見出し画像

UiParhFoward OSAKA①

6/7に行われたUiPathフォーラム『UiParhFoward OSAKA』に参加してきましたのでレポートさせていただきます。

プログラムは以下のとおり。

1.オープニングスピーチ、日本市場の戦略と2018年の進捗
   UiPath Japan
   CEO 長谷川 康一 氏

2.国内ユーザ事例紹介①
   株式会社村田製作所
   情報技術企画部
   部長 名和 政邦 氏

3.国内ユーザ事例紹介②
   株式会社電通
   ビジネスプロセスマネジメント局
   局長 兼 CoE推進室長 小栁 肇 氏

4.国内ユーザ事例紹介③
   株式会社三井住友フィナンシャルグループ
   総務部上席推進役 兼 企画部業務改革室上席推進役 山本 慶 氏

5.国内ユーザ事例紹介④
   トヨタ自動車株式会社
   ITマネジメント部
   部長 岡村 達也 氏

6.UiPath 製品ロードマップ、総括
   UiPath
   チーフロボティクスオフィサー Boris Krumrey 氏
   UiPath Japan
   CEO 長谷川 康一 氏

そもそも『RPA』というものをみなさんご存知でしょうか?

RPAとはRobotic Process Automationの略で、ざっくり言うと業務の自動化を実現するツールの総称です。

プログラムと何が違うの?

プログラムは専門知識がないと作れませんよね。
これまで現場では何かを自動化したいとなった場合、IT部門に相談しIT部門でプログラムを開発していました。
RPAはプログラム言語を書かずに業務の自動化が可能です。
パソコン上の作業を記録し実行するというものです。
例えばWebサイトからデータをダウンロードしエクセルに貼り付けてレポートを作るという業務。
RPAで「記録開始」ボタンを押しいつも通りパソコンを操作、操作が終わったら「記録終了」を押すだけです。
保存されたシナリオを実行すると画面上で今行った操作が実行されます。
もちろん手作業の何倍も速い速度です。
これをスケジュール化することでこの業務は一切人間の時間を使わず完全自動化できるのです。

AIとは何が違うの?

RPAは決められた操作しかできないのに対し、AIは過去の操作やデータから操作を予測して実行します。
例えば「エラーが発生しました。」という処理結果ログが出力された場合にメールを発報するという処理をRPAとAIに覚えさせます。
他の処理で「エラー発生」という処理結果ログが出力された場合、初めてのログなので処理できません。
「エラー発生」というログの場合もメール発報する処理をRPAとAIに覚えさせます。
また他の処理で「エラー検知」という処理結果ログが出力されました。
この場合、RPAでは前回同様知らないログなので処理できません。
しかしAIなら『これもエラーだからメール発報でしょ』と学習してメール発報してくれるのです。
1から10まで覚えさせる必要があるのがRPA、1から3まで覚えさえれば4~10を予測してくれるのがAIです。

フォーラムの話に戻りましょう。

13:00入場で私は12:40には現地に到着しましたが既に長打の列ができていました。
あとで聞いた話では参加者は1100人だったそうです。

しばらく並んで中に入り受付で名刺を渡してミネラルウォーターを受け取り会場へ。
巨大スクリーンが3つあるとても広い会場でした。

席には同時通訳機が置いてあり、英語、日本語、韓国語を同時通訳で聞けるようになっていました。

13:30になり開演。

1.オープニングスピーチ、日本市場の戦略と2018年の進捗
   UiPath Japan
   CEO 長谷川 康一 氏

UiPathこの18か月で世界導入数が98社から1000社に増加。

日本での導入企業は2017年の1年間で6社から300社と世界で最も拡大した。

特に金融業界が先進的に導入している。

今年は官公庁、自治体、大学への導入も増えている。

Uiparhは日本を「課題先進国」と位置付けており、日本の課題は世界の課題として日本のリクエストを最優先に反映する方針をとっている。

日本ではホワイトカラー業務の自動化が重要で、UiPathはそれの実現に向けて改良を続けている。

2.国内ユーザ事例紹介①
   株式会社村田製作所
   情報技術企画部
   部長 名和 政邦 氏

2018年1月にUiPathを導入。

3か月かけツールからUiPathを選定。

売上増加に伴い定常作業が増えるが人員は増えない。

そのギャップを解消するためRPAを導入。

業務改善推進担当(業務廃止、削減も行う)、業務自動化担当(作業組み換え、標準化など)、RPA開発担当で取り組んだ。

運用で重要視していることは運用負荷を極限まで下げること。
例えばリリース時の承認ルール。
都度複数の承認を得なければならないような運用だとそれが理由で展開が進まなくなる。

全社向けはIT部門が、部門向けは各部門で開発している。

導入時のユーザ教育にはかなりの時間を費やした。

IT部門ではSharePointのリリース作業をUiPathを使って完全自動化に成功。

グローバルで現地のサポートが受けられることは非常に評価している。

3.国内ユーザ事例紹介②
   株式会社電通
   ビジネスプロセスマネジメント局
   局長 兼 CoE推進室長 小栁 肇 氏

例の事件でとにかく業務削減を行う必要があった。

ここから先は

474字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?