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SuicaとPASMOと電子マネーのこと

今私は東京に住んでいるけれどSuicaを持っていない。
代わりにPASMOを持っている。
特に強いこだわりがあるわけではなく、初めて東京(その時は厳密には千葉だけど)で暮らし始めたとき、メトロを使っていたのでPASMOを購入した。
そして今でもその時のPASMOをそのまま使っている。

細かく違いを比較すると色々あるのかもしれないけれど、電車移動する上で不便を感じたことはないし、買い物でも使えるところが多いので便利です。

ただ、買い物をする時にPASMOを使うことに少し抵抗を感じている。

買い物をする時にレジに並んでいる人を見ていると、「Suicaで」という人は結構見かけたことがあるけれど、「PASMOで」という人をこれまでみたことがない。
私の行動範囲と視野が狭いだけなのかもしれない。
だけど、交通系ICカードで買い物をしている人のほとんどはSuicaを使っているような気がしている。

PASMOでも同じように使えるから良いじゃない、と言われればその通りです。
ただ、レジ業務をしている店員さんの立場になって考えると、「Suicaで」と言われることに慣れているとしても、「PASMOで」と言われることに慣れていないとしたら、「PASMOで」と言った時、店員さんは聞き慣れない単語に「ん?何?」とうまく聞き取れなかったり、戸惑ってしまうのではないかと思ってしまう。

そもそも、レジで決済方法を選ぶ画面がどうなっているかを知らないことが個人的にはネックになっている。
仮に「交通系ICカード」という括りでSuicaもPASMOもまとめられているのだとしたら、「Suicaで」と言って、実際にはPASMOで決済をしてもきっと問題はない。そして店員さんはきっと「Suicaで」の方が聞き慣れているだろうから、そうした方が店員さんには優しい。

けど、SuicaとPASMOで選択するボタンが分かれているとしたら、「PASMOで」と言わなければいけない。
もしかするとレジの種類によっても異なるかもしれない。
そう考えると、「PASMOで」と言う方が無難な気がして、いつも「PASMOで」と答えてしまう。

これに関してはレジで「Suicaで」と言ってPASMOが使えるかどうか試してみればいいだけの話ですが。
レジが混んでいないときに一度試してみよう。

ここまでどうでもいい葛藤を書いてきましたが、根本的にはSuicaを購入してそれに切り替えるのがきっと一番の解決策。
PASMOには申し訳ないですが。。

どの分野にも言えることですが、同じような機能を持つ似たようなサービスは、認知度が高い方が圧倒的に有利で、シェアが2位以下のものはほとんど存在感を発揮できない状況になります。
SuicaとPASMOも今その状況にあるような気がします。
ネットで調べた状況によると、PASMOも所有者はかなり増えてはいるものの、Suicaには遠く及ばないらしい。
そうなると、PASMOにSuicaにはない独自の機能がないと結局はほとんど使われることがなく、Suicaが圧倒的にメジャーな存在のままとなってしまうと思う。
そうであるなら、Suicaに切り替えることがきっと一番の得策なんだと思う。

***

ちょっと話は逸れますが、電子マネーを使うとき、店員にどの電子マネーを使うのかを伝えなければいけないこともかなりネックだと感じている。

最近はコロナの影響もあって、買い物に行く時はほとんどマスクをしているし、レジ前には感染対策用のシートがあるお店がほとんど。
そうなると声が通りにくくなるので、決済方法を伝える時、そこそこ大きめの声を出さないと伝わらない。
特に、PASMOのように使っている人が少ないであろう電子マネーは、よりちゃんと言わなければ伝わらない。

完全OFFモードで人と話す心構えができていない状態の時などは、声が通らなくて伝わらないんじゃないかと思い、現金を使ってしまう事があります。
セルフレジだと会話がいらないからそっちの方が楽なのにな、と思ってしまいます。

電子マネーの方がお釣りがないし小銭を出す必要もないので圧倒的に楽なはずですが、電子マネーは電子マネーで意外とめんどくさい仕組みが多いと感じます。

日本は他の国と比べてキャッシュレスが普及していないですが、個人的にはレジの仕組みに原因がある気がしてなりません。
キャッシュレスをより浸透させるには、電子マネーしか使えないセルフレジを増やすか、あるいは電子マネーの方が現金よりもストレスがないレジの仕組みを根本から考え直す必要があるように思います。

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