おすすめ読切マンガ5選+α(2024年5月後半)
どうも、マンガ大好き芸人の吉川きっちょむです!
よろしくおねがいしマンガ!
毎日何かしらの読切マンガが雑誌やweb、アプリなどで大量に世に発表されて読み切れないと思うので、忙しいひとのために話題になった読切や個人的に響いた読切をピックアップ!
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おすすめ読切マンガ5選
1. 『継ぎ穂』ちょめ
(webアクション掲載、2024年5月21日/個人出版物2022年11月27日)
むちゃくちゃよかったです!
創作の原点を感じさせるのがいいですね。
作者さんが同人誌即売会「コミティア」に参加していたということで、まさにこの物語は同人誌即売会から始まるんですが、そこでなにげなく手にとって買った、ほんの12pの同人誌が開くたびに表情を変えていく、という話。写真にも残せないし買った経緯も記憶も曖昧。ただできることは一つあって…。
映画でも本でもなんでもいいんですけど、いいものを読んだり見たりしたあとあれこれ考えて、この先の展開こうなるのかなって考えたり、あのキャラが実際にこういう場面に遭遇したらどうするかな、とか自分だったらこうするかなとか考えることが創作の始まりって感じでたまらなくよかったです。
5/23に発売された『室外機室 ちょめ短編集』は、今回の短編『継ぎ穂』を4つの短編が掲載されているんですけど、全体を通して統一感があるのがとてもいいんですよね。
それぞれ、日常のふとした瞬間の少し先にある非日常に触れた人たちを鮮やかに描いてます。
表紙から分かるんですけど、描き込みがかなり緻密で、それだけで世界観にグッと引き込まれるんですよね。しかもどの話も日常からスタートしてて最高でした。
2. 『うそつきのんちゃん、地獄に堕ちろ』山本さほ
(少年ジャンプ+掲載、2024年5月25日)
うおおー!!ドス黒い感情が溢れ出て最高でした!!
とびっきり重くて歪んだ愛の形!!
のんちゃんみたいな子がこうなるのかなっていう悪意ある目線とリアリティ、子どもの頃の小さい社会から変わらず大人になっても手のひら返しする社会の描き方がエグい。本当のSOSは拾い上げられない。
子どもの頃から宝物のように大事にしていた「特別」が空虚なものに変わる瞬間なんて一生訪れてほしくなさすぎる…。
3. 『脳天×ワープ×キス』江ノ島だいすけ
(少年ジャンプ+掲載、2024年5月30日)
うおー!面白かったです! ワープが実現した世界を描く。人類の想像と可能性の追求、そして実行力。愚かさと行動力の末に行き着く先を予想外に描いていて素敵でした!
4. 『YANKEE MATCH』下元朗
(月刊!スピリッツ2024年7月号掲載、2024年5月27日)
地元で最強すぎて喧嘩相手がいなくなってしまった不良が、不良専用マッチングアプリでタイマン相手を探すが…。
馬鹿面白ェ…! 本物(マジモン)に出会っちまった…!!
ヤンキー同士がチャットでお互いの悪さを探り合ったり自慢しあってるのかわいくて好きです。
5. 『飛んで火にいる夏と蛍』里庄真芳
(週刊少年ジャンプ掲載、2024年5月27日)
中学の大会で天才に負けて全国大会への夢を果たせず心折られてバスケを辞めてしまった主人公だったが、なぜか進学した高校にその全国MVPの天才がいて…。
めちゃくちゃアツくて面白かったです!ジャンプにもスポーツもの増えてほしいですね。
↓あとで読んでめっちゃ良かったので追加
6. 『ムービーフレンド』安宅
(月刊ヤングマガジン、ヤンマガWeb掲載、2024年5月20日)
【ヤングマガジン月間賞第527回 入選&TOP賞】
唐突な誘拐、そして妙に敵意がなく優しい誘拐犯と映画を観るという謎さからどんどん気になってしまいました。思ってもないところまで連れて行ってくれた上に爽やかな終わり方でとてもよかったです。
上の5つ以外にもオススメの読切たくさんあったのでぜひ読んでみてください!
・『クレアと山羊』旭貞敏
(少年ジャンプ+掲載、2024年5月28日)
この作者さんめっちゃ好きです。
今回は連載第1話っぽくてよかったですね。
・『2037年4月3日のこと』エネワルド
(月刊コミックゼノン2024年6月号掲載2024年4月25日、ゼノン編集部5月31日掲載)
・『都州くんの転身事情』四谷啓太郎
(コミックバンチKai掲載、2024年5月24日)
相変わらずフェチがキレッキレですごい!
・『世界は彼がヒーローでないことを許さない』福田秀
(となりのヤングジャンプ掲載、2024年5月31日)
・『どくしん書店員』澤シーヤ
(となりのヤングジャンプ掲載、2024年5月17日)
心の声が聞こえてしまう書店員の青年と、いつも本を買い間違えてしまう女子高生の書店の中だけで繰り広げられるコメディ、かと思ったら…。
一歩先へ踏み出せるようなラストがよかったです。
・『転生した詐欺師、ふわもこになる』谷口菜津子
谷口菜津子先生の、ふんわりしつつチクチクして満たされる感じ好きです。
・『14才』ほしつ
まさに14才。人魚に出会っても見てしまうところは。
ほしつ先生すごく好きです。
・『かわいいがいっぱい』伏見茂樹
(コミックバンチKai掲載、2024年5月17日)
自分以外のものさしに頼り、血肉にしないまま依存してしまったことで現在地を見失ってしまうのがなかなかつらい。
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「朝日中高生新聞」でのマンガ紹介連載が4月から始まりました!
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