【よれないメイク】

みなさま、ごきげんよう。

なんだか、今年はなかなか季節が進まないですね。。
地域差もあるのでしょうが、東京は見事なまでの曇天です。

本来、この時期になると、そろそろメイクも衣替えの季節です。
明るい色を使ってみたくなったり、新作コスメに散財してしまったり、、、それもまた楽しいものです。

ところで?
春のメイクって?
色あい?メイク方法?
まあ、全部ひっくるめてでしょうね。

ただ、私個人としては、季節に関係なく好きな色は年中使います。
季節というより、その日の服と、ヘアアクセと、眼鏡と、ピアスと、マスクとの色のバランスなので、季節はお構いなしです。

しかし、季節によって肌の調子は変わるので、メイクの"仕方"は変えますね。

記憶のある方は、それこそ年齢もバレると言うものですが、、、
その昔、ファンデーションやパウダーは「春夏用」と「秋冬用」がありました。
それ相応の季節が来ると、担当の美容部員がアラートを出してくれました。

これは、もちろん、日本の季節変化の大きさを考慮した特徴で、世界の化粧品業界でも珍しい例です。
また、日本人の皮膚は世界的にはとても薄く、季節の変化に引っ張られるように変化することもあります。

しかし、今日び、化粧品処方の技術はどんどん進化し、オールシーズン適応できるバルクが当たり前になって来ました。
そのため、「春夏用」「秋冬用」という使い分けも無くなって来ました。

そんな中でも、この季節、気をつけたいメイク方法を簡単に。
この季節、一番気をつけたいのは、本日のお題の通り「よれ」です。
何しろ、気候も肌も安定しない時期ですから。

★「よれ」の原因
【気温変化】
日によって暖かかったり、肌寒かったり、、、
1日の中でも、朝夜の気温差、屋内外の気温差なとなど、環境が定まらないのがこの季節。
こんな時、肌はどうなるか?
ズバリ、インナードライです。
とにかく肌の内側のダメージが顕著です。

【マスクによる過乾燥】
マスクはムレの原因になるだけではありません。
ムレているな。。と思う時こそ要注意です。
ムレた状態で、パッとマスクを外した時、ムレた肌表面が一気に空気に触れます。
そうすると、ムレが解消されると同時に肌の水分も一気に奪われます。
これが「過乾燥」です。
これもインナードライの原因です。

★よれないメイクのためには?
さあ、ここまで読んでお分かりのように、この季節、メイクのヨレを防ぐには「インナードライ」対策なのです。

【1:スキンケア】
複雑な肌環境になりやすい時ほど、基本に立ち戻りましょう。
角層の三大保湿因子、
・細胞間脂質→セラミド
・NMF→アミノ酸
・皮脂膜→馬油など親和性の高いオイル
をしっかり肌にチャージしましょう。

【2:メイク下地】
メイク下地は、
・肌をフラットに整える
・肌とファンデーションの接着剤
・保湿膜
などの効果があります。
肌にシワ、毛穴、ニキビ跡などの凹凸があるとファンデーションは上手く肌に密着しません。
この部分からよれてきます。
肌をフラットに整える、プライマー効果の高い下地を選ぶと良いでしょう。
また、インナードライの状態は肌内部の水分が少なくなるので、肌が萎みます。
これもファンデーションが密着せず、よれの原因になります。
日頃、メイク下地を使わない方、またメイク下地無しで使えるタイプのファンデーションを使っている方でも、メイクがよれないためには、メイク下地をプラスワンしましょう。

【3:ファンデーション】
"薄塗り"を重ねるように付けましょう。
ファンデーションを頑丈に仕上げようと思ってベタっと付けるのは逆効果。
速攻よれますよ。
一層ずつは肌が透けるほどで良いのです。
この薄塗りを何層か重ねるようにしてください。

【4:パウダー】
板状パウダーがおすすめです。
パウダーは球体のものが多いですが、これは肌と接客面が点でしかありません。
これが板状なら、肌に面で接着することになるのでよれに強いのです。

いかがでしょうか。
この季節、肌とメイクの大敵は「インナードライ」です。
「マスクによる過乾燥」が主な原因です。
スキンケアとメイク方法の両面で乗り切りましょう。

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