何見ても最初に知らせたいのは、いつだって
デンマークにいた間の感想として、
「1人になる時間が欲しかった」と言いつつ、
「1人でさみしかったなぁ…」ともつぶやいていて、
ん、矛盾してる、
でも、どっちもたしかに思ったことであった。
ホテル‐オフィス間は支店長の車でdoor to door.
ランチ、ディナーは向こうのスタッフといっしょに取っていた。
1人で行動できたのは、朝の散歩と朝食だけ。
1人の時間があれば、ちょっとは街歩きもできたのにな、
せっかく夜も明るい季節だったのに。
という意味で、もっと1人になりたかった。
一方で、観光地を訪れたり、向こうの人と話して、
思ッタコト感ジタコトを伝えられる相手がいないのが物足りなかった。
えびを剥いた指がめっちゃ臭くなったこと、
便器が大きくておしりがはまりそうになったこと、
(ヨーロッパの人は大きい、おしりも大きい。)
高速道路沿いの平原が広くて気持ちよさそうだったこと……
伝えたい人はTwitterにはいない。
帰ってきてからたくさんしゃべった。
でも、きっと漏らしていることもあるし、
そのときの生 (raw) の感情をぶつけてみたかった。
ディナーの席に、向こうの人が家族を連れてくるのをみていたら、
わたしも隣にだれかいてくれたらなぁ。
どんなに言葉を尽くしても、体験していない人にはなかなか伝わらない。
言葉では追いつかない。だから、いっしょに居たかった。
いっしょにえびを剥きたかった。いっしょに街を歩きたかった。
いっしょにこのケシキを見られたら、君はなんていう?
まぁ、それは、プライヴェートの旅行でしろってことか。
来月はいよいよハワイです!
(『凛として世界』2014/6/24 記事 再掲)
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