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【体験や学びが視野を広げる鍵になる】

 今までは発酵の基礎的な講座ばかりでしたが
2023から 【発酵ランチの会】
など習った後も定期的に集える教室を作って行きたいと準備をしています。

「楽しみです!参加します!」
とメッセージをくださった方々ありがとうございます。
すごく励みになりました。

私は今まで
ワンオペ育児、フルタイム勤務をしながら20年以上主婦としてお台所に立ち、お弁当作りも20年欠かさず勤めさせて頂きました。

元々料理好きでしたが
ちゃんと学ぶ事もなく自己流で、いかに時短で、なんとなく知ってる栄養が取れて、美味しくなるように、それだけを考えてきました。

当時は化学調味料しか知らなかったし
普通に美味しいと使っていました。

一番忙しい時は
めんつゆだけで全部作っていましたので
醤油も味醂も塩も買っていませんでした。

それはそれでとても良い経験でしたし
それがあったからこそ
本当に逃げ出さずに毎日ごはん&弁当作りを続けてこれました。

だからこそ
自然のうま味を「美味しい〜」って
しみじみ感じる事ができました。

また
「今日は手抜きで!」とか
「今日は余裕あるから丁寧に作ろう」
といったように選択できるようにもなりました。

手作り発酵調味料や本醸造調味料に出逢い
慣れて使いこなしていくうちに
うま味が強く簡単に味が決まる事を体感し
身体、環境、社会にも優しい発酵調味料の虜になりました。

来てくださる方々が
自ら発酵調味料を仕込み育て
醤油をかけるように醤油麹を使い
塩をかけるように塩麹を使い
本物の美味しい 「さしすせそ」調味料の味を知り
日々お台所に立つ楽しみのひとつになって欲しい
という想いで発酵料理教室を続けています。

そして実は
「正しい知識とか正確に作る」
よりも
「知ることで・感じて・楽しんで・自分の心地良いものを見つけ体感していくこと」
を教室の中で一番大切にしています。

手抜きも丁寧も良い悪いでは無く
それぞれの特徴を
「知る」事で「選択肢が広がる」
という体験の場にしたいのです。

選択肢が増えると、視野が広がります。
体験があなただけの知恵を生み出します。

そうなると、型にはまらずアレンジしたり
冷蔵庫に在るものでちゃんと作れるようになります。

土井善晴さんが提唱している
「一汁一菜」

ごはんが炊けて、お味噌汁があって
もうそれだけでも充分だと思います。

日本人は大人になって
「最も学ばない国」と言われているらしく
これは私自身が痛感しました。

40歳まで
仕事・家事・育児に追われ嵐のように毎日が過ぎ去っていきました。

ですが有り難い事に、興味のある事に出逢え
そこからマイペースで学びを深めていくうちに
色んな方と出逢い
色んな場所に行き
色んな体験
をさせて頂き色々な世界を「知る」事ができ
狭かった視野が広がりました。

それは「今現在」もです。

この人すごい!
こんな考え方!
この人どんな人生送ってきたの!?
と目から鱗の日々です。

お客さまからもたくさん刺激を受けており
この仕事を通じて私が一番学び、挑戦し、精進させて頂いていると感じます。

だからこそこの仕事が大好きなのです。

発酵料理教室を通じて
皆さまがそれぞれに過ごす大切な人生の
選択肢のひとつになって欲しいと思い
「私になにが出来るのだろう」
と思いを馳せる日々です。

「こんなこと思いついた!形にしてやってみたい」
と一緒に楽しんでいる風景を想像したら
とても幸せな気持ちになっています。

このような教室ですが
今後ともよろしくお願い致します。

ぷくぷくの塩麹


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