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つち と つながる

ものすごく久しぶりに
裸足で 歩いた

海によく行く人や
自然が近くにある人にしてみたら
なに言っちゃってるの
なのかもしれないが

私はまあ身体の都合上
両足裏側にお豆さんが常にあって
それは脱臼している足指を補うために
身体が自然とそうなって
勝手に変化してくれるのは
それはそれですごいなぁと
思ったりするのだけど
とりあえず 痛い

歩くのが痛いもんだから
年中クッション性のある靴下をはいていて
これはもうこういうもんだと
思っていて

裸足で歩くのは身体にいいと知っていても
まあそんなこんなでなかなかで
今までも大きな公園とかの芝生で
ちょこっとだけ試してみたりしたけど
やっぱり痛いもんは痛いなあと
そんな感じだった

ふと立ち寄った所に
何やら気持ち良さげな芝生が広がっていて
大きな樹によっかかりながら
根元でぼけーっと座っていた

なんだか急に裸足になること想いだし
裸足で芝生に足裏つけて
そのまましばらくぼけーっとして

樹から伝わってくるイノチの感じと
足裏から伝わってくるイノチの感じが
ものすごく心地よく
このままここで眠りたいとか
思ってみたりして

陽も傾いてきたから
そろそろおいとましなきゃなと
よっこらしょと立ち上がり
なんだかそのまま
あそこに見えるベンチまで
歩いてみようかしらと
そんな気がわいてきて
両手で靴をぶらぶらさせながら
そろりと芝生の上を歩いてみた

   痛くない

痛くないのよ
裸足なのに

ふかふかの芝生の上に
落ち葉がいっぱい落ちていて
それもみんな柔らかくて
どこを踏んでも
痛くないのよ

たかだか数十メートルだけど
本当に久しぶりに
裸足で「歩く」をして
しかも痛みがなくて

私にとっては
かなりの衝撃で

歩けるじゃん

サポートなくても
ハダシで歩いてるじゃん

なんなの これ
今までは なんなの?

つはーっ
これも 思い込みか

確かに痛いのはヤだけど
前にちょっと試してダメだったからと
そのあと「裸足で歩く」は
頭の中から消去されてた

幾らでも方法はあるじゃん


笑っちゃうのは
いっとき裸足で地べたに足裏つけてたのと
ほんのちょっと歩いただけなのに

痛みが軽くなっていた

足首も 膝も 腰も 肩も
樹に寄りかかる時は
ずずずと倒れ混むようだったのに
これ 立ち上がれるのかしらと
思ってたのに
全くナイわけではないけれど
明らかに痛みは軽くなっていて
なんなら握力も少し戻っていて
可動域も広がっていて


防具やらサポート類やらで
なんとかならんかと
あくせくしたりしてたけど

違ったね
傲りだね

土に 水に
自然のチカラに 源に
もともと借りものなのだから
借りもとの自然のチカラに
サポートしてもらうのが
なによりだった

アーシングだの
グラウディングだの
呼び方はどうでもいいけど
でも
土に直接触れたりすることは
やっぱり自然の一部として
あたりまえに必要なんだね

科学や医療の進歩は素晴らしいけど
おおもとに戻らなきゃなあ

ワタシの中で
何かがゴゴゴと音をたてて
ひっくり返ろうとしている


身体がヨロコンデいるのを
カラダいっぱいに感じた
そんな 出来事だった

愉しき すてきな日

ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。