キタチャンネル

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GIGAスクール構想の実現目指して、日々の実践?を積み重ねてたりいなかったり。YouTubeもご覧ください。http://www.youtube.com/channel/UCNKPMnYGJdtK_kuckippWJQ?sub_confirmation=1

マガジン

  • 関数男物語〜職員室デジタライゼーション〜

    小学校教員 関数男がICTを武器に働き方改革を進めていくハーフフィクションサクセスストーリー。

  • ICT全部盛り「やまなし」

    これまで様々な場面で活用してきたGoogleアプリやPadlet、kahootなどのブラウザアプリ。それらをフル活用して、「やまなし」の授業をやってみる! もちろん、目指すのは国語学習の質を高めること。さぁどうなることか!?

  • 鬼道AI

    職員室デジタライゼーションのネクストステージ。

  • 職員室デジタライゼーション

    「資料は、PDFで配付する」 これって実は、「デジタイゼーション」の段階でストップしているよなぁ。と感じたことから、改革に向けて取り組んだこと、取り組んでいることを紹介していきます。

  • キタチャンネルトーク

    音声配信で日々の雑感、実戦を投稿していきます。 働き方改革、GIGAスクール、授業実践、アプリ活用などなど。

最近の記事

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遊ぶように働き、働くように遊ぶ

はじめまして。キタチャンネルと申します。とあるところで、小学校教員をやっております。どういうわけか、GIGAスクール構想推進のアドバイザー的な任務を与えられ、先陣切っていろいろなことにチャレンジ中! ↓↓これまでの記事をまとめてあります↓↓ 来週から始めるGIGAスクール01来週から始めるGIGAスクール02来週から本気出すGIGAスクールさよなら教務手帳

    • 関数男物語〜さまよえるやばいフォルダ01〜

      9月1日−  日中の暑さは、まだ続いているが、朝夕の気温はだいぶ下がった。数男は、これまでにないくらい晴々とした気持ちで始業式を迎えていた。夏休みの間に作成した「Excel出席簿」が正式に運用開始されることになった。  関数を使った仕組み自体は、夏休みの前半にできていた。早速、出来上がったものを提示したところ、教頭、教務主任からは絶賛された。正直、有頂天になっていた数男のシステムにストップをかけたのは、学籍処理を担当している木村さつきだった。 「出席簿は、冊子で提出する

      • 関数男物語〜つながる希望02〜

         一心不乱にキーボードを叩く。その度に、数男の脳内にあったイメージが具体化していく。先週末の慰労会を終え、職員にも本格的な夏休みが訪れた月曜日。出勤している職員もまばらになってきた。数男も長期の有給を取る予定だった。  にもかかわらず、数男は出勤し、黙々とパソコン作業を行なっていた。慰労会の際、高木に聞いたデジタル伝言板の作業はまだ始まっていない。しかし、数男は、デジタル伝言板が導入されるタイミングに合わせて仕上げておきたいものがあったのだ。  それは、「出席簿のデジタル化

        • 関 数男物語〜つながる希望01〜

          「1学期、本当に助かったよ。」  高木も数男の労を労う。渡辺の事故により、高木は急遽担任代行となった。教務主任として学校全体に関わる業務を遂行しつつ、担任の業務も行えたのは、高木の経験によるところが大きいのだろう。その苦労は微塵も感じさせずに、1学期を乗り切った。  もちろん、数男の預かり知らぬところで高木は苦労をしているのだろう。実際、教頭と高木から相談を受けた「職員伝言板ツール」については、話題にこそ出たものの、結局、学期末まで何の進展もしていなかった。数男自身も、いく

        • 固定された記事

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        • 関数男物語〜職員室デジタライゼーション〜
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        • 鬼道AI
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        • さよなら教務手帳
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        記事

          関数男物語〜インターミッション06〜

           キンキンに冷えたビールのジョッキがテーブルに並び始める。午後7時を過ぎてもなお、外はむせかえるような暑さに包まれている。人数分のジョッキが置かれたところで、それぞれが手を伸ばす。我慢の限界だった。  「乾杯!」  氷点下以下まで冷やされたビールが一気に流れ込み、暑さとともに一学期の疲労を押し流していく。今夜は、表計算小の一学期の慰労会だった。終業式の夜に行われることの多い慰労会だが、月曜日が終業式だったため、金曜日を待って実施することになった。その結果、諸々の会議や提出

          関数男物語〜インターミッション06〜

          関数男物語〜灼熱のヒト04〜

           怒涛の学期末を乗り越え、ようやくホッとひと息をつける夏休みを迎えた。夏休みといっても、教職員は休みになるわけではない。この期間にも研修や会議、職員作業などの予定がある。  幸いにも表計算小の教務主任である高木は、「夏休みは休むべきだ!」と提唱し、夏休み最初の一週間に会議などをできるだけ詰め込み、8月上旬からは年次休暇や夏季休暇を取得しやすい環境を整えてくれていた。  しかし、心置きなく夏休みを迎えるためには、終わらせなければならない業務が山積みになっていた。まず、時数管理

          関数男物語〜灼熱のヒト04〜

          本日のダラダラ発信 https://stand.fm/episodes/659cf81625b3619b1b51e1d6

          本日のダラダラ発信 https://stand.fm/episodes/659cf81625b3619b1b51e1d6

          関数男物語〜灼熱のヒト03〜

           数男は職員室を飛び出すと、PCルームへと向かった。その手には、USBフラッシュメモリが握られていた。この中には、各学年の主任から預かった印刷物のデータが入っている。もちろん、通知表など個人情報が含まれるデータ以外である。このUSBメモリをPCルームのPCで使う許可も得ていた。  そう。湿気と熱気で稼働しなくなった職員室のプリンターや印刷機以外に、PCルームにもプリンターがあることを思い出したのだ。PCルームの鍵を開け、まずはエアコンを全力でかける。同時にPCを立ち上げ、U

          関数男物語〜灼熱のヒト03〜

          関数男物語〜灼熱のヒト02〜

           ようやくのことで最後の一人分の所見シールを貼り終えた数男は、冷蔵庫から冷たい麦茶をコップに注いで一息ついた。しかし、周りを見渡せば未だに通知表作成に四苦八苦している職員が多い。中には、今ごろになってもテストの採点をしている者までいる。 「これは、まずい…。」  学期末という大義名分を得て、堂々と時間外労働を「仕方ない」とする表計算小の職員室の雰囲気に数男は危機感を覚えた。普段、比較的早く帰宅する学年主任の田中明子でさえ作業のゴールは見えていないようで、必死に成績ハンコを

          関数男物語〜灼熱のヒト02〜

          関数男物語 〜灼熱のヒト01〜

           夏。日本海から押し寄せる湿度。山間の盆地にある間黒市は、信じられない熱気と湿度に包まれる。数男の勤務する表計算小学校の職員室は、地獄のようだった。学期末の夕方。悲鳴にも似た叫び声が印刷室で飛び交っている。 「印刷機が、壊れました!」 「プリンターの調子がおかしいです。」  そう。湿度のせいで、紙という紙が湿気ってしまい、印刷機やプリンターを詰まらせ続けているのだ。しかし、かと言って印刷を止めるわけにはいかない。夏休み前に配付する手紙類が莫大な山となって待っている。  

          関数男物語 〜灼熱のヒト01〜

          関数男物語〜インターミッション05〜

           延々と二時間弱、ビール片手に流田はGoogleの魅力を語り続けた。好きなものについてとことん語りたい。その気持ちが痛いほどわかる数男は、聞き手に徹していた。そして、その流田の話の内容は、数男にとって刺激的すぎた。あっという間に時間が過ぎていく。 「正直、Googleドキュメントとか、スプレッドシートってやつは、MicrosoftのWordやExcelの下位互換的なものだと思っていたよ。」  数男は、正直に打ち明けた。以前、スマホでもWordの文書を作成したり、Excel

          関数男物語〜インターミッション05〜

          関数男物語〜インターミッション04〜

          「乾杯!」 と、流田は勢いよくジョッキをぶつけくる。連休明け、ようやく迎えた週末。数男は、流田と居酒屋にいた。Googleチャットを導入するために、表計算小の職員分のGoogleアカウントを準備してくれた流田を個人的に慰労しようと思ったのだ。 「それにしても、申請から一週間で導入できるなんて、すげぇな。」  数男は、流田の行動に心底驚いた。すると、流田は、飄々と答える。数男自身も職場では「飄々としている」と評されることが多いが、それ以上に流田は、飄々と無理難題に答えてく

          関数男物語〜インターミッション04〜

          関数男物語 絶賛連載中です。 https://note.com/kitachannel3/m/md283d3d92a7a

          関数男物語 絶賛連載中です。 https://note.com/kitachannel3/m/md283d3d92a7a

          関数男物語〜その手で変えてごらん06〜

           空き時間になると、数男は、早速、運動会計画の修正に取り掛かった。手順は、簡単だった。これもまた、以前、KitaChannelの動画で見た「置換テクニック」を使うだけだった。  まず、「高木」の語句を検索対象にし、「教頭」を置換後の語句に指定し、置換する。これは、もともと高木も運動会の役割を担当していたからだ。次に、「渡辺」を検索対象にし、「高木」を置換後の語句に指定して置換した。  もし、「渡辺」を先に「高木」に置換してしまうと、高木の役割が非常に多くなってしまい、さらに「

          関数男物語〜その手で変えてごらん06〜

          今日は、めでたいことがあったので数男物語はおやすみです。ごめんなさい。

          今日は、めでたいことがあったので数男物語はおやすみです。ごめんなさい。

          関数男物語〜その手で変えてごらん05〜

           校長室のソファに腰をおろすなり、高木が口を開いた。 「関くん、まずは、運動会の準備に大幅な変更がある。これまで、渡辺くんが担当していたところは、私が担当する。そして、私が担当していたところは、教頭先生が担当することになる。」  ここまでは、数男の予想通りだった。しかし、この先は、予想外の展開だった。 「実は、今回のピンチを逆手にとって、あるプロジェクトを進めたいんです。」  佐々木教頭が、話し始める。 「これまで、当校では、職員間の連絡は、口頭伝達や付箋のメモなど

          関数男物語〜その手で変えてごらん05〜