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落合陽一「2030年の世界地図帳」〜要約〜

日は、狐です。
本日お勧めの本はこちら。

2030年の世界地図帳

落合陽一さんが世界と未来について書かれた11万部突破のベストセラーです。個人的に落合さんの研究や人柄は凄く好きで発売前から凄く楽しみな一冊でしたが世界の問題点を的確に指摘する本書は流石の一言でした。

今回は章ごとに要約と感想織り交ぜて書いていきますね。
では内容に触れていきます。

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2020年の現代ではインターネットによるセンセーショナルな話題に一喜一憂する人で溢れており、その中で立ち止まって未来について考えることや、自分の将来の計画をじっくり練るのは難しくなる可能性があると本書では述べています。

ものすごいスピードで大きく変化する時代にこそ「未来を俯瞰する力」は必要になるそうです。

さらには自分の視点を確立し物事を見る力も必要になるでしょう。


メディアの仕事は真実の報道ではありません。
ここは私も激しく同意した部分ですね。

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テレビの情報を鵜呑みにする人は減ったかもしれませんが、
まだまだ当たり前の様に信じてしまう人が多すぎます。

情報が民主化された今の時代こそ正しい情報を選択し自分の価値観で紐解き思考する力が試されるのです。


まず大前提として、国は国民が思考停止するようにあらゆる方向から仕向けてきます。ネットフリックスを見てタピオカを飲んで1日満足してくれる人が、増えれば増えるほど思考は止まり洗脳しやすくなります。 

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国からみたらそりゃ儲けもんなんです(笑)
この機会にこれからの未来に自分は何が出来るか。

この一冊から未来予測を学び、
思考停止を突破し行動指針のきっかけを作ってみましょう!


〜テクノロジーと人口から未来を俯瞰する〜

今日の日本は、友人との連絡はもちろん、ニュースチェック、日用品の買い物、タクシー配車や晩飯検索に到るまであらゆる生活が情報テクノロジーの上に成り立っています。

今後その影響範囲はさらに広がり、自動運転やVRなど、さらに生活インフラに深く関わってくるそうです。


つまりは、情報テクノロジーの未来を予測することは来るべき社会の構造や権力を予測することにもつながってくるということです。

そしてどこでどのように発展するかを予測するのに欠かせないのが
「人口動態」


隣国中国の急激な成長を目の当たりにした日本こそ経済成長に関わる大きな要因であることは理解できているはずです。

まずはテクノロジー。
ここでは「食料」という観点から見てみましょう。

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ほんの数十年前までの日本は生きるための「食」に時間と労力を要する人が大多数を占める時代もありました。
現代はもう違います。

栄養のある食料を十分に得られるようになりました。

それによって逆に先進国では、食品の食べ残しや売り残し、廃棄等の「フードロス」があらたな問題も発生しています。


この問題に対応していくため食品はなんと「デバイス管理」によりコントロールされていくとされています。


IoTデバイスやAIによって生産量や流通量を自動的にコントロール!

食品の腐敗や劣化の割合が激減しコストダウンすることがもちろん、
食卓に上る食品がどこで製造されたのかを
消費者は正確に追跡することができるようになるとされています。

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さらには生産段階である農業にも自動化や測位技術を使用し管理する「スマート農業」が普及していき、農業現場は無人の大工場となることも予測されているんです!

これがわずか10年後の未来図の一例です。
この発展からあなたはどのような未来を想像することができるでしょうか?


このように日本のような先進国で次々に起こるテクノロジーによるイノベーションは開発途上国に展開されていき、食料分野では飢餓の撲滅や栄養のある食事の提供を実現、医療分野でも発展途上国での健康や予防が確率され2040年には人間の平均寿命も100歳に到達する予測も出されています。

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いつしか老化のメカニズムが解明される日も来るかもしれませんね。
 
次に人口から未来予測をしてみましょう。

現時点で世界最大となる約14億人の人口を誇る中国ですが、今後10年以内にピークを迎え2030年頃には日本のように少子高齢化社会に向かっていくと予想されています。

そこで中国に変わり世界一となるのが「インド」です。

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ちなみに補足。
国は豊かになればなるほど、一世帯あたりの子供の数は減ります。

理由は二つ。

一つ目は子供の死亡率が下がるためたくさん産まずとも成人を迎える確率が増えたこと。

もう一つが生活水準向上により、子供の手を借りずとも家族が生きていけるようになったこと。

子供を産むことが投資だった時代は終わり、どれだけ子供の未来に投資することが出来るかを考えるようになったため、おのずと子供の人数は減っていきました。

これは国や宗教、文化が違えど基本的には同じ傾向が見られる事実です。
つまりは日本の家庭にあるような子供の進路や理想の未来のお話は世界の各地で起こりつつあるんですね。


 さて話を戻しインドの話です。
とくに注目されているのが「人口構成」。

13億人の人口のうちなんと半数を25歳未満が占めています。

さらに今日のインドはシリコンバレーのIT企業が次々とインドに拠点を移しています。

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なぜ中国ではなくインドなのでしょう?
その背景の一つはインドの地理的な要因です。

アメリカのちょうど反対側に位置するインドの時差は約12時間。
つまりシリコンバレーが夜になる頃にインドは朝を迎え、この時差を利用し仕事をリレーすることでノンストップでの開発を可能にしました!

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さらに英語が公用語で人件費も安くコールセンター業務としても多くの企業が担っています。


そしてこのインドの後ろに控えるのがアフリカ諸国です。2000年代以降爆発的に携帯電話が普及しており、なんと2021年にはアフリカの8割の地域で3G/4G回線が利用できる見込みが立っています。

今まで虐げられてきた人々はインターネットによってアフリカに「自由」をもたらし、SNSにより世界に向けた発信力を手にすることになります。

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このように今まで発展途上だった国で急速にイノベーションが起きています。我々と同じ情報にすぐアクセスし皆スマホを持ち始めているのです。


先進国が長年かけて培ってきたもの技術は僅か数年で世界に急速に広まっていくでしょう。テクノロジーによって世界の境界はすべてなくなりました。
そんな中、先進国では国内格差はさらに広がると予測されています。

より個の力が求められる時代にどんどん拍車がかかるでしょう!

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〜今後の世界の発展から予測する日本の未来〜

ここからはSDGsやITテクノロジーを牽引する国の動きから日本の社会がどう変わっていくべきかを予想してみましょう。

まず一つ目。
発展の先を鮮明に捉え予想されている「限界費用ゼロ社会」です。


限界費用とは生産するための土台は全て完備され生産した後に、追加生産するための費用を指します。
パンで例えるとパンを一つ追加生産するためにかかる小麦粉費が限界費用です。工場建設費やパンのレシピ開発費などは含まないと考えてください。

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そしてデジタル関連ややインターネットにおいては基本的に 限界費用はほぼ0円で生み出せるのが現代です。
このような時代に消費者目線では何が起こるか。

それは社会を牽引した「所有」の原理が大きく変わること。


所有のわかりやすい例でいうと家や車、家具家電ですが、スマホを持っている人はWebサービスやアプリケーションも所有していることに該当します。

日本の高度経済成長を支えたのはまさにこの「所有」の原理であり資本主義社会の根底にあるものでした。
そして今、「所有」の原理に打って変わって駆動しているのもの。

それが「共有」です。
その兆候はすでに現れ始めています。

その代表格はサブスクリプションサービスです!
一昔前は音源や映像はそれぞれ購入して経済が回っていました。

しかし今はデーターベースを使用する権利を買うことで数千万の音楽や映像作品を利用することができます。

もはや自分たちが音楽を「所有」しているとは感じることもないですよね。
 

このように様々なコンテンツがソフトウェア化し今後も限界費用ゼロ化の実現が予測されます。
社会や産業においてゼロ化が進むと、次の矛先は「エネルギー産業」になるかもしれません。

今後も限界費用開発は、この限られた資源の地球で何世代と人類が生きていくためには必然的に求められるものとして世界規模で開発されるものになるでしょう。

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そして「所有」から「共有」の時代へ。
この考え方の転換は人の意識に大きな変化をもたらします。

資本主義による消費と所有の欲求にかられた精神は、シェア型経済が推進されるとスムーズに共有する精神が形成されます。

これは他者への「共感」が根底にある新たな価値観です。
こうして「所有」を競う社会から共有型経済における「共感」を重視する社会へ移り変わること。

これこそアメリカンデジタルが予想する一つの世界の姿です。
日本はシェアリングにおいては後進国です。

普通の生活上からはなかなか想像できない未来像に思えますが、近年発展している国ではこの共有と共感の概念は浸透している国も多く見られます。

ニュースで報道される内容がその国の全てではありません。
世界各地ではどんな進歩が起きているのか、
見回してみてはどうでしょうか?


現代はお手元のスマホで今すぐに出来ますよ!
素晴らしい時代に私達は生まれたのです。

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終章
 今この瞬間にも世界各地でで「SDGs」の実現が推進されています。
この「SDGs」とは、今生活している私たちの欲求を満たし、且つ将来の世代が必要とする資産を損なうことがない社会の実現。

これを「持続可能な世界の実現」として定めた、2030年までの世界共通の目標です。一見自分には関係しないと思うような大きなテーマに思えるでしょう。

どれだけの大国でも一国では達成できないためこの世界共通目標が定められています。しかしまず一歩として、今世界では何が起きているか、何が進歩しているかを正しく捉えて紐解いていくことは出来ます。

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日本では毎日メディアの報道で気持ちが暗くなるような報道ばかり目にしますよね?
それは大きな失敗こそ注目されやすいから報道しているだけです(笑)

実際は世界各地で様々な小さな進歩があります。
その進歩はやがて大きな進化になるものですが、メディアはいちいち取り上げてくれません。

51019267-web-と情報グラフィックの社会的ネットワークとチームワークの概念。通信システムと技術。

自分から情報を取りに行き
正しく選択し本当の世界の姿を捉えてみましょう。

そこから全ては出来ずとも何が出来るかを考えてみてはいかがでしょうか?

誰かを応援することだって、
立派な一つの世界貢献になることだってあるんです!

事実に基づいて世界を見ると世の中はそれほど悪くないと思えてきます。

そしてこの知識のアップデートと思考の繰り返しは
死ぬまでやる必要があります。


そして楽しんだもの勝ちです。共有、共感したもの勝ちです!

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周りの人に共有したり発信したりするとさらに面白い気づきも出てきます。

落合さんは身の回りの気づきと向き合ったら、
気づくとそれはSDGsに関連していたそうです!


思考停止している暇はありませんね!
まずは一歩から。自分には何が出来るかを主体的に捉えてみましょう!

私は是非本書を購入し読まれる事を強くお勧めします。

2030年の世界地図帳

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