プロ野球選手になるまでの道のり(高校編1)

さぁ高校編です！
ここからは表に出ていないあの人のエピソードが出たり、際どいラインの事もでたりします。


僕が進学した先は
岩手県花巻市にある野球の名門花巻東高校です！
中学での活躍を認められ、特待生として入学させて頂く事になるわけですが.....。

入学前、
2011年3月11日東日本大震災が起きました。

中学校の卒業式前日でした。
僕たち3年生は卒業式前日という事でこの日は卒業式のリハーサルをし、お昼過ぎには下校という流れでした。
下校途中に突然、立ちくらみがしたと思ったら
目の前の道路にヒビが入りました。
気づけば僕は地面に這いつくばっていました。

同時に大津波警報も発令されたのでパニック状態でそのまま高台に逃げました。

そこから避難所生活が始まるわけですが僕はこの時、野球をしてる場合じゃないと思いました。

花巻東高校に行くのをやめようと決めました。
両親にその話を伝えたら意外な言葉が帰ってきました。

"花巻東高校に行って甲子園、プロ野球選手になったらこの町も元気になる"

言われた時、感情は無でしたが、なぜか鳥肌だけは凄かったです。

時間が経って頭の整理をして、

花巻東に行って甲子園で活躍、そしてプロ野球選手になる！


これが僕の野球人生で初めて明確な目標になりました。

そして、
花巻東高校に入学し、いよいよ高校生活スタートです！

地元を離れて全てが初めてのこと。
初めての寮生活、初めて会う同級生、チームメイト。
学ぶ事はとにかく多かったですね。
寮に入りまず、自分の決められてある部屋に行きます。
部屋は2人で一部屋。(先輩後輩)
一緒の部屋になる先輩は誰なんだろう。
緊張と不安はありました。
部屋で待機して荷物を整理してる最中、先輩側の壁に目標の書かれた紙が貼ってありました。

その紙に書かれていた目標は
"MAX160キロ"
もう誰かお気づきの方もいますよね、

メジャーリーガーの大谷翔平選手です。