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薬局の選び方についての体験的記述

さて、今年に入って多くのクリニックや大学病院、日赤系の病院にお世話になっている。(※冒頭の写真は薬局で配布された資料のスキャン)

【健康の最適化について】


50歳になって、あちらこちらに「不安要素」だった健康問題が「表層化」してくる時期なのだろう。昨年の春以降は、気候の劇的な変化に見舞われて、体調を崩したりしながらビジネスに支障をきたす事もありやりにくい一年だったのは確かだ。今年も気候は戻らないと思われるので、事前の対応が必要だろうという事になる。

そんなわけで、節目の50歳。出てきた健康問題の芽を摘んでおく必要があるのだろう、と考えた次第だ。

【優先順位として】

今年は、写真作品制作と共に医療機関にお世話になるであろう一年と予測ができる。もちろん、海外に写真作品を如何に届けるか?そして、自らも海外に連れ出すか?というのが前提だ。その準備には健康問題の解決も欠かせない。

【クリニックの選び方】

早速だけれども、地域のクリニックについて書きだそう。
この地域ではJRの線路・駅を境に北と南でかなり「クリニック(診療所)」の気配が異なる。
あまり事細かに書くべきでもないので、結論だけ云えば、「クリニックには相性があるので気になる場所はすべて一度は行ってみる事」が、結果早い段階で「相性の良い医者」と出会える。

この地域は、特に規模の大きい病院がいくつかあるので、クリニックの看板を持った医師も、その系統に大抵は属している。そして地域医療でキャパシティを越える症状の場合には、系列の病院への紹介状を書いてもらえるし、そこから病院へかかるという経路だ。気を付けたいのは、病院の性格によって得手不得手があるようなので、クリニックに行ったときに、そのクリニックがどの病院系列に属するのかを確認する事は結構重要だ。

ここまでが、診療行為をする相性の良い医師と如何に出会えるか?というお話し。
ここについては、概ねようやく満足いく医師との縁に恵まれてきた。

【問題は薬局】

厄介なのは、薬局だ。
昨今のジェネリックの不祥事から、供給が追い付かない状況が続いていると「メディア」では言われている。実際のところは、一患者に過ぎない私には分からないところだ。供給不足の原因はそこにあると云われている。知らんけど。
ただ、気を付けたいのは、薬局のスタイルだ。大別すると以下の三種類に分けられるのではないかと思う。

【薬局の3パターンのスタイル】

1.小規模の単独経営の薬局(いわゆる創業者が自ら運営するチェーンではない薬局)
2.「1」と同じように見えるが実際は、大手・中堅の多角経営をしているタイプのグループ経営型薬局(※これが多い;大抵はクリニックのすぐ近くにある)
3.一般の量販店型ドラッグストアないにある「薬局」機能部門

「3」のドラッグストアは看板を見ればすぐ理解できるので分かりやすい。

「1」と「2」については、紛らわしいがしっかりこちら側も調べる必要がある。なぜか?
グループ経営型は薬局ごとに、責任者がいて一見「創業者タイプ」の薬局にも見える。しかし実際には、本部の意向に沿って、患者にサービス提供するスタイルだ。したがって「本部」の施策が見事に反映する。と同時に薬局責任者もサラリーマンなので(自らの仕事と看板の関係が希薄だ)創業者タイプの薬局に比べて「毛並みが明らかに違う」のだ。

つまり、責任の所在が分散しているか「自ら負っているか?」という決定的な差分がある。

そのような背景を確認すると、薬局の対応の様々な色合いの違いが理解できる。
今回、利用した薬局では「ジェネリックを強く推奨」を打ち出している。国策として医療費の問題からグループ企業としての立ち位置にあるので、結果として患者に正面から向き合うより「厚労省」の意向を伺いがちだ。※冒頭の紙を渡されてマイナンバー取得をススメてくる。また、マイナンバーカードの利用を推奨してくる。など。

別に、結果に問題がなければよいので、あまり気にしないが、患者に向き合っているのか?社内の評価を気にしているのか?グループの内部の論理が患者へのアプローチに含まれるわけだ。正直、止めて欲しい。

したがって「2」のタイプの薬局は、極力個人的には避ける方向で動こうとしている。

「1」は、ほぼ安心して利用できる。医師の処方を的確に準備して「如何に処方薬を使うか?」という事に専念してくれるから、その信頼は大きい。

もう一方で、「2」のグループ経営タイプ以外にも、試してみるべき薬局がある。

【試しに使いたい「量販店型ドラッグストア」薬局】

「3」のドラッグストアだ。「2」のグループ経営の薬局では患者に向き合っているか?という問いの他にも「プラスワン」の指導をしたがる傾向にある。医師とどんな話をしたか?医師の意図はどうだったか?などを確認してくる薬局すら複数存在する。
診療行為ギリギリとも思われるのだが、法的に決定稿のような線引きができていないようなので、いちいち患者側への説明を求めるスタイルも存在し、それに応じる事自体がそこそこ面倒だ。
鎮痛剤や基礎的な一般的な薬剤でも対応は変わらないという事は「グループ企業」としての指示系統にそれが乗っているという理解となる。患者側としてはクリニックや診療所では医師と話がついている事が多いのだ。またその話をしなければならないのか?という疑念が生じるのだ。


そういう意味でドラッグストアを試してみたいと思うのは、「淡泊に薬剤師の業務に徹して欲しい」という個人的な感覚からくるのだ。

今年に入って、クリニックだけで5カ所ほど、病院は二カ所にお世話になっている。せっかく良い縁と相性の良い医師を見つける事ができたのだが、薬局が穴だったとは意外だったのだ。今年は一年で健康についての総点検だという意図を冒頭に述べた。きわめて個人的な見解だけれど、実際に医療の世界は縦系統で形成されているので、どの系統を選ぶのか?という事に加え、薬局のタイプや相性もあるという事が体験的に理解できた。

50にして惑う。(笑)

※再掲;冒頭の写真はグループ経営型薬局で説明を受けながら配布された一枚のコピー用紙の表裏のスキャン。

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