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『絶望の林業』あとがき その1ー本書にあることに、しっかり向き合えば、希望が生じる

最近、電車に乗るときは、スマホを見ていることが多いですか? 昨日、利用客の多い路線の電車に乗りました。

そのとき、あれ、と思ったのは、車中で紙の本を読んでいる人が以前よりも目についた気がしたから。

なかでも、ドア口近くで、立ったまま熱心に文庫本を読んでいる若い女性の姿に目が留まりました。

何であれ、何か夢中になるものがあるって、よいものですよね。

さて、『絶望の林業』はタイトルがタイトルだけに、読んでくださる人ばかりでなく、内容をお伝えしようとする私も、ちょっと気が重くなります。

ですが、不都合なことほど、早く直視する勇気を持つ方がよい、というのは、短くはない人生から得た貴重な経験な気がします。

それで、昨日も車中でこの本を読みましたが、お伝えしたいことは、多くありすぎ…

これは、私が選ぶしかないですが、とても悩ましいです。

なので、まず、結論を述べられた、短めの「あとがき」から見ていきましょう(読点を加えますね)。
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森林が好きだからこのニッチな分野を専門にしているが、森林とは、動植物他の生き物、土壌地質、水、気象などの自然に加え、文化、経済、政治など広範囲な分野を包含しており、林業はその中の一要素に過ぎない。

ただ、日本の場合、林業が森林環境や人間社会に及ぼす影響は大きい。

林業が健全に行われないと、森林、そして日本社会もよくならないだろう。
だから、森林を語るために林業にも目を配っている。

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一区切りします。いかがでしょうか?

たまに森(スギ・ヒノキ人工林等)に入って仕事をすることがあり、もうずっと前ですが、木材のリサイクルをテーマに、各地をヒアリングして歩いたことがある身からすると、実にまっとうな意見だと思います。

長くなったので、続きは別の記事にいたします。続きも読んで頂けるとうれしいです。

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