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コロナで生き残すべき会社とそうでない会社

これってとても難しい話だと思います。

もちろん経営者は自社の延命を考えます。

それは当然です!

従業員もいますし、経営者自身のためにもそうです!

ですが、本当に延命させるためにお金を借りるのが良いことでしょうか? その人に経営者としての素質があるのか? コロナがなくてもやっていけるのか?

こういった↑の記事をみると、こういった疑問が沸いてきます。


私が経営者の方とお話しする中で特徴としてよくあるのが、コロナに関係なく、経営者がプレイングマネージャーとしてうまくいっていた時期から、マネージャー業務に専念といいつつ部下に現場を任せ、実質経営のことは何もやっていない/やれていない、そして、売上がやばい、たまたま直近でコロナがあっただけ、という状況の方も(多く)いるように思います。。。

そういった場合に、経営者が経営者でなく、ただの人(とは言いすぎだけど、結局何もせず、高い役員報酬と接待交際費を使う人)になってしまっていると、なかなかイケてたプレイングマネージャーのようには戻れません。

本人も一度楽した経験があると戻りたくもないだろうし、部下の目もあってなかなか戻る勇気がもてなかったり、プライドが許さなかったりします。


この場合、どうしましょう?

その場合、ただわかりやすく経営改革が必要です。

また、経営者には立て直しのノウハウはないので、ゼロ→イチは良いとしても、マイナスからゼロ、そしてプラスに向かわせるためには、一緒に立て直すブレーンが必要で、しかも、そのブレーンにある程度の権限移譲し、会社を立て直させる、しかも、経営者もそのブレーンのいうことを聞いて、プレーヤーでもなんでもやる、というスタンスが必要だと感じています。

そういう状況は従業員もうすうす(しっかり?)感じるもので、経営者が尊敬できない、ビジョナリーでないと、早かれ遅かれ抜けていってしまいます。

しかも、有力な人ほど早いです(涙)

金融機関が一時的にお金を貸したところで、次を担う人もいなくなっては、本当に延命のみで、時間が経てば本当の意味での死が訪れることになります。


だからこそ、金融機関もしっかりした目で貸す/貸さないの精査はすべきだし、立て直し計画を真剣に見るべきだし、厳しく指摘するべきです!

よくドラマで金融機関が悪者になって金を貸さないシーンがありますが、それはドラマの話で、見立ての甘さは誰も得せず、借りた金で受注した企業くらいなものだと思います。


経営者として本当に意味があることを愚直にやる、それに尽きるのですが、それができないと、借金は膨れ、従業員の雇用は失われ、その経営者はさらに役立たずな人になり、良いことがありません。


さて、来年、再来年、延命した会社が、コロナを言い訳にできず倒産する様が多くみられるような気がしてならないのですが、最近経営者と話す中でも感じる救うべき経営者とそうでない経営者が、実際そうなるのか、外れるのか、すごく興味があるところです(笑)

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