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「サスティナブル(持続可能)」なものが「あたりまえ」になる世界の一歩を

株式会社kitafukuです。
現在、IoTデバイス開発と再生紙を活用したプロモーション事業を頑張っています。

今日は「再生紙を活用したプロモーション事業」の話を、なぜやろうと思ったかのきっかけの話から書きたいなと思います。

たくさんのゴミが出ている時代

自分たちが幼いころから環境汚染や地球温暖化はずっと問題としてあがっていて、いつも「このままではやばい」と言われてきたと思います。

そんな中でも人々の生活は続いていて、一度慣れてしまった生活はなかなか変えられないことが多いです。たとえばこんなこと↓

・賞味期限が近い食べ物も毎日スーパーに大量に並んでいること。
・クリスマスケーキや恵方巻など、季節限定の食べ物が大量に並ぶこと。
・作っていく工程の中で大量に廃棄物が出てしまうこと

スーパーに行けばある程度ほしいものがなんでも買えるって実はすごいことですよね。買われずに賞味期限がきてしまったものはどうなるのだろうの「廃棄を減らすためにすべて数量限定になります」となったら買えない人が続出でクレームになりそうです。
季節限定の商品は、最近は事前予約制になったりと工夫が増えていて、すごくいい取り組みだなと思ってます。

”廃棄”を活かす「サーキュラーエコノミー」の発想へ

ゴミを減らすアクションは個人でも出来ることはたくさんあります。そんななるべく”減らす”を前提に、私たちはゴミを”活かす”ものをつくろうと考えています。

まだ日本にはあまり馴染みのない、サーキュラーエコノミーの考え方です。

循環経済とは、従来の「大量生産・大量消費・大量廃棄」のリニアな経済(線形経済)に代わる、製品と資源の価値を可能な限り長く保全・維持し、廃棄物の発生を最小化した経済を指す。
環境省ホームページより

「廃棄」されていた製品や原材料などを新たな「資源」と捉え、循環させる経済の仕組みのことのようです。

言葉はまだ浸透していないものの、元々お付き合いのある会社で「資源を活かす」考えを実践してい会社がありました。その会社の方の話を聞いて、ひとつの製品をつくってみようと話が進み、今に至ります。

資源を「活かす」紙

ということで、今なにをつくっているかというと
クラフトビールを製造する工程で出るモルト粕が混ぜ込んである再生紙を作っています。
モルト粕は基本廃棄になるそうで、ものすごい量が出るそうです。その一部を活用して廃棄をなるべく減らし、企業にとって新たな価値あるものを生み出していこうという取り組みです。

製造については、技術や実績のある印刷会社の方にお願いしています。
モルト粕を活用した再生紙も、つい先日サンプルが完成しました!

サンプル完成後、ビール紙(仮称)の取材をしていただきました。
後日どこかで掲載されると思うのでその時はまたお知らせします。

紙を作り、なにができるか

ただ紙を作りたい。というよりは、紙を通して、企業やそのお客様に「なにができるか」を今模索しています。
漠然とした想いはたくさんあるのですが、あまりまとまった言語にはできていません。

たとえば

・廃棄になってしまうものが、「紙」という日常的に使えるものに変わることで(資材を提供してくれる)企業に新たな価値を届けたい。
・企業の新たな価値がその先のお客様にも届き、企業としての環境への取り組みを知ってもらいたい。また、企業の想いを知るきっかけになってほしい。
・プロダクトそのものの良さを突き詰めていくことで、いろんな人に使ってもらえる製品にしたい。
→「サスティナブル(持続可能)なものはプロダクトとしても良いものが多いよね」「環境に良いものってもはや当たり前だよね」といったイメージ・雰囲気を作りたい。

といったものがあります。

サスティナブルという言葉も少しずつ浸透していますが、一時の流行りという意味での「ファッション」として使われたり、言葉だけが広がっていてはもったいないです。
私たちもまだまだ学んでいる真っ最中ですが、これからの時代を生きていく私たちやその先の世代にとって「環境のことを考える」「続けていける暮らしを考える」ことが少しずつでも当たり前になっていけばいいなと思っています。

そんな想いの一歩として、今ビールの紙づくりに取り組んでいます。
今後はビールだけでなく廃棄の食品などについて課題を抱える会社の方と連携して、資源として活かす取り組みを広げていきます。

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございました。
実はこのビールの紙の名前はコレというものが決まっておらず、名称を考えているところです。よかったらご意見お待ちしております。

まだまだ考えることは盛りだくさんですが、企業が、皆さんが、手に取りたくなるようなプロダクトとなるよう頑張ります!

それでは!


いただいたサポートはクラフトビールペーパー・IoTデバイス開発の事業に活用させていただきます。