【131】マインドフルネス実践 ー マインドフル自己探求
ご訪問頂き誠にありがとうございます。
以下テキストでマインドフルネスを学習します。
こちらのワークブックはジョン・カバット・ジン博士の以下テキストのワークとしてまとめられており、実践をしながらマインドフルネスを学べる内容となっております。
本日は、マインドフル自己探求についてです。
マインドフル自己探求とは何か
マインドフル自己探求とは、自分の心や存在の本質を追求することです。特にストレスや不安に関連すると思われる身体感覚、感情、思考を探求します。
心身のなかにあるストレスや不安の感情に意識を向けて、受け止めます。
それを分析したり、抑え込もうとしたりせずに、その感情と共にいるようにします。
あるがままにしておくことで、それらのネガティブで対処しにくい思考や感情が、却って消えていくということを念頭に置きましょう。
こうした感情や感覚こそが、自分が懸念していることを洞察する機会を与えてくれます。
これらの感情を信頼することで、自分の課題を知ることができます。
つまり、感情は自分が幸福になるために必要なことを繰り返し教えてくれるのです。
自己探求のための瞑想
マインドフル自己探求の練習には、RAINを利用することが有効です。
RAINとは
R: 強い感情が現れたときにそれを認識する (Recognize)
A: そこあるものを受け止める(Acknowledge)
あるがままにしたりする(Allow)
I: 身体、感情、思考を吟味する(Investigate)
N: そこにあるものを自分と同一化しない(Non-identify)
RAINは、日常生活の中で強い感情反応を引き起こすきっかけを発見するのに役立ちます。
強い感情反応に気づいたら、それをあるがままにし、心や身体にどのような影響があるか観察します。
RAINのうち、いちばん重要なのは、最後のNです。
心のなかで大きく膨らんだ強い感情反応を、「自分と同一化しない」ということです。
さながらスクリーンに映った映画を観るがごとく眺めるのです。
「心が作り出した物語は、あくまでも一過性のもので自分自身ではない」ということを理解することで、感情にとらわれなくなります。
また、物事をあるがままにしておけるスペースを心の中に設けておくことで、恐れや、怒り、悲しみを駆り立てるものへの理解を深められます。
対処しにくい感情に向き合う
心に生まれてきた強い感情、とりわけネガティブな感情を受け止め、あるがままにし、自分と同一化せずに客観的に見ることを学んできました。
こういったネガティブな感情とあえて向き合うことは恐ろしく、却ってよりネガティブな感情が膨らんでいくのではないかと不安になることでしょう。
それ故に、「不快な感情や出来事は忘れて、楽しいことだけ考えましょう」と言われることがあります。
しかし、感じているストレスや不安や痛みに何の手も打たずにそのままにしておくと、却ってこれらを暴走させることになります。
最終的には抱えきれないほど巨大なものになることでしょう。
逃げることは不可能なのです。そうではなく、自分自身の一部として受け止めれば、学びと成長の機会となり、苦悩は消えていくことでしょう。
ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。
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向日葵畑の向こう側
「創作大賞2023」ファンタジー小説部門応募作品です。全編約50000字程度の短編小説となっております。