見出し画像

インターフェイスとしての人間の価値

最近よく行く職場近くのコンビニがあります。
そのコンビニにはレジが3つか4つあり、うち2つがセルフレジです。
最近はセルフレジも珍しくなくなっていますが、コンビニでのセルフレジは地元では見たことがなかったので新鮮でした。

現金以外の決済方法であればセルフレジが使えるのですが、私はコンビニはではバーコード決済を使うことが多いので、そのコンビニではよくセルフレジを利用しています。
操作もすごく簡単で1度使うと今後もセルフレジで良いなと感じます。

とは言っても、そのコンビニでもう有人レジに並ぶことはないかというと、そんなこともない気がします。
有人レジに既に人が並んでいたり、レジの中に人がいない場合はおそらくセルフレジを使うと思います。
ですが、レジの中に人がいて、誰も並んでいなかった場合は有人レジを使う可能性もあると思います。

ただ、有人レジを使える場合でも並ぶかどうかは店員の雰囲気や印象によるかもしれません。
店員の人の愛想が良さそうだったり、対応が丁寧そうだったり、きれいな人だったりすると有人レジに並ぼうかなと思いそうです。
でも愛想が悪そうだったり、印象が良くなかったりすると有人レジには並ばずにセルフレジを使ってしまうと思います。

コンピュータが発達して便利な世の中にはなりましたが、やはり機械は機械で決められた動き以外のことはできません。
セルフレジでも簡単に買い物ができるにも関わらずあえて有人レジを使うのは、機械に疎いから人に任せたいと思う人もいれば、セルフレジも使えるけど人間らしいコミュニケーションを求めているという側面もあると思います。

感じのいい挨拶をしたり、相手の表情や空気を読んで、気を遣って対応を変えるというのは(今のところ)コンピュータにはできず、人間にしかできないことです。
一時期、AIが発達して人間の仕事を奪われるという話もよく耳にしました。
確かにわざわざ人間がやらなくても完全に機械に任せることができる仕事も今後より増えてくると思います。
むしろ人口が減っている日本ではそうなるべきだとも思います。
でも、コンピュータがどれだけ発達しても、人は人とのコミュニケーションを求めると思います。

人とのコミュニケーションを求める時、当然印象が悪い人よりも印象が良い人、いわゆる「感じの良い人」とか「愛想が良い人」の方がコミュニケーションを取りたいと思うはずです。

落合さん著書「働き方5.0」の中で、

人間が「人工知能のインターフェイス」として働くことが多くなるでしょう。

と述べています。
人間がコンピュータを使って世の中を便利にするのではなく、AIがシステムを管理し、システムの一部として人間がインターフェイスとして働く社会になっていくとのこと。

インターフェイスとしての人間で価値のある人とはまさに「印象の良い人」「感じの良い人」「愛想が良い人」であると思います。

今後、技術の発展によりどんな仕事が無くなってどんな仕事が増えていくのか、未来を予想するのは難しい(というかできない)ですが、技術が発達すればするほと、印象をよく見せることができる人の価値が上がっていくような気がしています。

この記事が参加している募集

#推薦図書

42,566件

サポートいただくとめちゃくちゃ喜びます。素敵なコンテンツを発信できるように使わせていただきます。