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禅を逆輸入してみる-読書メモ-

私は日本文化けっこう好きな部類だと思うのですが、仏教とか禅とかいうとスピリチュアルな雰囲気が少し苦手であまり興味を持ったことがありませんでした。

ですが海外ドラマなど観ているとちょくちょく「ZEN」という言葉が出てきたり、座禅を組んでの瞑想(マインドフルネス?)もなかなか知名度が高いようです。

実際に私のパートナーもたまにやっていて、彼が言うには心が落ち着いて生産性が上がるとのことなのですが、私は正直ほんとかよと半信半疑です。でも本当にそのような効果があるなら私も試してみたいし、日本人として禅についてちょっと勉強してみようと思いこちらの本を読んでみました。

kindleのunlimitedにあります。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07V58J8WL/ref=kinw_myk_ro_title

結論から言うと、この本はマインドフルネスに関する本ではなく、なんならマインドフルネスと禅の考えは根本的に真反対であることがわかりました。

まだぼんやりとしかわかっていないのですが、何か成果を出すために自分を制御して頑張って学ぶのではなく、力まずありのままの自分で現実と接しているうちに自ずと結果がついてくるのがよろしい、というのが禅(仏教)の思想のようです。

そして、その要領で日々起こることから自然と学んでいると、人生が愉快だよというのがこの本の趣旨です。

それに対し、世間で流行っているマインドフルネスは、作業効率を上げたいだとか精神を落ち着かせたいだとか、そもそも目的があるものなので、禅の思想とは真反対ですね。

マインドフルネスと禅が同じものと思って読んでいた私はやや混乱したので、この記事を追加で読み、少しすっきりしました。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/50060?imp=0

というわけでまだまだ全然よくわかっていません。

でも、禅の考え方も長い目で見れば役立ちそうだし、マインドフルネス瞑想の仕方も、どちらかというと即効性がありそうなので気になります。

そして余談ですが、読んでいるうちにある友人が思い浮かんだので「もしかして禅の教えに従って生きてる?」とLINEしてみました。

答えは「別に意識してないけど考えてみればおじいちゃんが禅信仰めちゃくちゃ強い」とのことで、これはポテンシャルがあります。

彼は大学の友人なのですが、いつも坦々と生活して結果を出していたので、どんな育ち方をしたらこんなに地に足の着いた人間になるんだといつも不思議に思っていましたが、禅かもしれません。


次はこの二冊を読みます。より実践的な雰囲気です。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B011N1U4VY/ref=kinw_myk_ro_title

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0716CF4Q9/ref=kinw_myk_ro_title


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