マガジンのカバー画像

俳句

689
テレビ番組のプレバド特に夏井さんのファンで俳句の面白さ、奥深さに感心していました。そこで私も無謀な挑戦を始めます。でも俳句と呼ぶのも恥ずかしいので誰かさんを見習ってタイトルは 「…
運営しているクリエイター

2023年7月の記事一覧

蟷螂が歩道横切る京の朝

蟷螂が歩道横切る京の朝

今日は絵と俳句がリンクしませんでした。外人観光客が戻って来た京都ですが私が住む郊外の住宅地にはさすがに観光客も多くありません。先日、週刊文春が売り切れないうちに買おうと、朝まだひとけも少ないバス通りを歩いていると蟷螂が歩道を横切っているところに出くわしました。思わず足を止めて蟷螂が歩道を横切るのをじっと待っていました。でも渡った先は車道です。その後どうなったのか後を振り返ることもなく週刊文春片手に

もっとみる
渓谷の茂み陽射しの帯眩し

渓谷の茂み陽射しの帯眩し

高校のワンダーフォーゲル部に所属していた頃、夏休みになると近郊の山へ沢登りに出かけました。緑が生い茂り、流れる沢を渡る風もとても気持ちがよかったことを思い出します。

渓谷の茂み陽射しの帯眩し絵を見たままの一句です。
緑茂る夏の渓谷の涼しさはとても気持ちのいいものですが、日の当たるところに出ると強烈な陽射しが差し込んで来て今が夏であることを思い出させます。眩しくて目が開けられないほどの夏の陽射しは

もっとみる
山鉾の空かき回す暑さかな

山鉾の空かき回す暑さかな

今日の絵は猫にも見えますが、もちろん子犬です。

相変わらず暑い日が続きます。祇園祭の前祭が17日に行われ、都倉俊一文化庁長官も初めて山鉾巡行に参加していました。スカイブルーの裃がとても良く似合ってご満悦のようでした。と言っても私はテレビで観覧です。京都の暑さは有名ですが、ちょうどこの季節に頂点を迎えるようです。当日は最高気温37.7度で熱中症で運ばれた人が午後3時の時点で26人いました。昔は京の

もっとみる
白鷺や祇園見飽きた顔をして

白鷺や祇園見飽きた顔をして

なかなか筆が進まず久しぶりの投稿になりました。暑さのせいか、いや外には余り出ないので冷房のせいなのか、いずれにせよ、なんとなくぼやっとしつつ一日一日が過ぎて行きます。なので絵も俳句も少し前の記憶からのものです。

白鷺や祇園見飽きた顔をして祇園白川にはいつも同じ顔をした白鷺が欄干や家の軒下に止まっています。どこに棲んでいるのか、本当は同じ白鷺ではないのかも知れませんが、私にはこの白鷺が祇園を行き交

もっとみる
はまなすや缶に隠したラブレター

はまなすや缶に隠したラブレター

久しぶりに絵を描いて見たくなりました。会社の少人数のOB会で今までに描いていた絵を友人に見せていたら又少しやる気が出て来たと言う感じです。さて何を描こうかと考えて歳時記を見ていたら夏の季語「浜茄子」を見つけました。「知床の岬に〜〜浜茄子の咲く頃〜」でも有名ですが砂地に咲く薄紫の綺麗な花です。浜茄子と言うのだから果実は茄子に似ているのかなとネットを見てみると「あれれ!」朱色の実で形は茄子と言うよりト

もっとみる
逃げ水や荷台の豚のうめき声

逃げ水や荷台の豚のうめき声

滝沢秀明さんの設立した「TOBE」にジョインするジャニーズ脱退組が続々と出て来そうな勢いですね。滝沢さんはジャニーさんの一番のお気に入りでジャニーズ事務所に入って1年で審査員の一人になり採用する側に回ったと言う経歴を持つタレントですね。でも現在のジュリー社長とはそりが合わないのか、ジャニーさんが亡くなるとしばらくして退社し新しい会社TOBEを立ち上げました。判官贔屓ではありませんが、彼が作った事務

もっとみる
川床や親の見る目の変わりし日

川床や親の見る目の変わりし日

最近はとんとご無沙汰の川床ですが、貴船の川床には新入社員の頃に1回、そして定年後に1回行きました。鴨川の川床は河原町に移り住んだ頃、家から歩いて行けることもあり5〜6回は行ったと思います。

川床や親の見る目の変わりし日初めてのボーナスで親を貴船の川床に招待した時のことです。栃木の田舎からやって来た両親にとっては見るもの聞くもの珍しく、床に座っても首を回し、体をひねってキョロキョロでした。迷惑ばか

もっとみる