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第1回kitan円卓会議 開催報告


「魚津のこと、おしえてください」


という非常にあいまいなテーマで、さらにかなり急な企画でしたが

予想以上にたくさんの方に参加いただきました。

魚津市役所はじめ、現地のみなさまのご協力が本当にありがたかったです。

こうしてみるととても「味」のある空間。

個人的にいちばん大きな収穫は

「こういう会議に人が集まってくれること」でした。


何かをしよう、としている人に対して、冷めた目で見るのではなく

興味や寛容さを以て接していただいている気がします。


そういうものを感じると、さらに「何かしたい」という気持ちになります。


さてかなりの思いつきから始まったこの会議

集まったみなさんに

「魚津のいいところ」

「もうちょっと『こうあってほしい』と思うところ」

など

良い面だけではなくそうでないところも含めて語ってもらいました。


冒頭に、ネット上の報告書などから自分が個人的にまとめた結果を共有したので

それに引っ張られてしまわないかすこし心配でしたが

そんな心配は杞憂におわり、みなさん思い思いに意見を共有してくださいました。


■魚津について、魚津のよいところ

· 食べものがうまい!

· 自然を楽しめるスポットが多い(桃山運動公園、キャンプ場、松倉城跡、等々)

· 季節行事の慣習がまだ残っている(5月の踊り、8月のたてもん祭り)

· 各地区にも神輿があり、祭りの時には出陣する

· 地区内でのつながりが濃い

· kitan規模の古民家は昔はふつうにあった。ただ内部の構造を見てもいちおう「名家」のような世帯が使っていたものと思われる

· 働くお母さんたちの集いcocomama(女性が活躍している)


■ややネガティブな面

· どの地域でも農業はきびしい。大きい農家ほど儲からない傾向にある。

· 魚津の人は自分たちを「閉鎖的」と感じている節がある(部外者からするとそんな印象は受けたことない)

· 冬は寒い。雪が多い(昔に比べると減ったけど)

· 魚津の人は歩かない。完全な車社会。


■魚津に「あったらいいな」と思うもの

· ゲストハウスのようなもの

· 気軽に使える集会所


ここには書き切れてませんが、実際の場では本当にいろんなコメントをいただきました。

ということで、「(地元の人から見た)魚津を知る」という大目的は達成。


話の内容もさることながら、それ以上に「人の雰囲気を知る」という点で

とても有意義な時間でした。


最後に、kitanを企画するうえでたどり着いた水雅としての考え

「自転車」をひとつの芯として進めていく

というものを伝えました。


富山湾岸サイクリングに参加した経験から

景色が本当に良い。自転車で走っていて気持ちが良い。

これは大きな宝だ。

ということで参加したメンバーの意見が一致しました。


今はほぼ車社会で、あまり「街乗り」という感覚がなさそうな魚津周辺。

ただ外に目をやると、「自転車」が持つ市場と人を巻き込む力はなかなかすごいものがあります。

いろんな意味でそれに乗っかりたい、という思いもあり。

自転車なら外から来る人だけでなく中の人も楽しめます。

年齢も国籍も問わず、それぞれの楽しみ方があります。


目標は大きく

「自転車のまちといえば魚津」と言われるぐらいになるように

そして、自転車好きな人たちが最初に訪れるのがkitan…になれば最高ですね


今回の富山訪問で

自分達の方向性をあらためて確認することができました。

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