こじろう

理学療法士11年目。専門分野は運動器疾患🦴運動器認定理学療法士やピラティスインストラク…

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理学療法士11年目。専門分野は運動器疾患🦴運動器認定理学療法士やピラティスインストラクターを取得し、知識と技術を日々更新中!脊椎疾患年間約400例の病院にて勤務。その経験を活かし、普段の臨床で応用しやすいよう、知識・評価・技術などを読者に分かりやすいよう提供していきます♪

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  • 頸椎おすすめnote

  • 整形リハマガジン

    こちらは無料記事となります。整形外科のリハビリに関する臨床の疑問をアウトプットする場として作成しております。また、それらを少しでも他の方々と共有したり、他の方の臨床の手助けになればと思っていますので気軽に読んで頂けると嬉しいです。

最近の記事

仙腸関節障害~関節内・関節外病変の疼痛解釈とアプローチ~

こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 前回は、仙腸関節障害の特徴やその他の疾患との鑑別についてまとめさせて頂きました。 今回の内容は「仙腸関節障害の疼痛解釈」について深堀していきたいと思います。 仙腸関節障害は関節面の問題だけでなく、神経や靭帯との関連性も強いため、疼痛解釈が複雑になりますが、「関節内」と「関節外」に分けて疼痛を解釈していくことが重要になります。 今回の記事は特に以下のような方にオススメな内容となっております!

    • 仙腸関節障害 ~基礎的知識~

      こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回はの内容は「仙腸関節障害」についてです。 非特異的腰痛には筋・筋膜性、椎間関節性、椎間板性、仙腸関節性など様々な要因があります。 その中でも今回は仙腸関節性腰痛の特徴や基礎的知識について、まとめましたので最後までご覧頂けますと幸いです。 今回の記事は特に以下のような方にオススメな内容となっております! では本題に移っていきましょう! ▶腰痛に占める仙腸関節由来の割合2015 年に山口県

      • 歩行と腰痛

        こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回は「歩行」と「腰痛」の関係性についてまとめていきたいと思います。 下肢の可動域制限や筋力低下は、骨折や人工関節などの術後、腰椎疾患に伴う下肢の神経症状など、様々な要因で生じます。 それらによって正常歩行から逸脱し、骨盤や体幹で代償することで、二次的に腰痛を発症する患者さんを臨床でもよく見かけます。 今回はそのような正常歩行から逸脱することで生じる二次的に発症する腰痛についてまとめていきたい

        • 腰椎レントゲン画像の読影

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回は腰椎レントゲン画像の読影についてまとめていきたいと思います。 実際のレントゲン画像と照らし合わせながら、部位の確認や見るべきポイントについてまとめていきたいと思います。 レントゲン画像からは様々な所見がみられるため、見るべきポイントを知っておけば、病態の把握や予測に非常に有用な情報源となります。 今回の記事は特に以下のような方にオススメな内容となっております! では本題に移っていきまし

        仙腸関節障害~関節内・関節外病変の疼痛解釈とアプローチ~

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        • 頸椎おすすめnote
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        記事

          重篤な腰痛の鑑別 レッドフラッグス②~筋骨格系由来の特徴~

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 前回は腰背部痛のレッドフラッグス(red flags,以下RFs)についての概要と、特に「内臓器疾患由来の腰背部痛」を中心にまとめさせて頂きました。 教科書やガイドラインなどで一度は拝見された事があるとは思いますが、その内容を少し深堀りし、ガイドラインの中では説明されていない詳細な部分についてもまとめていきたいと思います。 急性腰痛をきたす疾患として腹腔・胸腔内臓器に由来するものと筋骨格系に由来

          重篤な腰痛の鑑別 レッドフラッグス②~筋骨格系由来の特徴~

          重篤な腰痛の鑑別 レッドフラッグス ~内臓疾患由来の特徴~

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回は腰背部痛に関しての「レッドフラッグス」についてまとめていきたいと思います。 腰痛の治療に携わる方では、教科書やガイドラインなどで一度は拝見された事はあるのではないでしょうか? レッドフラッグス(red flags,以下RFs)とは 「見逃してはいけない疾患を示唆する徴候や症状」 を意味します。 原因がわからない腰痛を非特異的腰痛といい、全腰痛患者の85%を占め、残りの15%は原因がは

          重篤な腰痛の鑑別 レッドフラッグス ~内臓疾患由来の特徴~

          腰椎椎間板ヘルニア 〜圧迫型と絞扼型の特徴〜

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回は、「腰椎椎間板ヘルニアにおける神経根の圧迫様式の違いと、それによる各々の特徴や指導内容」を中心にご紹介させて頂きます。 「腰のヘルニアと言えば前屈位で症状が悪くなる・・・」 という思い込みはありませんか? 自分自身も以前はそう思っていました。 しかし、ヘルニアには腰椎の屈曲で症状が増悪する場合と、伸展位で症状が増悪する場合があります。 そこで、今回は2つのパターンに分けて特徴をまとめ

          腰椎椎間板ヘルニア 〜圧迫型と絞扼型の特徴〜

          外側大腿皮神経障害による下肢症状

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回は、「外側大腿皮神経障害」を中心にご紹介させて頂きます。 今回の記事を読んで頂くことで、腰椎病変のみでは説明のつきづらい下肢症状や術後に新たに出現するような下肢症状の理解を深めることができます。 また、前回投稿した記事でも触れました「Failed back surgery syndrome(以下、FBSS)」にも関連する内容となっていますので、こちらの記事も併せてぜひご覧ください ^ ^

          外側大腿皮神経障害による下肢症状

          腰椎手術後に残存する症状 〜Failed Back Surgery Syndrome〜

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回は、腰椎術後に残存する症状について、「Failed Back Surgery Syndrome(以下、FBSS)」を中心にご紹介させて頂きます。 腰椎術後の患者さんを担当する方の中には、術後に残存する疼痛やしびれ、または新たな症状を発症する患者さんを経験した方も多いのではないでしょうか? なぜ手術をしたのに、症状が残っているの?と感じるのはスタッフだけでなく、もちろん患者さん自身も感じている

          腰椎手術後に残存する症状 〜Failed Back Surgery Syndrome〜

          中殿筋障害による腰殿部痛

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回は、非腰椎性の腰殿部痛を呈する「中殿筋障害」についてご紹介させて頂きます。 非腰椎性の腰殿部痛を呈する疾患としては、上殿皮神経障害、中殿皮神経障害、中殿筋障害、仙腸関節障害、梨状筋症候群を含む深殿部症候群などが報告されています。 深殿部症候群については前回の投稿内容をぜひご覧ください ^ ^ 今回はこの中の、「中殿筋障害」についてまとめていきます。 今回の記事は特に以下のような方にオスス

          中殿筋障害による腰殿部痛

          座位での臀部痛の解釈 〜深臀部症候群〜

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回は、座位での疼痛が特徴の1つでもある「深臀部症候群:Deep gluteal syndrome (DGS)」をご紹介させて頂きます。 今回の記事は特に以下のような方にオススメな内容となっております! また、以前に腰痛マガジンメンバーの岡さん(@TrainerWao)の投稿にもありますので一緒にご覧頂けると、より理解が深まりやすくなります! 今回の記事は、こちらの記事と多少重複する部分はあり

          座位での臀部痛の解釈 〜深臀部症候群〜

          内腹斜筋による骨盤・体幹の安定化作用

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回は、「内腹斜筋」について腰痛や歩行時の体幹・骨盤の安定性についてまとめていきます。 今回の記事は特に以下のような方にオススメな内容となっております! では今回の内容に移っていきましょう!! ▶︎内腹斜筋の解剖また、内腹斜筋は以下の3構成となります。 1つずつ確認していきましょう! ▶︎内腹斜筋の触診部位 ▶︎仙腸関節における内腹斜筋の役割仙腸関節の関節面は垂直に平坦であり、一側下肢へ

          内腹斜筋による骨盤・体幹の安定化作用

          胸腰筋膜と腰痛 〜介入方法〜

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回のテーマは「胸腰筋膜:thoracolumbar fascia 」を含めたアプローチ方法についてまとめていきます。 前回では胸腰筋膜の解剖や腰痛との関連性、体幹の安定化にどのように作用しているかなど、胸腰筋膜の概要についてまとめさせて頂きました。 今回は、胸腰筋膜を含めた筋への介入方法についてご紹介していきます。 今回の記事は特に以下のような方にオススメな内容となっております! ✔︎ 胸

          胸腰筋膜と腰痛 〜介入方法〜

          胸腰筋膜と腰痛

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回のテーマは「胸腰筋膜:thoracolumbar fascia (TLF)」についてまとめていきます。 腰痛患者さんをリハビリする方であれば「胸腰筋膜,以下TLF」という言葉を一度は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか? 自分自身も以前まではよく耳にするワードではあったものの、臨床の中でどう考え、評価、アプローチして良いかというところまでなかなか出来ていませんでした。 今回はTLF

          胸腰筋膜と腰痛

          Hip spine Syndrome 〜前額面と矢状面におけるアライメントチェック〜

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 前回はHip Spine Syndrome(以下、HSS)について以下の点についてまとめました。 ✔︎ HSSの4つのパターン ✔︎ 姿勢を確認する上で重要となる「C7垂線:C7 plumb line」 ✔︎ 「Spine to hip」と「Hip to spine」について HSSの4つのパターンについておさらいしておきます。 ① Simple hip-spine syndrome 「股関節

          Hip spine Syndrome 〜前額面と矢状面におけるアライメントチェック〜

          Hip Spine Syndromeから腰痛を理解する

          こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。 今回はHip Spine Syndrome(以下、HSS)についてまとめていきたいと思います。 以前にも腰痛マガジンにてHSSについての記事がありますのでこちらの記事もぜひ参考にして頂きたいと思います! 今回の記事では姿勢分析のポイントを含めながら説明していきたいと思います!今回の記事を読むことで、腰椎と股関節との関係性が理解しやすくなり、腰痛患者さんの姿勢の解釈もしやすくなります。 今回の記

          Hip Spine Syndromeから腰痛を理解する