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事業再構築補助金の申請は意外と簡単!? 申請の際に絶対に気を付けるべきこと!

久しぶりの投稿は、事業再構築補助金についてです!

タイトル写真にある通り、実際に事業計画書をかいて、申請してみました!しかも、お客さまの会社2社(笑)

もちろん採択されるかどうかわかりませんが、それでも公募要領も丁寧に書いてあり、ミラサポなどなぜ必要かわからない手順もありますが(笑)、事業計画も書きやすく、申請まで比較的簡単にできました!

ただ、自分の場合、事業計画書の作成は本業のようなものなので、、、

書いたことのない人は厳しいかもしれません!

ただ、経産省の説明動画を見る限りだと、とにかく具体的に書いてくれ、経営革新等支援機関と一緒にやってくれ、と言っていたので、その助言に従ってやるしかないのかなと思います!

ということで、事業再構築補助金について、これから申請する人に何等かのメリットがあることを書きたいと思います!

また、5月10日頃から第2回の公募が始まり、第5回くらいまであるそうなので、助けて!って方は何でも相談ください^^

それと、まずはすぐに取引銀行が認定支援機関であるか確認して、連絡することが大切です!

僕もメガバンクや信金さんとすぐに打ち合わせして、申請までの段取りを組んだからこそ、余裕を持った申請ができたと思います!


1.事業再構築補助金の魅力と条件

魅力

今回は最大1億円ですが、およその場合、6,000万円まで貰えるというのが魅力です!

ただ、申請してみて曲者だと思ったのは、申請する経費ごとに2/3をするということです!

例えば、総額2億円だとしても以下のように調整が必要です。

1.建物費 1億円 → 3,000万円(2/3以下、3/10)
2.システム構築費 5,000万円 → 1,000万円(2/3以下、1/5)
3.外注費 5,000万円 → 2,000万円(2/3以下、2/5)

そのため、どう採択されるかわかりませんが、建物費などが要件を満たさない場合、3,000万円しかもらえない可能性が出てきます。
(そんなことあるのかな?w)

本来それでも1億円なので、6,000万円もらえるはずなのに...


それと、超重要なのが、申請直前の6か月(5月申請の場合、2020年11月と12月、2021年1月、2月、3月、4月)のうちの任意の3か月と、2019年、2020年の同じ月の売上合計が10%以上下がっていることです!

【売上比較】
 2020年11月 100 2019年11月 95
 2021年1月 100 2019年1月か2020年1月 85
 2021年3月 100 2019年3月か2020年3月 87
 合計 直近(300) 対象月(267) -11%

あくまでコロナってことなんですよね。。。


2.申請する際に事前に用意すべき情報

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結構やってしまうと思うのが、事業計画書を入念に作って、他に準備すべき資料や情報を集め忘れる、ということが起きることがあります!

自分もお客様の「 過去3年程度の補助事業の内容 」について共有してもらうの忘れていて、申請が2日遅れるようなことが起きてしまいました!

事前に準備しておきたい情報や資料一覧
 1.過去3年間の課税所得額
 2.認定経営革新等支援機関による確認書
 (3,000万円以上欲しい場合は、取引銀行一択です!)
<売上減少を示す書類>
 3.申請に用いる任意の3か月の比較対象となるコロナ以前(2019年又は2020年1~3月)の同3か月の売上が分かる年度の確定申告書別表一の控え
 4.提出した確定申告書と同年度の法人事業概況説明書の控え
 5.申請に用いる任意の3か月(2020年又は2021年)の売上がわかる確定申告書別表一の控え 
 ※2021年の売上で確定申告している場合のみ
 6.上記の確定申告書と同年度の法人事業概況説明書の控え(両面)
 ※2021年の売上で確定申告している場合のみ
 7.受信通知(e-Taxで申告している場合のみ)
 8.5と6がない場合は対象月の売上台帳
<決算書>
 9.2期分の決算書(貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書、販売管理費明細、個別注記表)を同一ファイルにして提出
<ミラサポ>
 10.経済産業省ミラサポplusにより作成した「活動レポート(ローカルベンチマーク)」
<加点項目>
 11.(あれば)加点資料
<補助事業の実績>
 12.過去3年の補助事業の実績
  事業名称及び事業概要/事業主体(関係省庁・独法等)/実施期間/
  補助金額・委託額/テーマ名/本事業との相違点/事業成果・実績

結構多いですよね!

基本的には、経理さんと連携して情報を集める必要があるかと思います!


3.事業計画書で書く際に注意すべきこと!

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基本的には公募要領に記載があるのでその通りに書けば良いのですが、経産省の動画でも「 できるだけ具体的に 」と話していたのと、本当かどうかわかりませんが、中小企業診断士の方などが1つの計画書に対して4人程度で見ているという噂がありました。

ですので、ある種素人が読んでもわかるように、具体的に書く必要があるかと思います!

いったん自分が書く際に気を付けた内容を列挙します!

注意した点
1.具体的に数字を使う、その根拠も明確にする
2.根拠を明確にするためにも、公開情報で組み立て、出典を明記する
3.SWOT分析など、箇条書きで端的に記載する
4.事業環境についてコロナや令和時代でどう変化しているか、
  BeforeとAfterを明確にする
5.やりたいことを、事業環境の変化と丁寧に関連付ける
6.製品、市場での新規性について、設備や効能だけでなく、
  ビジネスモデルなどでも明確にする
7.具体的なユーザーについて、事業環境の変化から
  どんなトレンドに乗った人がターゲットなのか明確にする
8.収益計画で、計算根拠をできるだけ明確にする
  何と何を足す、掛ける、割る、のか、など
9.銀行や関係者から資料のの質問と回答を、資料に追加しずらい場合、
  Q&Aでまとめる

ちなみに、事業計画書のファイル名は「 事業計画書(事業者名) 」になります!


4.認定支援機関と話すべきこと!

認定支援機関

今回、認定経営革新等支援機関(通称:認定支援機関)の確認書をもらう必要があります。

どんな支援があるか、ですが、ぶっちゃけ支援機関の人も今回の補助金の内容を熟知しているかというとそうでもありません!

ですので、相談する前に、どんな協力をしてほしいか、考えておくことが大切です!

金融機関であれば、融資や顧客紹介、ビジネスマッチングかと思いますし、コンサルティング企業であれば計画書のレビューやプロマネ支援などがあるかと思います!

よく補助金で勘違いされている部分として、採択されたらお金がもらえ、そのお金で事業ができると考えている人が多いです。

しかし、本当はしっかり相見積もりを取り、お金を使い、領収書などを揃えて請求します。お金が先に出ていくことになるので、1億円くらいの規模になるとかなり経営が怪しくなる企業も多いと思います!

そのため、概算で事前に請求する制度もあるのですが、実際にどのように振り込まれるのか、タイミングなど全容がわからないので、資金繰りが怪しい場合は、金融機関につなぎ融資をお願いする必要があるかと思います!

実際、私も金融機関に行って、事業の必要性を説き、つなぎ融資を依頼もしました!

また、金融機関やコンサル企業などもあなたのビジネスの素人です。そのため、質問されるコトはとても貴重で、その内容を事業計画書に盛り込むことで、わかりやすいものになること間違いなしです!

ただし、今回は15枚と制約があるため、盛り込みづらいけど記載した方が良い内容は、Q&Aという形でまとめてあげると良いと思います!特にQが雑多にある場合は有効です!!


5.おわりに

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事業再構築補助金をきっかけで、自分自身の事業を見直すには、とても良い機会だと思います!

現在どんな事業をやっていて、どんな変化が起きており、どう変化すべきなのか、を考えると、次の未来が見えてきます!

コロナの第4波が発生し、先行きが不透明ではありますが、それでも未来を考えることが大切なことだと思います!

わくわくしますからね!

ということで、GWもありますし、今回の補助金に興味がある方で、申請する条件を満たしている方は、是非事業計画書の作成に取り組んでみてほしいと思います!


では!!

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