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栗コーダーカルテット in 洗足池 のこと。

2022年10月下旬。我が地元・洗足池にて「栗コーダーカルテット」のライブが開催されました。

洗足池は東京都大田区、東急池上線で五反田から10分ののんびりした街です。

洗足池公園

ライブのキッカケ

栗コーダーカルテットは3人組アコースティックバンド(元は4人だったので「カルテット」)。名前は知らずともこちらの曲に聞き覚えのある方は多いはず。

1994年結成。NHK Eテレ「ピタゴラスイッチ」や、通称「やる気のないダースベイダーのテーマ」などでもお馴染みのインストゥルメンタル・バンド。映画、テレビ、舞台、CMへの楽曲提供を含め、参加CDは100を超える。近年は国内外で多くの公演を行い、0歳からシルバー世代までが集うファミリーコンサートやロックフェスティバル、クラシックイベントなど多方面に出演し、あらゆる層から歓迎されている。

栗コーダーカルテット オフィシャルウェブサイトより

私はちょっと変わったアコースティック音楽が好きで、いろんなアーティストのライブによく足を運んでいます。栗コーダーカルテットもそのうちの一組です。

ライブの主催は、洗足池駅すぐそばのたこ焼「笛吹」。マスターが栗コーダーカルテットのメンバーと古くからの友人で、お店が10年目を迎える感謝企画として今回のライブが実現しました。

たこ焼「笛吹」

また、ライブは「AHA KIDS」という地域イベントの一環という位置づけなので、会場はAHA KIDS主催の「cafe634」。私の行きつけのお店であり、過去にはコーヒーラベルデザインのお手伝いもさせて頂きました。

上記の通り
・地元
・馴染みのお店
・好きなアーティスト
が関わるイベントであり、これは傍観していられない! 是非お手伝いしたい! …と、笛吹のマスターに相談をし、告知ビジュアル制作や当日のお手伝いをさせて頂くことになりました。


制作物-1 ポスター

以下は制作した告知ビジュアル。
メイン使用楽器であるリコーダー、ウクレレ、サックス、チューバ、アンデス(見た目は鍵盤ハーモニカに似た、リコーダーの音がする楽器)パターンデザインにし、タイトルロゴを重ねました。
ロゴのモチーフは「池」「スワンボート」そして「タコ」たこ焼き屋さんプレゼンツ企画である事をしっかり伝えたかったので、スワンと一緒にタコさんにも池で泳いでもらいました。

プロフィール写真のたくさんの楽器たち…たまらないです。余談ですが私は見に行くライブで面白い楽器を目にする機会が多く、instagram「楽器メモ」と称して何年間か記録していました。コロナをキッカケに更新は止めましたが、今もアーカイブとして残しています。

楽器を見慣れている私は多分感覚がズレているのですが、皆さん普通は学校で見かける楽器くらいしかよく知らないみたい。今回のライブはそんな人達…特に子供達にいろんな楽器を生で見て聴いてもらう絶好の機会です。

制作物-2 チケット

「お店の常連さんで予約はすぐに完売するからチラシはいらない。その代わり記念に取っておけるチケットが欲しい」とマスターからのオーダー。そこで以下のようなポストカード仕様のチケットを制作しました。

子供用チケットの表と裏

子供用大人用の二種類を制作。子供用の方には氏名やメモの記入欄を。大人用には記入欄を入れない代わりに、プロフ文をしっかり入れました。

左が子供用、右が大人用


ライブ当日

当日のスタッフは皆、笛吹の常連さん達。気心の知れた仲間達によって準備はスムーズに進みました。笛吹が多くの人達に慕われている事を実感。

こちらはリハーサル風景。「栗コーダーが634にいる…!」と密かにテンションが上がった瞬間です。奥のキッチンで作業をしているのは634のユミさん。「素敵な生演奏が流れる中で仕込みが出来て、『かもめ食堂』みたいな映画のヒロインになった気分だった!」と喜ばれていました笑

リハーサル後は迅速に客席のセッティング。第一部は「こどもの回」なので地べた座りです。

こんな至近距離で見れるなんて贅沢!

開場! ハロウィンが近かったので仮装をしている女の子がたくさんいました。そんな子供達をニコニコと迎える笛吹のマスター。

ライブは超満員。かなり小さい子も来てたのでちょっと心配もしましたが、みんな楽しそうにライブに見入っていました。

ライブの様子をスケッチするスタッフ。

お上手!! メンバーさんそれぞれの雰囲気を掴んでいますね。

ライブは第二部の「大人の回」の最後までしっかり盛り上がりました。お天気が良く入り口を開放していたので、生演奏が商店街に穏やかに響きます
歩いているとどこからともなく心地良い音楽が聴こえてくる。ハーモニーが夕焼け空に溶け込んでいる。まさに特別なひと時でした。


こんなイベントがもっとあるといい

・笛吹マスターの発案とサービス精神
・お店を慕う常連さん達の協力
・カフェ634の心地良い空間と懐の深さ
・穏やかに楽しんでくれた地域のお客さん達
・そして何より栗コーダーカルテットの皆さんの素晴らしい演奏
(あと、秋の気持ち良い気候)

これらが揃ったお陰で、イベントはトラブルなく大成功に終わりました。私もささやかながら関わる事が出来て嬉しかったです。

思えば、私はこれまでに似たようなカフェライブを主催したり、CD等のお手伝いをしたり…以前はよく音楽に関わっていました。(↓ 動画は2012年、当時住んでいた武蔵小山にて主催したカフェライブ)

今回のイベントを経て「地域」や「音楽」に関わる機会をまた増やしていきたいなと、改めて感じました。

最後に。
たこ焼笛吹さん、10年目おめでとうございます!!!


graphic designer
kishiko oomi
http://k-oomi.com


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