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哲学の散歩道

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2020年8月の記事一覧

人間は死ぬと『三つの死』を得る――「生物としての死」、「社会的な死」、「自我の死」――

人間は死ぬと『三つの死』を得る――「生物としての死」、「社会的な死」、「自我の死」――



エドワールト・コリール作、1663年『ヴァニタス-書物と髑髏のある静物』

作者不詳、17世紀頃『メメント・モリ』

(『ヴァニタス(空虚)』と『メメント・モリ(死を忘れるな)』は、どちらも死をテーマとした絵画の題材、あるいは思想。時代によって視点も変わるが、人は古い時代から死に想いを馳せてきた)

1.はじめにさて、今回はリハビリがてらに死生観に関する哲学っぽい軽い話を一つ。(この場合の軽さ

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