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自分軸を持つ。


僕達はたくさんの悩みを持って日々を生きています。
苦しいこと、悲しいこと、辛いこと、やりきれないこと、そんなネガティブな現実がまるで僕達を意地悪してくるかのように襲いかかってきます。

そんな時、現実逃避をしたくなって、お酒を飲み過ぎたり、ギャンブルで快楽を求めたり、SNSや動画などに長時間依存したり、他人のゴシップに難癖つけたり、身近な人に八つ当たりをしたり、過食に走ったり、浪費にお金を散財したりと現実から目を逸らすための心の防衛本能が働きます。

しかし、一方ではどんなに人生でネガティブな出来事が起きてもそれを受け止めて、乗り越えて人生を有意義に過ごしている人もいます。

人間関係トラブルや金銭トラブルが絶えずに鬱などの精神疾患に陥ったり、犯罪を起こしたりするような人生がおかしくなってしまう人も枚挙にいとまがありません。

しかしそんな中、どんなにネガティブな過去や現状がある人でもそんな現実と向き合い、必死に前向きに生きようと努力する人もいます。

そのような人達は、前向きに生きる方法を説いた本や動画、ブログなどで勉強をしたり、セミナーに参加したり、誰かのアドバイスを聞いたりして自己研鑽をしようと努力しています。

しかし人生を変えようとどんなに前向きに生きようとしても、他人に振り回されたり、負の感情に押しつぶされそうになったり、現実逃避のための娯楽の誘惑に負けたりして、また人生がうまくいかずにさらに自分のことが嫌いになっていく人もたくさんいることでしょう。

こういう負のループに陥っている状態をどうすればいいか?考えてみましょう。

まず、人生がうまくいかない人と人生がうまくいっている人の本質的なものを考えてみます。

人生がうまくいっている人達は、ポジティブ思考だからうまくいったのでしょうか?環境に恵まれていたからうまくいったのでしょうか?運がよかったからうまくいったのでしょうか?もともと努力ができる人だったのでしょうか?

たしかにその要素もあるでしょう。

しかしそれだとやっぱりその人達と私とでは人間のできが違うというような考えになってしまい、こんな現実を叩きつけられたらやってられないですよね。

でも、本当に本質はそこにあるのでしょうか?

ポジティブ思考とか環境とか運とか才能や努力などを理由にしてしまうとすごいハードルの高いものになってしまいます。

まずはもっとシンプルに考えてみましょう。

人生を変えたい人は、まず始めなければいけない最も重要な思考、姿勢があります。

そのスタートはシンプルです。

自分軸で生きるか。
他人軸で生きるか。


まずはそこからです。

人生がうまくいっている人は総じて自分軸で生きています。
そして、人生がうまくいっていない人は必ず他人軸で生きています。

自分軸とは、自分の人生の主役は自分であり、自分の人生の責任は自分でとり、自分のできることだけを考え、自分のできる範囲で他人や社会や組織に貢献できるかを考えていて、なるだけ自分で人生をコントロールしようとしていく姿勢や思考のことです。

他人軸とは、社会のシステムや制度、家族の善意、恋人との関係、交友関係、職場の人間関係などにコントロールされて、自分の価値観や思想や感情を後回しにして、社会や他人に振り回されて生きていくことです。

自分軸で生きることから始めない限りは何を学ぼうが、どんな努力をしようが、どんなに貢献しようが、その努力の末に実った果実を他人や社会に都合の良いように搾り取られてしまいます。

だからどんなに人生を変えようとしても、他人軸で生きている限りはうまくいかないのです。

悲しかな、現代の世の中では自分軸で生きている人は少なく、他人軸で生きている人が多い気がします。

僕はそれは過去に原因があると思います。

僕達は幼少の頃から親から躾をされ、学生の頃には学校の先生から教育され、家族や学校から生きるためのルールを叩きこまれてきました。
友達や先輩との付き合いで人間関係の基礎をつくり、勉学においては必ず答えが決まっていて、与えられた問題に正解すればマルをもらえ、間違っていればバツをもらいました。

そして、社会に出ると会社や組織のルールがあり、そこにはややこしい人間関係もありながらそこに順応するための能力をいつのまにか培っていきました。

しかし、自分の価値観や自分の感情を提示したり表現できるような環境は少なかったために、自分軸で生きるための経験も練習もあまりしてきませんでした。

他人軸で生きることを調教されてしまった僕達は人生を変えるためのアクションを起こそうとしても、どこかで他人の目や他人の意見を気にしてしまいます。

そして行動することが怖くなり自分のことをさらに嫌いになってしまいます。

まずは人生を変える努力をする前に、他人軸の価値観から自分軸で生きるという姿勢へとシフトすることから始めてみましょう。

それから「やり方」や「考え方」などの具体的なノウハウを学ぶという順番が大切だと思います。

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