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シリーズA資金調達と金融業界未経験の20代前半の僕がEC × 延長保証で勝負する理由

こんにちは。株式会社Kivaの野尻(@Kota_Nojiri_76)です。安心して買える保証サービス「proteger」を提供している会社で2020年12月に共同創業者の磯崎と創業しました。

📌12月19日(月)19時〜20時30分
オフライン(弊社オフィス@築地)&オンラインにてイベントやります!
Kivaに少しでもご興味ある方はご参加ください〜〜〜

1.資金調達のご報告

創業から2年を迎える2022年12月、株式会社KivaはSBIインベストメントをリードとしALL STAR SAAS FUND、SMBCベンチャーキャピタル、Arbor Ventures、NEW Commerce Ventures、ココナラスキルパートナーズ、株式会社メディアジーン、Plug and Play Japan、個人投資家(非公開)より4.5億円の資金調達を実施しました。

日本の素晴らしい独立系VC様、事業会社様、海外のフィンテックVC様、個人投資家様など素晴らしい方々とこの度仲間になれたことをとても誇りに思います

平素よりprotegerをご利用いただいている企業の方々、そしてその先の延長保証にご加入いただいているユーザーの皆様、並びにprotegerの関係者の皆様いつもありがとうございます。

今回の調達資金を活かし、更に皆様への提供価値を高めていきます。

自分自身が学んだこと・感じたことなどをお伝えすることで、これから起業を考える人の一つの選択肢になれば嬉しいなと思い、このnoteを書くことにしました。もちろん、Kivaに興味がある方や、資金調達のリアルに興味を持っている方にも読んでいただきたいです。

2.protegerで日本をどう変えていきたいか

protegerは、世の中の人々がEコマースで安心して購買できる顧客体験を作っていくという思いから2020年の12月に会社を設立し2021年の5月にprotegerをローンチしました。
サービスリリースに関してのnoteはこちらに書いてあります。

ここまで来れているのもこれからも周りの方のご協力があるからです。

ECは劇的にこの20年で伸びた、そして伸び続けています。
ですが、課題は僕の中では山積みだと考えています。

どんどん新規顧客獲得は難しくなっていき、いかに一度顧客になった方々を離脱させていかないかということが大切になってきます。

そこで僕らがアプローチするのは保証という切り口です。

従来店舗でのショッピングではものを見て触ることができ、家電製品などであれば、任意で延長保証に加入することができます。

この記事をお読みいただいてる読者の方でも一度はApple Careに加入したことがある方や新生活で買った冷蔵庫に延長保証を付帯した経験はありませんでしょうか。

米Best Buy は年間収益の約 2% を延長保証の販売から得ていますが、それが利益の半分以上を生み出しているそうで、昨年Apple Careの売上は全世界で1兆円を超えました。

以下がprotegerで保証を提供している商品カテゴリーとなります。

家電だけでなく、家具やスーツケースなど多種多様なカテゴリーで保証を提供

さて、ECを見てみると延長保証が提供されているのは一部のみで、ほとんど提供されていないのが現状です。

僕らが提供するprotegerは、ECサイトに最短即日で延長保証を提供しており、エンドユーザーは簡単に加入することができます。これまで保証書は紙で保管するのがスタンダードでしたが、protegerは電子上で管理されます。実際に商品が破損した場合はチャットから簡単に保証申請を行え、新しい商品や壊れた商品がすぐに交換・修理される保証体験を提供しています。

僕らはPost Purchase Exceprience(購入後体験)を高めるということはブランド体験を向上させて、リピーターの創出につながると考えていました。 しかし、実は延長保証があることでエンドユーザーに購入前の安心感を与え、購買率の向上に繋がっているということがわかりました。

現に導入後にprotegerを導入していただいているクライアント様ではCVRが1.4倍向上しています。

protegerが導入されているECサイトは安心・安全に買い物ができるという世界観を作っていきたいと思っています。

今後は、海外旅行保険や賃貸の申し込み時に加入する火災保険など、ものの保証だけでなく、あらゆる業界のDXを巻き起こしていき、組み込み型保証・保険を世の中に広めていきたいと思っています。

3.資金調達で何を意識して投資家を選んだか

市況は悪くなっていると感じます。2022年5月ごろから資金調達を動き始めました。2022年1月ごろから明確にマーケットは崩れ始めていて、少し断り文句にされてたような気もしますが。これから資金調達を回られる方へのささやかなアドバイスとなりますが、シードラウンドと違いアイデアベースで調達していた頃とは違います。

  • 自分が思うより早く、投資家とのコミュニケーションを取り始める

  • 投資家と対話を重ね気にされている質問の傾向をつかむ

  • CVCを入れるなら競合他社を2社以上

  • バリュエーションは強気で

  • クイックに資金調達を終わらせたい気持ちもわかるけど色んな方と話しましょう

  • 次回のラウンドもフォローができるファンドサイズ

  • 会社の信用度の向上が見込めるファンド

  • ITサービスを提供しているものの保証会社という側面を持っているので、財務基盤がしっかりされている銀行系のファンドなどはマスト

  • 海外からの出資も可能性として見出せるファンド

  • 業界に圧倒的なコネクションをもつエンジェル投資家の方々

こんなことを書きましたが、よく起業家の方などに聞かれるのはどのVCがいいですか?と聞かれることが多いです。

僕の答えはそのVCがどうかというより、担当者との相性だと思っています。

幸いにもたくさんの方々に恵まれ、国内の事業会社やこのラウンドで海外の著名VCも迎え入れることができました。

4.共同代表のすゝめ

創業者間契約書は巻きましょう!(磯崎と何かやらかした訳ではありません)

シードラウンドの調達に動いている時、「共同代表」に対してマイナスに取られる事が多かったです。
ただ何が問題なのか今でも分かりませんし、今後もぶつかる事はあると思いますが、問題にならないと思います。
強いていうのであれば、得意なことが似ているとぶつかることが多いかもしれません!
メリットの方が大きいです。
AppleもMicrosoftもGoogleもStripeだって共同創業です。

弊社でいうと野尻が資金調達、Biz採用、PR、磯崎が開発、エンジニア採用、保険会社との交渉、営業など幅広くみています。お互いの仕事に口出すことはほぼありません。端的にいうと僕が描いた絵を爆速で形にしてくれる人が磯崎です。ということで磯崎無くしてKivaは伸びません。

目指す方向性は一緒であり、自分に持っていないものを持っている人と起業しましょう

まとめ

僕は、あなたのその熱と働きたいと思っています。

営業、開発、マーケ、CS、バックオフィスなど全職種採用中です!

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そして少しでも応援してもいいかなと思ったら是非シェアや拡散にご協力いただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。


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