欲しいものは欲しいって声に出して伝える

 先日、Twitterを見ていて思ったこと。
「私は〇〇が好き!」「〇〇が欲しい!」「〇〇してほしい!」
って自分の欲望を周りに主張するのってやたらと勇気が要る。
 それが仕事関連の話だったらさらに言いにくさ倍増の極み。

 給料上げてくれ!
 残業はしない!
 ボーナス出せ!
 休日出勤はしない!
 有休もっと自由に使わせろ!

 これって正当な労働環境であればわざわざ主張しなくても当たり前のように保証される権利なのに、言った方が白い目で見られるのは何なんだろうか。
 あまり日本と他国を比較するのは好きじゃないんだけど、こういう点は遅れを取っているなあ、と思う。

 私自身、転職してから月の手取りが10万近く減ったので、ダメ元で「正社員にして給料上げてくれ」と言い続けていたらその通りにしてくれた。

 こういう要求を通すためには、いかに面の皮を厚くするかがポイント。
 常日頃、いかに真面目に仕事をしているかをアピールしておくのも大事。

 大手か中小企業かによっても反応は変わってくると思うが、私はまず、出社時間の30分前には来て掃除→退社時間になったら即帰るけど仕事はバッチリ終わっている、という姿勢を崩さず貫き通すことによって、時間管理のしっかりした仕事できる人、みたいなイメージを周囲に与えることから始めた。

 雇用形態は契約社員だったが、そこらへんのバイトや派遣となんら変わらない月給で、保険を取られる分こっちが損をする、みたいな額だったので、この給料じゃ割に合わない、みたいなことも普段から何気なく吹聴しておいて、ここぞという時に進言した。

 意見が通らなかったら通らなかったでまた違う仕事を探すだけの話だったので、そういう割り切ってる感も良い方向に作用したんだと思う。
 こうしてほしい、と思ったら、人生ダメで元々、言うだけ勝ちみたいなところあるな、と私は感じた。

 環境によっては上手く立ち回らないと周囲からハブられて四面楚歌になるかもしれない。少しくらい給料が低くても仲良しこよしで仕事していきたい、と思う人は黙っていた方が良いかもしれない、それがあなたの正解だから。あなたにとっては数万の給料差よりも仕事仲間のほうが大事なのだ。

 私はそうじゃない。何よりも金。月収なんて言わなきゃ上がらないのだから言わない理由がない。これは価値観の問題である。

 欲しいもの、ありますか?
 言うだけならタダ。主張したもん勝ちです。
 人生って一回で終わるんですよ。




 


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