そこだけ切り取ることは出来ないのだから

ペットボトルがころころと転がってラックの下へ入り込んでしまい　取れなくてどーしようもないから横の物入れをどかして取ることにしたのだけど　その物入れは確か暫く動かしてなくて　引き出し外しながら本体動かしてみたら　無事ペットボトルは救出出来たのだけど　ホコリってここまで大きくなるんだ～と感心しちゃうほどの綿埃がお目見えして　その後結局その場だけ大掃除並みのお掃除になっちゃった

こういう事は結構あって　いつからかこういった時のポジティブ変換がやたら早くなって今回も　あーここに溜まっていた大埃お掃除するためにこーんな奥までペットボトルが転がってくれちゃったんだなあ～　と裏側の吹き掃除までしながら勝手にありがたくなちゃっていた

だってこの物入れ動かさなきゃ　ここまでホコリ溜まってたなんて知らなかったもの

今までもコーヒー粉床にぶちまけてしまい　そのままだとくっついてしまうからと物を色々動かして奥までお掃除したら　探していた物がそこに落ちていたりとか　何か　やっちゃった！　という出来事があっても　それがあったお陰でこうなったっていうのが殆どだから　ならば考えかたをちょっと変えると　それを見つける為にとか　それに気づく為にとか　そういったものに繋がる故に今目の前の　やっちゃったなあー　という出来事が起きたのかと　それを真剣にフツーに信じられるようになって来て

そうすると　起きている出来事すべてが後になれば「よかったなぁ～」に繋がっちゃうから　目の前のその時は　へ？　と思える出来事でも　「あ～今の私には分からんことかー」と　今の私　には分からないけど　いつかの私　がきっと分るんだろうなーと　そこを信頼出来るようになっちゃう

そうするともう　一瞬「やっちまった！」と思うけど　それがヤな事にはならなくて　淡々と　その時の私　が出来る限りのことをやって　後はその流れから紡がれていく出来事を　その時の私　がまた行動する　という流れになっていく

私がその時々やってはいるけど　私が悩んだり考えたりしてどうにかしようとコントロールしようとはしていない

だってそもそも起きた出来事がそうしようと思って起きたヤな事じゃないし　出来事をコントロールなんて出来ないのだから

じゃあ　その時々やっているのは私の意志でしょう考えてどうにかしようとしてるでしょうとなるかもだけど　それはそれ迄の経験知識から　どうやったらいいか　を引っ張り出しているだけで　どうにかしようとコントロールしている訳じゃない

そうやって小さな事だし細かい事だけど　ひとつひとつちゃんと　その時起きている事　を誤魔化さずに真正面から観てみると
私がやってきたと思っている全ては　私が成し得たことではなくて　単に出来事の繋がりご縁が繰り広げられているだけだったんだなーと観えてくる

そして　私がやってきた　と　思っていただけだった　と見切れる

思っていただけだった
つまりは　実体のない思考だけのもの

だったら
実体のないそんなものに
いつまでも振り回されてなくてもいい

だって単なる　頭の中の出来事　なんだもの

私がやらなきゃ
私が頑張ってきた
私はそう出来なきゃいけない

そんな頭の中の出来事に
よりかかる必要も握りしめる必要も
ましてや
わたし　というものを
明け渡す必要もまーったくない

私が　自分が　というその思考は
単にこの身体というものに紐づいている
仕組みのひとつでしかないのだから
思考を　私のもの　として
自分のごとく持ち運ぶ必要は　ない

だって
私のもの　という　それも
思い　でしょう？
思考でしょう？

思っていただけ　でしょう？

根本への
カウントダウンが始まっている