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孫の手

地元のケーブルテレビに加入していたのですが、家族全員(父母)ほとんど見ないということで、BSだけで十分!ということで先月解約をしたんです。
ケーブルのチューナーを外し、元の地デジ放送に戻すための工事はケーブル会社はやってくれず自分で手配しないといけないらしく(えー!?取り付けはしたのに?)、さらにはBSチューナー等の云々考えないといけなかったので、とりあえず近くにある◯ーズ電気に出向き相談。
慣れていないのか、お兄さんはいろんな資料を調べたり電話で相談したりしている。

「お客様、これは特殊な例なのでちょっといったん見積もりを取らせていただいてから・・・」

・・・・、特殊なわけないやろ、ここ一帯そんなご家庭多い思うわー
お兄さん。

そうだあそこがあった。すぐにその足で、さらにうちから近所の個人の小さな電気屋さんに駆け込む。

奥様が”あら、お久しぶりです。あー、ハイハイ” と二つ返事。
別のところを回っていた旦那さまが、すぐに工事をしてくれました。
あっという間に作業が終わり、さっそうと別の現場へ向かわれました。

別な日、お風呂の電気が切れ、傘を固定してるネジが錆びて取れないので電球の交換ができない。
困った、、、私は小さな間接照明の入浴が好きなんだけど、親は見えないだろう、転ぶだろう・・・。
これも先ほどの電気屋さんにお願いしたところすぐに来てくれて、なんと一つのスイッチで二つの灯を楽しめるように工事をしてくれました!


さらに別な日、父親が腕時計が止まったので車で10分のところにあった時計屋に行ったら、いつの間にか店じまいしていたということでネットで調べたところ40分走らせた街じゃないと時計屋がないため私が行くことに。
チェーン店があったのだけど、電気屋さんの教訓から個人店をそれも対応がいいであろうお店を選んだ。
”時計は消毒したので、よろしくお願いします”
”ああ、ありがとうございます。大丈夫ですよ” と小さな微笑みの高齢の男性。

電池交換だけなので、そんなに時間はかからないのだけど
奥様がお茶とお菓子を出してくれた。
会計をすませて、店主さんはすぐに外に出た。
???

あ!
お店は大通り沿いで、私が車を前進で駐車したためバックでは出にくいところだったんです。
店主さんは私が道路に出やすいように誘導をしてくれました。
私はたった1300円の客です。うれしい、ここを選んでよかった…

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大したことではない3つのできごと、おおげさだけど人との対峙って重要だな、いいなぁってあらためて実感しています。とは言え、私は人が苦手だったりするんですが(涙。
今も、これからもしばらく(もしかして2年くらい?)続くオンライン・在宅のいろいろ。
これからもっと増えていくだろうし、重要になってくるだろうけど
リモートばかりも続かないだろうって思ったり。


特に高齢者社会というか、高齢者しか住んでいない地域・家庭。
オンラインとかリモートは手軽なようで、実はとーーっても遠くて全然楽ちんぽん!とはいかないです。
現実的にかゆいところに手が届くような世界ではないと生きていけない。
リアル。


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話は逸れるけど、これは10年以上前、地元の観光案内所で働いているときに作った看板。ガソリンスタンド、釣り道具屋、etcに配置しています。観光だけじゃなく、まちに来た人に休んでもらったりいろいろ簡単な案内をしてもらうというものだったけど、今では観光レジャーはみんな自分でネットで調べて動くのでガイドラインを見直しべきでしょう。

地震は季節を問わないけど、これから自然災害が多くなる季節に入るしそんな時代に入ってるし。

その地方・街、街の中でもさらに小さなコミュニティーで必要なものって大きく変わってくるので体制を大きくシフトする必要があるかもしれません。
それは行政を頼りにしていたら時間がかかるし、なかなか小回りが効かないのです、経験上。
個人から何ができるかを見つめてみます。

いま、家の周りは大根の花だらけ。(topの写真です)
朝と夕、斜めから差し込む光で天国のように(行ったことないけど)美しい光景を作り出してる瞬間があります。もっと自分が住んでいる足元を見たいな、と思い直している日々です。

いただいたサポートはこれからも来双船がよい出会いができるよう、心から感謝しながら使わせていただきます!