方にオススメな内容となっております!
✔︎ 代償動作による歩行と腰痛の関係性について学びたい方
✔︎ 下肢筋力低下による歩行と腰痛の関係性について学びたい方
✔︎ 下肢の可動域制限による歩行と腰痛の関係性について学びたい方
では本題に移っていきましょう!
▶歩行と腰痛の関係性について
歩行による腰痛としては、以下の要因が挙げられます。
①下肢の筋力低下による衝撃緩衝作用が低下することによって、下肢接地時の衝撃が椎間板や椎間関節へ強まる
②下肢の筋力低下や可動域制限によって過度に腰椎前弯が強制される
③体幹制御のために腰背部筋への負荷が増大する
④重心移動の円滑化のために特定の腰椎部の可動性が大きくなることで腰痛を引き起こす
ここからは各箇所の筋力低下や可動域制限に伴う異常歩行と腰痛の関係性についてまとめていきます!
▶︎大殿筋の筋力低下と腰痛
大殿筋は立脚初期から荷重応答期にかけて「床反力の衝撃吸収」と「体幹前傾の制御」の役割を担っています。
初期接地時に矢状面上では床反力ベクトルは股関節の前方を通過し、体幹・骨盤を前傾しようとする力が働きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1679149064714-oiFinznw1Y.jpg?width=1200)
その際に前傾を制御する働きが大殿筋になりますが、大殿筋の筋力低下(下写真の×)によって体幹を制御できずに、過度に体幹・骨盤が前傾することによって腰背筋への負荷が強くなります。
ここから先は
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