11/28 2日目


2日目の今日は、ぐっすりと睡眠をとったからかとても頭も体も冴えていた。

あっこが買い物に行くというから、自分はどうしようかとかんがえていた。
一緒に行くのもいいけれど、少し離れてみるというのを実践してみる4日間にするというテーマのもと、一人時間を過ごすことにした。

面白いもので、普段2人でいることがほとんどだから、全くの1人時間となるだけでなんだか別の世界に迷い込んだかのような感覚になった。
こんなにも変化を感じるとは。

屋上で過ごしてみようかと上ってみたが、風が強くて、なににも集中できそうにない。

居心地がよくて、普段と違う場所を求めていた。

思いついた。

雑貨屋の2階だ。

そう思いついてから早くも4時間。
あっという間に過ぎ去ってしまったが本と頭の中に没頭することのできた心地よい時間を過ごすことができた。

もはや一人の学習室として貸し出してもいいんじゃねえかとさえ思う。

幸せな時間と空間だった。

未来に想いを馳せるということで、ウィッシュリストを書いている。
思いつくことが前に書いたときと随分変わっていることを実感する。

出てきた言葉は、”腰をすえる”というもの。

僕たちに残された時間は一体どのくらいあるのだろう。
この門前町という環境を超える環境などあるのだろうか。

この場所を一生の住処とするなら?そう考えているとなんだかこれまでとは違ったアイデアが湧いてきた。

宮崎駿は、もののけ姫を作る時に、まず題名だけ決めたそう。
PIXARは映画が一つのキャラクターの絵から始まるんだそう。
じゃあ僕は?僕らは?

一番初めに決めたことは、この家に住むことだった。

でも決めたけど決めてなかった。

数年は住むだろうけどとずっと先のこと間で考えていなかったように思う。

そして出てきた言葉が”腰を据える。”

思えば、一番初めに、福岡に呼ばれたのも、この直方に住むという話からだった。

あっこと魂の出会いを果たしたのもここだ。

そして今、家の目の前に雑貨屋があり、
その二階で快適にパソコンを叩いている。

家の裏には、2棟の空き家を改装し、これからもう一軒に着手しようとしている。

もっと真剣にここでの暮らしを考えていいのではないか?

これから数年かけて、区画整理が行われれる。

しかし、奇跡的にこの地域だけはその範囲を免れた。

新しい街並みの路地を一歩入った先に、虫眼とアニ眼の世界が広がっていてもいいのではないか。

古くて新しい文化の創出と継承をこの門前町からはじめてみるんだ。


そして、どこかに移り住んだっていい。
自由だけど決めて進んでみるのだ。


何度もやり直すことに耐性がない自分がいる。
ピクサーの制作秘話を見ていると恥ずかしくなる。

壮大な制作をやってみよう。

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