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【エンダーリリーズ】旅路の果てに待ち受けるもの【EDまでネタバレあり】

こんばんは、如月伊澄です。

Cエンドまでクリアしたので、語ります。
「Cエンド?」という方は、石版を全て集めてから還ってきてください。

【果ての旅路を振り返る】

【リリィとの出会い(白の教区)】

どんなきっかけかは忘れましたが、たまたま見つけた「エンダーリリィズ」というゲームタイトル。セールをしていてお安くなっていましたし、ストーリーも好みだったので、少し悩んでから購入しました。

初めましての感想は「この娘、意外とアグレッシブだなぁ(回避がヘッドスライディング)」でした。

攻撃してこない「信徒」を退け、「低級騎士(盾もち)」も回避で回り込んで、バックアタック。数多くの「死んで覚える」タイプのゲームをクリアしてきた実績もあるわけで、この程度なら・・・・・・という目論見は「聖堂」で打ち砕かれます。


エンダーリリィズ公式サイトより引用 https://ja.enderlilies.com/

初ボス「守り人ジーグリッド」です。記憶が残るボスですが、実は奥義は使えません。姉の方と間違えて「奥義でないよー!」とウルグ戦でテンパったのは、彼女のせいです。

攻撃ではなく、回避中心に考える。
高難易度ゲームの基本ですね、彼女が思い出させてくれました。

何度も戦って、やっとHPを削りきろうとしたその時。
発狂からの形態変化。そしてHP全回復。

やっぱりそういうことする。

こういうパターンは、追い詰められて奮起するパターンや、かつて失った自分を取り戻して技のキレを取り戻した上で、再戦のパターンが多いですが、悲しいことに彼女は「穢れ」にのまれて暴走し、化物となって襲いかかってきます。

とはいえ、暴走状態だからか、動きは単純なので回避がうまくできればそんなに強くない・・・・・・なんてこともなく。

序盤はできることが少ないため、純粋にプレイヤースキルが求められるせいで、初心者プレイヤーの心が折れるのでしょうね。
まあ、エンダーリリィズは後半でもぶっ壊れスキルなんてないけれど。

【かつての英雄に会いに行こう(崖の村)】

さてなんとか聖堂を抜けて、頼れる仲間(魂のみ)も手に入れて次のステージへ。崖の村です。ここから敵の攻撃が苛烈になっていきますね。

早速手に入れた2段ジャンプを駆使しながら、先へ先へ。
どう考えても2段じゃ届かない高さの位置にアイテムが置かれていて、「今後、空でも飛べるようになるのか・・・・・・?」と思いながら進んでました。結局、その高さに到達するのはだいぶ先になるのですが。

村を抜けて辿り着いた先は、双子砦の前。
立ちはだかるのは、かつての英雄「ゲルロッド」です。


エンダーリリィズ公式サイトより引用 https://ja.enderlilies.com/

昔は大槍を携え、王城で騎士長をしていたそうです。

エンダーリリィズのボスキャラは、チェーンハンマーに大槌、ハンマーと、打ち砕く系の武器を持っていることが多いですが、穢者を固定して動きを止めるためでしょうか?

ジーグリッドのステージでも、背景で穢者が杭で打たれて動けなくなっています。(設定資料集より)

どんな戦い方をしていたか、いまいち記憶がないのですが、黒騎士とジーグリッド、少年に首なし騎士と、やれることが増えて逆に混乱する!に陥っていたはずです。

結局、シンプルが一番強いのだ。

さて、英雄を浄化し変なぶよぶよ(肉腫)を突き崩す力を手に入れたリリィと黒騎士は、地下へと旅を進めます。

【水ステージにはいい思い出がないのよ(魔女協会)】

落ちた先には「魔術協会」が広がっていました。
もちろん、生き物の姿はなく、魔術キノコたちが襲いかかってきます。

穢れに汚染された水が出てくるのもここから。
地上に近い上層を中心に赤い水が出てくるのは、芸が細かい。

嫌ですね、水ステージ。
某配管工のみずびたシティとか、緑の勇者の水の神殿とか・・・・・・。

美しい景色とは裏腹のおぞましい穢者たちを倒しながら、奥へ奥へ。
ミミックモンスターが出てくるのもここからでしたっけ?
強いし、怖いし、嫌さがスゴイ。

あと、tipsの「恋人への手紙」からの「森の魔女」
切ない。


エンダーリリィズ公式サイトより引用 https://ja.enderlilies.com/

ステージボスは黒の魔女イレイェン。
tipsやキャラクターでも「泉の白巫女」の名前がよく出てくるようになってきました。
(風の白巫女の名前もどこかで出てませんでしたっけ?気のせい?)

パターンを読みやすいボスではあるのですが、発狂後の広範囲攻撃に気を抜くと刺されるのが辛い。
あと、いつ形態変化するかハラハラしました。

イレイェンを倒して、水中を自由に移動する能力を手に入れました!
これで魔術協会内も好きに移動できますね。

【いつか来るとは思っていたけど(カタコンベ)】

どこから侵入したか忘れましたが、次のステージは「カタコンベ」
崖の村で拾ったtipsに名前が出てきたので、いつかは来ると思っていましたが、もうか・・・・・・。

カタコンベ、つまり共同墓地ですね。
ホラー感の強い、ジメジメとしたステージ。

そういえば、全体的にモノトーンで、穢者というゾンビみたいな相手が敵の「エンダーリリィズ」ですが、不思議と怖い感じはしないんですよね。

敵は強いし、気味悪いし、爆弾魔はいるし、蟲が無限湧きするし・・・・・・。

相当後で気づいたのですが、ここで本当は黒騎士がレベルアップする想定だったのですね、うちの黒騎士レベル1のままウルヴ倒したぞ・・・・・・?

ここのボスは「守り人シルヴァ」
妹を想うばかり、妹には嫌悪されていた可哀想なお姉ちゃん。

公式サイトに画像がないので、画像はないです。
勝手に資料集から切り抜くわけにもいかないしね。

妹と同じく形態変化があるボスで、翼を使ってかなりアグレッシブに攻めてきます。妹の力も借りて、なんとかおとなしくさせましょう。

翼があるので、今度こそ3段ジャンプか飛行能力か?と思ったら、回避がパワーアップしました。横移動は強くなったけど、上方向はまだまだですね。

ちなみにシルヴァの攻撃はちょっとだけ上に浮くので、この時点でリリィは斜め上方向への移動がかなり強化されています。

行動範囲が大きく増えるので、レリック集めの旅に出るのもいいですね。

【敵が強いよー!ボスも強いよー!(双子砦)】

さて、双子砦です。
空飛ぶ兵士にボコボコにされ、空飛ぶ烏に狙撃され、空飛ぶドラゴンになぎ払われる。そういうステージです、辛い。(王城と勘違いしている可能性アリ)

変な目玉が広範囲攻撃してきたり、強めの兵士も配置されています。
さすがは前線、その戦力をか弱いリリィに向けるな。

ひぃひぃいいながら双子砦を昇っていくと、「狂い騎士ウルヴ」の名前が書かれたメモが落ちていました。
メモのそばには大きな肉壁。この先にウルヴがいるのでしょうか?

ゲルロッドさんの大槌で空飛ぶ敵をブレイクしながら、砦の上部へと向かいます。ここを抜けた先に何があるのかは知りませんが、きっと碌なものではないのでしょう。


エレベーターを降りると、そこは花畑でした。

碌なものがありました。
そこに佇む一人の騎士、ここのステージボス「狂い騎士ウルヴ」です。
このボスも公式サイトに画像ないので、パス。

不可視の斬撃(たぶんめちゃくちゃ発生が早い攻撃)や極大レーザーや素早い爪攻撃でリリィを追い詰めるウルヴ。
この時点ではレリックが揃ってないこともあって、一番強いんじゃないか、こいつ。

彼の記憶と佇む場所は、本当によいですよね。
穢れに飲まれても、彼女との思い出を守り続けていたのでしょう。

撃破後手に入れたのは「壁登り」。

待ちに待った上方向への移動手段!
めちゃくちゃ行動範囲が増えるぜ!と大喜びしたものです。

【人還りエンド(辺境)】

壁登りが使える場所(ゲルロッドを越えた先)は覚えていたのですが、毎回次ステージに進む前に、手に入れた能力でこれまでの場所を巡るのが、私のプレイスタイルです。

壁登りとは関係なしに、なぜか魔術協会から「地下牢獄」へ。
よく話を聞いていなかったせいで曖昧だったのですが、白い花畑を目指せ?みたいなことを黒騎士が言っていたような気がします。

で、地下牢獄。
到達後、「こんなところに」と黒騎士が花について触れたので、勝手に「最終ステージか?」と勘違いし、後回しに。敵も強いしね。

その後、旅を続けていると、双子砦の先に不思議な場所がありました。
「辺境」と呼ばれるその場所には「泉の白巫女」の姿が。
ストーリーをぼんやりとしか追ってなかったせいで、この時点ではよくわかってなかったのですが、この旅は彼女を探す旅でもあったのですね。

「幻影だ」と黒騎士が言う彼女は、穢れを浄化することでリリィが代わりに受けてきた穢れと痛みを浄化し、白巫女ではなく一人の少女として生きていく道を少女に示します。ちなみにここで初めて、リリィの髪と足が穢れによって黒く染まってきていたことに気づきました。

「古き契約」にて、果ての国から外へは出られない黒騎士を置いて、リリィは外の世界へと踏み出します。

一つ目のエンディング、Aエンドです。
元凶が解決していないことから、不穏な言葉を残して物語は終わりを迎えました。

この時点で

「このまま浄化を続けることで、果ての国の穢れは浄化できるが、代わりにリリィが真っ黒に染まって死んでしまうエンディングに至るのでは?」
「このまま進めばリリィは更なる穢れを抱え込むのは火を見るより明らか。ここで物語を終わらせることも、一つの選択肢?」


そんなことを考えながら、悩みつつ次のステージへ。

【重装備が弱いわけなんだよなぁ(果ての王城)】

地下牢獄は最終ステージか、隠しステージと勘違いしていたせいで「果ての王城」へ。

重装備の騎士達が束になって襲いかかってきます。
か弱い少女一人に戦力過多ではないか?
騎士の誉れはないのか、誉れは。

まあ、穢れで意識がないので誉れなんてないわけですが、一撃でHP半分くらい持って行かれつつ、なんとかじわじわ進んでいきます。

それより双子砦でドラゴンと書きましたが、ドラゴン出てくるのこっちだっけ?


エンダーリリィズ公式サイトより引用 https://ja.enderlilies.com/

ボスはこの人「騎士長ユリウス」。

地下牢獄のtipsとボスを倒していると、戦いに深みが増すのですが、後回しにしたせいで、この時点では、なんかとても強いボスという印象で終わってしまい、地下牢獄を進みながら「なるほどなー」という逆転現象が起きていました。

あとレリックの王冠が落ちている場所が、またいい感じですよね。

たぶん想定攻略順を一つ飛ばしているせいで、阿呆みたいに強いボスでした。シルヴァ姉さんがいなければ勝てなかった。

あと、この大槍、元々はゲルロッドさんの武器だったそうですね。
あの巨体に合わせた大槍を、この痩身で振り回すのだから、ユリウスの恐ろしいまでの努力と執念、深い憎悪が光ります。

彼を浄化することで、ついに横方向の肉壁を破壊できるようになりました。
下方向が破壊できるなら、ゲルロッドさんが突進したら破れないかな?とずっと思っていましたが、やっとです。

その後、恒例のマップ埋めをしていたら、見るからにヤバい場所に辿りついてしまいました。

【地下牢獄と禁じられた領域(地下牢獄)】

「禁じられた領域」
「ガスを防ぐレリックがないか?」

見るからにヤバめの敵に、背景色、そして黒騎士からの忠告。
間違いなくまだ来る場所ではありません。
というか、たぶんこっちが裏ボスなり最終ステージだ。
世界樹でいう6層だ、これ。

ということで、逆戻りして「地下牢獄」へ。
ダメージを防ぐレリックもここにあるでしょう。
というか、ないと困る。

一つ先のステージをクリアしたとは言え、ここに居る敵達はスピードと攻撃回数が苛烈。油断すればすぐにHPを持って行かれます。

と、ここまで地下牢獄→王城の順で書いてきていますが、ウルヴの能力を手に入れた時点でどちらも行けるのであれば、この二つはどちらから攻略してもよいのでしょうか?

これまでのステージは、ステージボスを倒して手に入れた能力がないと、進入すらできませんでしたし。

ステージボスは「深淵の番人ヘーニル」。
足が悪いのでしょうか、これまでのボスに比べて動きが少なく、積極的に攻撃もしてきません。

暗部の敵が無限湧きしてきますが、無視してヘーニルをたたき続ければ、割と簡単に勝てました。初めて初見勝利したぞ。

ステージが難しく、ボスが弱いタイプのステージでした、地下牢獄。
本当にステージ複雑だし、敵強いし、キツかった・・・・・・。

手に入るのは「フックショット」
リリィの機動性が信じられないくらい上がります。
これまで行けなかった場所がほとんど行けるようになり、強めのレリックや巫女の祈りも回収できるようになりますね。

ついでに、異端者のマスクを入手。
ついに6層・・・・・・ではなく、最終ステージへの道が開きました。

【リリィとリリィ】

禁じられた領域に挑む前に、改めてマップ埋めを進めていきます。
スタート地点へファストトラベルし、行けなかった上層部へ向かいましょう。

初期ステージとは思えない「守り人」系の敵が湧いてきますが、もうここまできたらそれほど怖くないですね。

フックを使って登り切った先には―――。

リリィとリリィ。
優しい彼女の名を継いで、リリィは再び穢れを浄化する旅の続きへ。

長い眠りの中でも、リリィはたくさんの人達から愛されていたのですね。

「良いことをすると返ってくる」
リリィの幼い期待と淡い欲望は、小さな白巫女にどんな影響を与えていたのでしょうか。

【禁じられた領域(禁じられた領域)】

もうやだこの場所。

最終ステージにふさわしい、ダメージゾーンだらけのステージです。
BGMもおどろおどろしく、1秒でも長く居たくない空間ですね。
ここに穢れの元凶となるものがいるのでしょうか?

レベル90を越えても、なんどもなんどもお守りを砕かれながら、なんとかレバーを引き、休息ポイントに辿り着き、地道に歩を進めます。

敵のパターンは読みやすいものの、足場の悪さとケガレ溜まり(集合体の敵)がかなりキツい。まともに殴り合うとかなり消耗するので、時にはスルーしたり、ヘーニルのスキルでチクチク攻めるのがオススメ。

未だ開け方がわからない「ロックされている」扉を避けながら、下へ下へ。
さて、休息ポイントにある封印の先には、何があるのでしょう?

ボスはtipsでよく名前を見かけた「異端者ファーデン」・・・・・・ではなく、その恋人「最愛のミーリエル」。

もはや人型を失った彼女を浄化する術はなく、撃破後は「ファーデン」を浄化することになります。

ちなみに設定上、生前の彼女は妊娠していたそうです。
なんでそういうことするの。

禁じられた領域は嫌いすぎて、唯一マップ埋めをしないままクリアしてしまいました。二度と行きたくないです、このステージ。

【最深と石版集め(最深)】

ラスボスかと思われた「ミーリエル」を倒した後も、旅は続きます。
見るからに最終ステージの「最深」。

穢れの根が幾重にも重なり、真っ赤な世界を作っています。
休息ポイントの、泉の白巫女が残したキャンパスが痛々しいですね。

ラストボスは「穢れの王」。
泉の白巫女「フリーティア」を取り込んでいるため、王ですが女性型の大型ボスです。

この段階では石版集めが終わっていないので、第一形態でボス戦は終わり。
強いは強いですが、ここまで旅を進めてきたリリィと黒騎士の前では、敵ではありませんね。

ということで、Bエンド。
「あなたはわたしだから」が重い。

「このまま浄化を続けることで、果ての国の穢れは浄化できるが、代わりにリリィが真っ黒に染まって死んでしまうエンディングに至るのでは?」

予想が当たってしまいました。でも、ただ死ぬより酷い。

ちなみに辺境の泉の真下に、最深があり、穢れの根があるそうです。
なるほどこれ、Aエンドの後、果ての国以外にも穢れが広がっていくやつだわ、世界崩壊エンドだ。


このままでは終われないので、石版を集めて「護りの宝具」とやらを修復していきましょう。

【どこにでも行ける、って楽しいですよね(果ての国)】

すべてのボススキルを手に入れた(ついでになりそこないの罪人と実験体の戦士を手に入れて、機動力がさらにあがった)リリィは、どこへでもだっていけます。さあ、マップ埋めの時間だ。

マップ埋め、楽しいですよね。
あの日行けなかった場所に行けるの、本当に楽しい。

マップを見ながら未開通のルートを踏破し、石版を7つ集めきりました。
禁じられた領域の石版、レリックちゃんと集めて祈りのパワーアップと回数増やさないと無理ですよね、とにかくスリップダメージが大きすぎる。

二度と行きたくないっていったのに。

ファーデンの隠し部屋でレリック「輝く護りの宝具」を手に入れて、ついに最終決戦です。黒騎士もしっかりレベルMAX。

穢れの王、ダメ押しの第二形態も、仕上がったリリィと黒騎士の前では、成す術もありません。今度のリリィはひと味違う、輝く護りの宝具の力も借りて、ついに泉の白巫女を穢れの王から解放します。

Cエンドです。
最期のリリィの笑みには、どんな意味がこめられていたのでしょうか?

やはりこれは「終わった物語」
全てが終わっても、失った者は戻ってこないし、果ての国は滅びたまま。

リリィはこのまま姉妹達の墓守として、この国で黒騎士とともに生きていくのでしょうか?それとも―――。

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↑とてもよかったので、ファンの方はぜひ。
エンダーリリィズの世界に浸れます。


本当に楽しかったなぁ、エンダーリリィズ。

今年新作出るって!!!

おしまい。プレイヤーの方はぜひコメントを残していってね。

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