多様性を大切にするとは、オールスターチームを作ることではない!っていうけどw
「姫、昨日のクラファンですが、2日で目標額を達成したそうですよ。」
「よかった。直接、間接にも関われないので、この程度の宣伝しかできないが、ちょっとは力になったのなら、やはり嬉しいのう!」
「世界が多様なまま、多様に進歩していけると良いですよね。」
「なかなか難しいよな、合理的とか、最適とか追求すると、なるべく、みんなおんなじでいてくれよ!ってなるからね。」
「ふむ、それの方が良いって思う人の方が多いんですかね!?」
「そういうこともあるけど、”多様性”って言葉の意味がそもそもあんまりうまく理解されていないんじゃないかなぁ・・・。」
「なんとなく、今現段階で花開いている様々なスターたちを一堂に集めて、それこれ全部認めましょう!ってことだと思っているような気がしますね。」
「スターだけでなくてもいいんだけど、今、現象の表現として現れていることだけを全部集めてもそれは多様性を大切にしていることにはならない。」
「ん?よくわからないんですけど???」
「今現れているものっていうのは、メジャーなものも、マイナーなものも、ある時期、ある必然があって、この世に表現されて出てきたものじゃろ???」
「それはそうですね。まあ、人工的なモノも、自然なものも含めて、表現された、現れ出てきたってことは何か必然があったんですよね!?!?!?」
「うむ、しかし、現れてきたってことは、現象として表現されてきたってことはそもそもそのための芽ようなものは、もっとプリミティブにあったはずじゃよな。」
「まったくの”無”であっては、そもそも何も出てこないですよね。」
「萌芽のそのまた前の未分化の混沌としたカオスの海のようなところに、様々なタネがあるんじゃよ。それこそが、多様性の素(モト)、というか、多様性そのものじゃよな。」
「なるほど、そのような芳醇な”海”のようなところに、その未分化だけど、様々な萌芽のそのまた芽のようなものがたくさんあればあるほど、多様性が大きいというわけなんですね。」
「それこそが、表現の形として出てくる前のもっと大切なものかもしれんのじゃよ!?」
「自然にそうなっているような気がしますけど・・・。」
「いや、違うな。割とそうだと認識しても、一見、なんの役にも立ってない未分化な様々ってのは、見た目だけではな、本当に役に立たないものとか、どうでも良いものと見分けがつかないからの!www」
「なるほど、少なくとも社会のレベルでは、結構意識的にそういうものを多様性として認識して、ほっといてあげるような余裕も必要ということですかね???」
「そういうことになるね。効率だけを重視するとか、合理化することだけを金科玉条のごとくほうじ奉ると、将来への大事な芽を摘み取るという風にいうと、現実レベルでもわかりやすいかもしれない。」
「しかし、現実の、例えば、環境がドラスティックに変わるとかいうことが実際に起こるまでは、何がそうかはわからないですよね。」
「そもそも、環境自体がどう変わるかも予想できないことが多いね。」
「結局、その未分化の発展・進化の芽っていうのを長い目で見て、なるべくたくさん取っておいたほうが、適応力が高く維持できるってことになりますよね。」
「そう、同じようなことだけやってる集団で、価値観が一つだと、環境が激変すると、一網打尽に滅びるね!」
「実際、生命体レベルでも起こっているんでしょうけれど、社会的なレベルへの比喩としても、意味がありますよね。」
「社会の許容度とか、価値観の多様化というのは、本当はこういう意味で考えるべきものなんじゃよ。」
「なんか、すべて、逆の方向に向かっているような気がしますね!」
「なるようにしかならないのが社会の法則かもしれんけどな。まあ、言ってみたぞ!」
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