‟ノーサイドはそこで終わってしまう、KiteRa Allはずっと続いていく” CFOインタビューvol.1
こんにちは!
KiteRaHRユニット統括の小林です。
HRユニットでは、KiteRaのカルチャーを社内外に発信するための取組みを行っています。KiteRaのカルチャーについて、取締役の3人にインタビューしていくシリーズの第二回目。
今回は、取締役CFO中山 克哉さんへインタビュー!
中山さんにKiteRaのMission・Valueへの想いを語っていただきました。
―まずは中山さんのご紹介から
1965年生まれ。奈良県出身。大学を卒業後、証券会社にて主に法人サポート事業に従事。
その後、当時のJASDAQ上場企業に転職し、東証2部上場、東証1部指定替えプロジェクトのリーダーとしてディールを達成。経営企画部門の責任者としてIR、予算統制、法務コンプライアンス、資本政策を担当。在籍12年で時価総額100億円から1,000億円へ到達。
2021年KiteRaにジョインし、2022年9月より取締役CFOに就任。
―Missionについて
安心して働ける世界をつくる
小林:KiteRaの社会的使命として、当社は創業当初からMissionを大切にしています。中山さんにとって‟安心して働ける世界をつくる”とは?
中山さん:Missionとしては明快なメッセージですよね。これを社会に広めていこうとするのであれば、まず自社で体現していかなければならないと思っています。
小林:まずはKiteRaで安心して働ける世界を実現していくということですね。
中山さん:KiteRa自体が先行モデルとして、Missionの実現に向けたチャレンジを健全にしていかなればならないと考えています。
小林:前職でもMissionはありましたか?
中山さん:ありましたよ。前職のMissionは、トップが組織を引っ張っていくための道しるべ、という位置づけあったと思います。リーダーシップを支えるものとしてとらえられていましたね。
小林:KiteRaにジョインされて、Missionの位置づけの違いを感じられましたか?
中山さん:そうですね、KiteRaに来たときにまず感じたのは、Missionがみんなのものとして浸透しているなと。社内の一部に向けたものとしてではなく、納得感をもって一人ひとりに腹落ちしているなという印象を受けました。
次なるステップとしてこれからのKiteRaに必要だなと思うのは、‟安心して働ける世界とは何なのか?”を全社員で問い続け実現していくことではないでしょうか。
―Valueについて
Missionを実現するための社会に対するKiteRaの行動指針として、3つのValueがあります。Valueそれぞれに対する中山さんの想いを伺っていきます!
Wow
小林:中山さんにとっての‟Wow”とは?
中山さん:お客さまの満足のために努力を惜しまないことです。
前職のコンタクトセンターでは、Zappos社(アメリカのアパレル通販サイト)のコアバリューを参考としていて、中でも一番大事にしていたのが、Deliver WOW Through Service-サービスを通じて感動を届ける-でした。
そういう意味では、もともとWowへの共感はありましたね。
例えば、単に‟1時間で5件の顧客対応を処理する”ということではなく、お客さまにとことん向き合って対応するという考え。
Zapposのコアバリューは10個ありますが、その中でもWowっていいなと思っていました。
小林:なんと偶然!前職でもWowという考えを大切にされていたとは。
画一的な対応ではなく、お客さまにとことん向き合う、だからこそ感動を届けられるということですね。
中山さん:とはいえ、コンタクトセンターは受託事業であるが故、Wowの浸透は難しい部分もありました。
小林:KiteRaではどんな場面でWowを感じますか。
中山さん:プロダクト・セールス(レベニュー)・コーポレート、それぞれの部門がお客さまの本質的な課題をつかみ、期待を超え驚きを生むサービスを提供することに向いているのが素晴らしいと思います。
当社のようなSaaSモデルは、一部門だけがWowを届ければいいというわけにはいかないですからね。
プロダクトが素晴らしくとも、セールス(レベニュー)がお客さまに向き合っていなければWowは生まれないし、 プロダクト・セールス(レベニュー)が完璧でもコーポレートで不遜な対応をしちゃえばWowじゃないですよね。そういった意味で全員で作り上げる価値観だと思っています。
加えて、お客さまにWowを届ける上で難しいなと思っているのは、お客さまの期待値が普遍的なものではないということ。
お客さまの期待値って変動してしまうもの。
お客さまの求めているものに向かってチャレンジしていくんだ!その意思を強く持ってプロダクト提供していく必要があると思います。
KiteRaの全部門がお客さまの満足のために努力を惜しまないこと。
正しいモチベーションの連鎖をしっかりつくっていかないとWowは届けられない。WowとKiteRa Allはつながっています。
小林:たしかに!Wowを届けるためのKiteRa Allですね。
KiteRa All
小林:続いて、‟KiteRa All”について伺っていきます。
中山さん:私が考えるKiteRa Allとは、KiteRaのどの部門であってもお客さまと向き合っているということです。
例えば、私の管掌しているコーポレートユニットはいわゆる管理部門ですが、お客さまと向き合っているという意識を持つべきと考えています。
プロダクトユニットやレベニューユニットの皆さんがお客さまのためにどれだけ努力しているのか、共鳴していかなければいけないと思います。
それが無ければ、Respectが欠けてしまう。
小林:KiteRa Allは、KiteRaのSpiritのひとつであるRespectにもつながっているということですね!
中山さん:仲良しこよしで波風立てないことがKiteRa Allという意味ではないと思うんです。
もしかしたら、KiteRaの社員の中にもRespectも大事だからストレートに要求を言ってはいけない、そう思っている人がいるかもしれないですね。
ビジネスの場面で議論したり、論戦したりするのは健全なことで、その後、わだかまりもなくやっていけることがKiteRaAllではないでしょうか。
正々堂々としっかり議論する、それでお互い納得して決まったらKiteRa All。
小林:ラグビーでいうノーサイドということですか?
中山さん:それはちょっと違いますね。
ノーサイドはそこで終わってしまう、KiteRa Allはずっと続いていく。
そういうものだと思います。
Ownership
小林:最後に、中山さんが思う‟Ownership”とは?
中山さん:会社、組織の中で起こっていることがどういうことなのか、向き合って考えて行動することですね。
どの立場にある人間も会社に何かしらの影響を与える可能性があるということを一人ひとり考えてみることって、大事だと思います。
意見を言ってみる、アドバイスをしてみる、議論をして納得感を得る。
自分はこうだから、言ってはいけないのでは…そういうことじゃない。
もちろん、役職に応じた責任の範囲はあります。
その上で、「どんなことでも」の持つ意味は何か?ということです。
疑問に思ったこと、わからないことをわかった風にしない。
波風立てるから聞かないというのはOwnershipがないですね。
KiteRaの皆さんはまだ少し遠慮しがちなところがあるかも。
まだまだ伸びしろはあると思っています。
皆さんのOwnershipに期待しています!!
―Mission・Valueへの想い
最後にお伝えしたいこと―
ValueってWow・KiteRa All・Ownership一つひとつが独立した要素ではないと思っています。
それぞれが関連し合い、刺激し続けていくものじゃないかなと。
KiteRaの状況そして社会情勢に応じて形を変えていく三角形のようなもの。
Valueを立体的に表現するとしたら、‟矢じり”のようなものなのだろうと思います。いかに形を変えようと、常にMissionを指し示している。
そういった意味で社会との約束としてのValueを定着させる努力は惜しんではいけないと感じていますし、私自身も実践していきたいと考えています。
―中山さんありがとうございました!
小林:中山さんにKiteRaのMission・Valueへの想いを語っていただきました!
‟ノーサイドで終わることなく、KiteRa Allであり続ける”
このインタビューがラグビーワールドカップ開催時期であったこともあり、ノーサイドってKiteRaのカルチャーに近いなと思っていたところ、中山さんの言葉にハッとさせられました。
KiteRa Allは終わることなくずっと続いていくものですね。
‟Valueは相互に関連し合い刺激し合う矢じりである”
Wow・KiteRa All・Ownershipいずれも欠けることなく、時に二等辺三角形にになったり、また正三角形に戻ったりしながらも常にMission実現に向かっていく。
中山さんのMission・Valueへの想いに胸が熱くなりました。
次回はインタビュー第二弾として、中山さんにKiteRaで働くみんなが大切にする精神、Spiritについてお話を伺います!
当社は今後の更なる事業拡大に向け、新たな仲間を募集しています。
KiteRaのMission、Valueに共感していただける方、ぜひご応募お待ちしております!
取締役インタビューシリーズ第一回
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