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ふだん開かない扉が開いた

夏が終わり、空気がひんやるするだけで一気に年が終わった感じがします。特に今年は夏が暑かったのでその印象が強い。四季が二季へ、というネット記事を見ましたがまさにです。そんな慌ただしい季節の流れの中、たまたまではありますがかつてないほど自分の家族以外の「ファミリー」に身を置いた年でした。

4月
数年会っていなかった彼女(右)に連絡を取り、家族のことを知る。9月には一緒にローカル線に乗りナイトマーケットに行ったり。

突然の大雨に傘を持ってきていなかった私たちはびしょ濡れ
ローカル線の日南線。1両編成となっております。



7月
こちらも数年ぶりに会う友人家族。Fromドイツ
子供達がかわいすぎるのでおばさんデレデレメロメロです。今回の再会は「写ルンです」で撮影。失敗ばかりで写っていないカットがたくさん。私の心には写っているけど。(No.1と2があります)


そして8月
飲み友の奥様の親族が、毎年お盆の時期に広島の離島に集まるというので図々しくその輪に入れさせていただきました。その離島(小佐木島)は人口4人。どんな人が住んでどんな生活があるんだろうか、当初の目的は島を見ること。そして島に死者が出た年だけ行われる盆踊りが今年開催されるということで貴重な祭りが見れることを心から楽しみにしていました。

島に到着して親族みなさんのセカンドハウスに入ってすぐに当初の目的が変更。目の前にいる人たちがおもしろくて興味深い。荷物を置いて次の瞬間には「どうも初めまして」の挨拶がわりにビールを開け・・・
秒で一気に飲み干し、勝手に冷蔵庫をあけてもう一本プシュッとしてた自分にいささか注意したくなりましたが、先に酔い潰れて寝ていた方々が順々に起きては「あ、どうも」と挨拶のプシュッが止まらない。

広島県三原市から小佐木島へ向かう船の中
タコの唐揚げの仕込み 揚げたては最高でした
みなさんとご対面すぐの場面 これは何本目だろう・・・黒いTシャツが私
この夜のたこ焼きは今まで食べてきた中で一番おいしかった!


何十年ぶりだろう、大人数での雑魚寝 少々二日酔いの朝
よしずの屋根がステキです
朝昼晩の献立表 島にスーパーがないので材料を気軽に調達できないためあらかじめ決めてある 船で運ぶのも一苦労
おでんとカレー しゅうちゃんがほとんど食事を準備してくれた
女の子は初めての海
なんと、サウナがあるんです


友人夫婦
盆祭りの前にお墓まいり
盆踊り シンプルな感じがエモい
お酒と肴の振る舞い
踊って明るく死者を送る
踊りのあとはカラオケ大会 すいません、変なねじり鉢巻ですがトップバッターでした


みなさん、普段ちゃんとサラリーマンであろう方々。私と言えば45歳で根無し草のようにプラプラちゃらちゃら生きているため、受け入れてもらえるか少し心配がありましたが、すぐに「姫」というあだ名をつけていただきました。(自分で言ったんじゃない、誰かが呼び始めて定着した。この時だけ)

別れの朝 船乗り場へと向かう
みなさん本当にありがとうございました!できれば来年も行けたらと思ってます

私は普段一人で動くのでほとんど自分のペース。
今年はいつもと違う時間が多く、アウェイでありながらもその輪に自分をおくこと。そのことが私に大きな実り&恵みをもたらしました。人の価値に触れて、自分にも取り入れられるものがあるというか。そこで起こる小さな対話。その時自分では気づいていないけど、意思表示をしていたり表現をしていたり。ひとりでは得ることができなかったもの。想像していなかったことが起こったり、一緒に美しい景色を見たり、人の縁が突然つながったり。

こうして振り返ってみてこれはある意味の「転機」だったのかもしれないし、もっと言えば私は前より人を信頼して愛するようになったかもしれません。今年はまだ残りがあるので、その時間は続きます。


いただいたサポートはこれからも来双船がよい出会いができるよう、心から感謝しながら使わせていただきます!