綺羅カーンVSタカシ 悲しい物語 僕は、人間になった
野口整体と呼ばれる整体操法でADHDの症状を一時的に抑えられることを発見したタカシ。
それで、2006年2月以降、整体の効果を継続させ続けているので、ずっと人間の状態を維持している。
そして、継続させるようになったきっかけを話したいと思う。
2006年2月。不幸が連続で続いて(借金や集団ヒステリー)泣きそうな俺。
まさにジェットコースター人生。
宝くじで6億とか当たったら、悲惨な○に方をしそう。
熊に食われるとか、ライオンに食われるとか。
それで、そろそろ幸運が舞い込んで来ると思っていた矢先に来たぜ。
「データカードダス ドラゴンボールZ2ロケテ」開始。
ウッヒョー。キター。また現金が手に入るぜ。
帽子を被って出発準備完了。風が吹くと前髪が捲れ上がって落武者見たいになる(ギネス級にオデコが広い為)からね。
それで、どこに向かうん。
場所を確認してなかったわー。
うっかりもののタカシ。
慌ててネットサーフィン。
えっ…場所が書いてない…。
天国から地獄。ガビーン。超チョベリバ。
最悪だ…。でもヤフオクに出品している野郎を観察すれば何か分かるかな?
……ダメだ。何も分からない。
んっ…そう言えば携帯のモバオクは調べて無かったな。
携帯をカパッと開いてポチポチっと。
おお、出品している野郎が何人もいんじゃねーか。
んっ…出品している野郎の質問欄にたくさんの投稿があるな。見てやれ。
「ロケテの場所を教えて下さい」
「申し訳ありませんが、場所は教えられません」
「このロケテは、妙典のサティで行われているんですよね」
キター。場所判明。早速出発進行。茄子のおしんこう。
東西線「妙典駅」から徒歩数分。サティ妙典店に到着しますた。
早速ゲームコーナーに行くと、知らない親子連れが3組。
こりゃカード買いまくりじゃねーか、と思ったのも束の間、カードを買うモードが無い。
約10分のゲームをしなければカードを入手出来ない。
最悪だ…。これじゃあ1時間に1枚がいいとこだ。
でも、挫けることなく並んだ。
タカシ凄い偉い格好いい。
タカシ△。
それで、並んでいる主婦があることに気付いた。
サタンをスキャンして戦えばすぐに負けることに。
その主婦の発見で、他の親子連れも真似し始めた。
それで、俺の番が来たけど、俺はカードなんて持ってない。
だから、後ろにいた主婦に言ってやった。
「サタン貸して下さい」
「えっ…ああ、はいどうぞ」
主婦は突然眼帯した(斜視を隠す為)野郎が喋り始めたから驚いていた。
びっくりドンキー。
訳すと「悪魔貸して下さい」だもんな。ダミアーン。666。
それで、この日の収穫はゼロ。
さて、明日も並ぶかな。
2日目。今日は同級生のK.Y君に金を払って並ばせることにした。
正午から18時まで並んでカードを入手すれば、2000円プラス交通費という条件。
ほんで、K.Y君がいなくなった後も列に並んだんよ。
そしたら急に話しかけられたんよ。
「どうですか調子は?」みたいな感じで。
誰かと思って見たら、恐竜キングのロケテの時に並んでいた強そうなお父さんだったんよ。
んで、その人と談笑しているうちに仲良くなった。
人間的に素晴らしい人だったんよ。
んで、やっぱりこの人が伝説のロケテ組だった。
ほんで、その人は自分のことをクウラって呼んでくれって言ってた。
ほんで、その日の俺、整体の効果がなかったん。
だから、不適切な発言しちまった。
クウラが俺に「もう一人いたよね~?」って聞いてきたんよ。
それJ君(中学・高校の同級生)のことに対して言ってたんよ。
でも、K.Y君のことだと勘違いしてこう言っちゃったんだ。
「ああ、あの人は金払って並ばせてた」
それを聞いたクウラはびっくりしてたね。びっくりドンキーだよ。
なぜなら、それはロケテに参加する上でタブー中のタブーだったんよ。まして恐竜キングはネットに場所が書いていないからね。
俺はヤベー失言しちまったぜ、と思った。
この失敗を踏まえて俺は、これからロケテ組として活動して行くに当たって、整体の効果を継続させることが必須だと痛感した。
グループでの活動では、失言が命取りになる。
近所の青年達が、俺に集団で暴行を加える計画(実際に2009年6月、危機一髪だった)をしていることもあるし、動物人間タカシは卒業した方がいいと判断した。
こうして動物人間タカシは、22年の歴史に幕を閉じた。
もうあの大声は聞けない。
さあ、明日は整体院に行ってから、3日目のロケテだ!
3日目。この日は、動物人間タカシの最後の日。
私は、22年と2ヶ月の間、周りの人間に対して空気の読めない行動や言動をして困らせました。
こんな私に、今まで優しく接してくれた人たちに対して、最大限の感謝をしたいと思います。
どうもありがとう御座いました。
これからは、整体の効果を継続させて、普通のタカシになります。
ここでお願いがあります。
動物人間タカシを嫌いになっても、普通のタカシは嫌いにならないで下さい。
それでは、バイバイキーン。
○○○団地騒音問題(1992年1月~2006年2月)は、長年の歴史に幕を閉じた。
朝一で船橋全生整体院へ。
操法を受けて、普通のタカシに変化。
その後、総武線と東西線に乗って「市川妙典」へ。
駅から10分ほど歩いてサティ市川妙典店に到着。
そして、ゲームコーナーに行くと、20人ほどが並んでいる。
クウラも居た。
それで、列に並んでいる最中に、転売屋のおじさん、埼玉県在住のS君、静岡県出身の青年2人と仲良くなった。
この4人にクウラとクウラの奥さんが加わって、合計7人でカードの話をしながら盛り上がった。
そして、やがて列は100人を超えるものになった。
3日目なので、ネットの掲示板に場所が書き込まれたのが原因。
それで、列に並んでいる最中に小太りのオッサンが現れて、静岡県出身の青年の1人に何か話しかけた。
青年は、オッサンがいなくなった後にこう言った。
「あの人に情報を教えると、関東中に情報を広められちゃうから」
それを聞いた俺は、そのオッサンに興味が沸いた。だから、さりげなくそのオッサンを観察した。
オッサンは、奥さんと小学校低学年くらいの息子の3人でロケテに参加していた。
それで、観察しているうちに衝撃を受けた。
そのオッサンと奥さんが、発達障害者特有の目付きをしていた。
さらに、息子は大声を出して騒いでいた。
俺は、こいつら発達障害者家族じゃねーか、と思った。
(発達障害カップル・夫婦ってメチャ多いんだぜ)
列に並んでいる人は、サタンをスキャンしてすぐにゲームを終わらせる、という暗黙のルールがあった。
けれど、小さい子供は、純粋にゲームを楽しみたいらしく、従来の時間でプレイしていた。
しかし、それを気に食わない人物がいた。
ヤンキーの青年2人だ。
その2人は、サタンをスキャンしない人に対して「何やってんだよ早くしろよ」と暴言を浴びせた。
けれど、皆その暴言を無視していた。
でも、無視できない人間がいた。
あのオッサンだ。
オッサンは、ヤンキーに暴言を浴びせられると激高して取っ組み合いの喧嘩になった。
そして、周囲にいた100人を超える人間も騒ぎだし、辺りはプロレス会場みたいになった。
しかし、その後警察官が駆け付けてようやく平和を取り戻した。
この乱闘騒動を起こしたオッサンが、犯罪者集団「綺羅カーン」のメンバーであることは、この時はまだ気付かなかった。
オラに力(お金)を分けてくれ~。