見出し画像

vol.7/現代版よぼし親とは。


前回【vol.6/よぼし親の展開。】はこちら☟
https://note.com/kitajima_sd4/n/na76fdb2721be


前回に引き続き、『現代版よぼし親とはどのようなものが考えられるか』をお話していきます。


よぼし親の現状と筆者の考えをまとめるとこんな感じ。

現代版よぼし親-07

生活の中の困りごとを解決するために『よぼし親』というものが続いてきたはずなのに、他人との関りが煩わしいと感じる人が増えたり、現代にはマッチしない制度だ、という新たな課題が生まれていると感じます。

そのため、よぼし親の中にある、現代社会に活かすことのできる要素を抽出し、活用していこうという考えです。


よぼし親の中にも、現代に生かすことができる要素は様々あると思いますが、『地域の中の人と人とのつながり』というものがひとつ大枠になると感じます。現代社会とよぼし親を『地域の中の人と人とのつながり』という要素で結ぶことによって、孤独死や空き家による犯罪など、社会課題の抑制に活用します。

現代版よぼし親-08


では、この要素を含んだ『現代版よぼし親』とはどのようなものが考えられるでしょう?
筆者はそれを『場所』と捉えました。

・こども食堂
・ユースセンター、児童館
・デイサービス
など

また、このような括りのなかでなくとも、地域の中で人が集まれる場所として開かれている事例もあります。

・住み開き
住居や個人事務所といったプライベートな空間を、本来の用途や機能を保ちながら、一部を限定的に開放することによって、セミパブリック化させる活動や運動、そのような使われ方をする拠点のこと。


以前読んだ本で面白いものがあったので紹介します。

『つながり続けるこども食堂』湯浅誠 著 / 中央公論新社

画像3

この本は、こども食堂の現状と今後の可能性について述べられた本です。こども食堂は子どものためだけの場所なのか?福祉っぽいイメージが拭えないのはなぜなのか?など、地域の中での居場所、そして人と人がつながる場に興味がある方にはおすすめの本です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?