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AirPods Proの砂嵐にうちひしがれメルカリで解決した

またやられた。愛用のApple製品の不具合に直面するたびに神経をすり減らす思いです。また同じことが起きたら思い出すように書いておきます。ワイヤレスイヤフォン、AirPods Proの雑音問題です。

私がAirPods Pro(第1世代)を購入したのは2020年3月。新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークやオンライン会議が本格化し始めた頃で、それが理由だったかもしれません。

それより前は何を使っていたんだっけ・・・?と記憶をたぐると、iPhone付属のイヤフォンでした。iPhoneにイヤフォンが付いてきた時代をすっかり忘れていました。

それはともかく。購入して3年ちょっと、2023年のゴールデンウィーク頃から、イヤフォンを着けるたびにストレスを感じるようになりました。右耳に入れると最初の30秒ぐらい、ザーザーという不快な雑音が入るのです。「airpods pro 雑音」と検索してみたら・・・ああ。Appleもイヤフォンの雑音問題を認識しているではありませんか。

Appleのサイトにはしれっとこんなことが

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ごく一部の AirPods Pro に音の問題が起きる可能性があることが判明しました。この問題が確認されているのは、2020 年 10 月より前に製造された AirPods Pro です。
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ごく一部って。私のは2020年の10月より前に買ったので、これなんじゃないか?と勢い込んだのですが、このページの最後に、さらにこんなことも。

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本プログラムは、対象となる AirPods Pro に対し、その最初の小売販売日から 3 年間適用されます。
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購入してから3年と2ヶ月ほど過ぎていました。が、気を取り直してとりあえず聞いてみようと、サポートサイトへ行き、チャットにたどりつきました。症状を書き込み、左右の症状の違いやiPhoneのiOSは最新版か、リスタートはしてみたか、など一通りのことを聞かれ、では有料になりますが、修理できますけどどうしますか?と言われて、正規サービスプロバイダに持ち込むことになりました。

・・・が、私はそれから半年以上、イヤフォンを修理に出しませんでした。なぜかって、30,000出して買ったイヤフォンにこんな不具合が出て、交換プログラムに該当しないことにちょっと頭に来ていたからです。それからは迷走の数ヶ月。「べつにAppleじゃなくていいんじゃないの?」と他ブランドのワイヤレスイヤフォンを買って試すも、装着感やデザイン、サイズ感が気に入らず、メルカリで売り飛ばしてまた新しいのを買う繰り返し・・・。

「初心に帰ろう」と思ったのは、年末にコロナ禍以降初めて乗った飛行機で、Appleではないイヤフォンのノイズキャンセリング機能が物足りなかったとき。また別のを買うためにリサーチしなきゃ・・・と思うと心底うんざり。数ヶ月ぶりに耳に入れたAirPodsのザーザーという砂嵐音はさらにひどくなっていて、両耳とも、全然使えない状態。多少お金がかかってもいいからAirPods Proを修理してもらって使おうと決意したのでした。

そして修理店に予約を取り、勢い込んで行ってみたのですが。

お店の人がAirPods Proを受け取った瞬間、顔を曇らせて「有料になりますし、けっこうかかりますが・・・」と言うのに「わかってます。調べてきたので」と返し、症状を確認してもらうことに。

15分ほど待って呼ばれると、お店の人はさらに暗い表情で、「両耳とも雑音の症状が確認されました。保証が切れているので有料になりますが、修理はできますのでご希望であれば。コストは」とそこで一息つき、「16,000円ほどです」。

ネットで調べた感じもそのぐらいだったので、まあしょうがないなと思ってそう言いかけると、

「片耳で」。

はい?じゃ両方修理すると?

「32,740円となります」そしてちょっと明るく、「あ、でも、充電器は問題ありませんでした」

私が3年前に買ったのは両耳のイヤフォンと充電器込みで30,000円あまりだったはず。そのうち充電器は問題なくて、イヤフォンだけ修理してもらうと32,740円かかる?

「新しいのを買った方がいいんじゃ・・・?」と言うと、

「はい、今出ている第二世代はノイズキャンセリングの機能も向上していますし」

新しいのは、アップルのオンラインストアでは2月26日現在、税込39,800円で売っています。でもそうすると、問題ないという充電器が余ってしまう。

充電器抜きで、イヤフォンだけって買えないのでしょうか?そりゃー、修理するより安いってことはないでしょうが。新品が買えるのならその方がよくはないか。

と思ってまたAppleサポートへ。チャットで、もう技術の方に見ていただいて有料で修理できるという情報はもらっているので)、修理をしてほしいわけではなく、イヤフォンだけを買うという選択肢について聞いたら、

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(イヤフォンだけの)ご購入のお手続きができかねる状況となっており、修理のご案内となってしまいます。
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やっぱり、充電器とバラでは売らないということなのですね。

それでもあきらめきれず、最近、目につくGoogleの生成AI、Geminiに聞いてみました。AirProds Proのイヤフォンだけ(充電器なし)って買えないの?

すると、

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新品を購入する場合:

  • Apple公式サイト: 片耳のみの販売は行っていないようです。

  • 家電量販店: 一部の店舗で片耳のみの販売を行っている場合があります。価格は**11,880円(税込)**前後が目安です。

  • オンラインショップ: Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで販売されています。価格は販売店によって異なりますが、**11,880円(税込)**前後が目安です。

中古品を購入する場合:

  • メルカリ: **7,000円〜9,000円(税込)**前後

  • ラクマ: **7,000円〜9,000円(税込)**前後

  • ヤフオク!: **6,000円〜8,000円(税込)**前後

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というお返事が。

調べてみるとGeminiの言うとおりで、イヤフォンを片方ずつ売っている場所はけっこうあります。私はメルカリで、充電器を紛失し新品を買ったためにイヤフォンが不要になったという方から、両耳のイヤフォンを10,000円ちょっとで譲っていただきました。もちろん、製造時期が2020年10月より後で(2023年購入とのこと)、雑音など不具合がないことを確認の上で。こちらもそのうち不具合が出て買い替えることになるかもしれませんが、とりあえず今のところは満足です。

ここから先は余談ですが、Apple製品を使っているとこんなことがよくあります。洗練されたデザインにさすがの性能。まあまあ高かったけど買ってよかった・・・と思いながら過ごしていて、ある日ふと気がつくのです。Macbookのキーの反応が悪いような気がするとか、iPhoneのバッテリーの減り方が尋常じゃないとか。まさか不具合?そんな、買ってまだそれほど使っていないのに?他ブランドの同等のものよりずっと高かったのに?

右耳に雑音が聞こえ始めた当初は、私はこれは不具合ではないと思おうとしていました。「はじめからこうだったんじゃない?」とか。30秒ぐらいの雑音、我慢できるし、と自分に言い聞かせます。そうやってしばらく使っているうちに、左側にも毎回ではないのですが時々雑音が出始め、それでも我慢して数ヶ月使っていましたが、ようやくググってみてオンラインに似た話がたくさんあることに気づいたのでした。

そしてああやっぱり、(気のせいではなく)不具合なんだとがっくりし、またAppleカスタマーサービスとのやりとりをするのか・・・としなければならないのかと暗澹たる気持ちになります。

これまでいくつのApple Store(ジーニアスバー?)や、正規サービスプロバイダ、Appleお墨付きではない修理店にMacbookやiMacやiPhoneやiPod(古い!)を持ち込んだことでしょう。

数年前、Macbookが充電しなくなり、コロナ禍の最中でアップルストアの入場制限があったのでしょう、持ち込み修理の予約がなかなか取れなかったことがあります。仕事にも生活上も困るので、思いあまってすぐに見てくれるという非正規修理店に行きましたが、残念ながら解決せず。何日かたってようやく予約できたアップルストアに持参すると、テックの人が一目見て

「これ、うちじゃないお店で開きましたね?」

と返されてしまいました。

さらには、正規店ではやらない修理が施してあるので、「発火するかもしれません」。

一度でも非正規の店に持ち込んだ製品は、正規店では見てももらえす、当然修理もしてもらえないということをそのとき知りました。その上、(罰が当たって、というわけじゃないでしょうが)火が出るかもなんてことを言われ、これからの人生、何があってもApple製品はアップルストア(か正規サービスプロバイダー)以外に持ち込まないと心に刻んだのでした。

充電はできなくてもチャージャーをつなげば使えるMacbookでしたが、夜中にラップトップが炎上する夢を見たりして、恐ろしくなって早々に買い替えたのはいうまでもありません。

トップの画像は、生成AIに「犬型ロボットがワイヤレスイヤフォンで音楽を聴いているイメージを」とお願いして描いてもらったものです。

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