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のらねこ旅日記≪ロッキン②≫

  1度行って度胸がついた私は、その後5回ひたちなかのロッキンに行きました。
最初の宿泊プランのホテルが残念な感じだったので、2、3回目は日帰りバスツアーにしました。
  2回目のときは、ハム焼き近くのDJテントが楽しく、若者に混じって踊ってしまいました。
  3回目の時の収穫は、新しく出来た海に近いステージで、当日まだ売り出し中の『星野源さん』を間近で観れたことです。
今ではメインステージに出ていますが、この時は一番遠くの小さいステージで、それでもキャパいっぱいにお客さんがいました。
  4回目の時は、観たいアーティストさんの出演日が分かれたので、また1泊2日の宿泊付きバスツアーを利用しました。
この時はお盆休みに近かったせいか、道路が混んでいて到着までだいぶ時間がかかりました。
到着までに疲れてしまった私は、メインステージ側の林の中にあるスポーツマッサージの出店に飛び込みました。メインステージの歌声をBGMにしての30分間マッサージは、ちょっと贅沢気分でした。
  この頃は『映える』フェス飯が流行り初めていて、メロンを丸ごと1個くりぬいて作った
『丸ごとメロンのクリームソーダ』に大行列ができていました。
それを真似たのか
『丸ごと小玉スイカソーダ』も人気でした。でも、重たそうでした。
  私は、鶏皮をプレスして焼いた
『とり皮せんべい』を買って食べました。塩味で美味しかったのですが、油が多くて胃もたれしていまいました。
  終演後、今回は日立駅前のビジネスホテルにバスで連れていかれました。
JR日立駅は、日立製作所のお膝元で、駅前広場には巨大な原子力発電のタービンがオブジェとして飾られていました。
駅舎もガラス張りの近未来的なデザインで、これだけでも観る価値があるものでした。
でも駅前ホテルでは、最初のバスで到着した私たちに、ホテルスタッフさんから
「本日は満室で、皆さんが同じ時間帯にシャワーを使うとお湯の出が悪くなります。この後次のバスのお客様が来る前に、なるべくシャワーを済ますようにお願いします」と言われました。
『普段は満室にならないのかな?』と思いました。
  5、6回目はまた日帰りで行きました。
ひたちなかでは1度も雨に降られることはなく、ほぼ快晴で熱中症との戦いでした。
スポーツドリンク以外にも塩タブレットを持っていって、こまめに水分と塩分を補給しているつもりでしたが、
地球温暖化が進んでいるせいか、年々キツくなっている気がしました。
  5回目の時は『ユーミンさん』の出演で、私よりも上の世代のファンの皆さんがいらっしゃっていて
『この炎天下で、大丈夫ですか?』と他人事なから心配になりました。
  6回目のロッキンで、ついに私は軽い熱中症になってしまいました。
敗因は、当日胃の調子が悪くてあまり物を食べてなかったことと、代わりに水分は多くとっていたのですが、日陰で長めの休憩をとらずに、ずっと会場内をうろうろしていたことです。
混んでいたので、スポーツマッサージにも行きませんでした。
  帰りのバスで、冷房が効いているはずなのに体が暑く、うっすらと頭痛がしていました。
時間がたっても、暑いままだったので『これは、熱中症だな』と思いました。
横浜駅に着くと、コンビニで凍ったペットボトルのドリンクを買って、それを小わきに抱えて帰宅しました。

  翌年、コロナ禍でロッキンは中止になり、その後もコロナ絡みのゴタゴタで開催直前に中止となりました。
そして、ロッキンはひたちなかから千葉市蘇我スポーツ公園に会場を変えました。
昨年、蘇我のロッキンに行きました。
近くなったので、行き帰りは楽でしたが、イベント自体の規模が小さくなったのと、人工芝の照り返しがちょっとキツかったです。
やっぱり、私はひたちなかの林や花壇や噴水や遊園地のある、あのロッキンが好きでした。
  今年は25周年ということで、8月に蘇我で、9月にひたちなかで開催します。
ただ、ひたちなかはメインステージのみの開催なので、完全復活ではないことがちょっと淋しいです。



 



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