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俳句

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テレビ番組のプレバド特に夏井さんのファンで俳句の面白さ、奥深さに感心していました。そこで私も無謀な挑戦を始めます。でも俳句と呼ぶのも恥ずかしいので誰かさんを見習ってタイトルは 「…
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2022年6月の記事一覧

鰻重

鰻重

今日の絵は鰻重です。鰻はよく見ると身の部分に縞々がたくさんありました。ご飯粒との境がわからなくなってますね。米粒にもタレが染み込んでいるので余計にわかりにくいです。今年の土用の丑の日は7月24日の土曜日ですが勿論土用とは無関係ですね。(今年は8月4日も丑の日だそうです。)

さて鰻は夏の季語ですが、「うな重」は季語には入っていません。「土用」は年に何度もあるのに土用の丑の日のせいか立派に季語になっ

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蟷螂山(とうろうやま)

蟷螂山(とうろうやま)

いよいよ7月祇園祭の季節です。今年はいつも通りの祇園祭になりそうで嬉しいです。今日の絵は蟷螂山の山鉾です。私の好きな山鉾の一つですね。山鉾にしては珍しく機械仕掛けでこの蟷螂は動くのです。山鉾に比べて大きいように見えますが、実物もこのくらい大きいのです。

カマキリは自分の力を顧みず大敵と戦うという中国の故事から、足利軍と戦った四条隆資を称え彼を蟷螂に見立てて御所車に蟷螂を載せて巡行したとありました

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西瓜

西瓜

夏の定番、西瓜を描いて見ました。西瓜はよく見ると縞々だけでなく、黒い点々や色の濃淡もあって意外と複雑です。
ここで西瓜を季語チェックしてみるとああ又やってしまいました!西瓜はまさかの秋の季語でした。西瓜が熟す真夏の8月は俳句では秋だと言うことをすっかり忘れていました。でもよく見ると「西瓜割り」は夏の季語です。お~~「冷し西瓜」も夏でした!この差は一体なんなのでしょうか?新しく出来た季語は新暦でオー

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青紅葉

青紅葉

青紅葉を描いて見ました。青紅葉を強調しているとどんどん手前が暗くなってしまいました。でも画像ではもっと暗くて下の方は何があるかわからないくらいです。

「青紅葉」は当然夏の季語と思いましたが、いくら探しても見つかりません。青葉や若葉の一種と言う扱いなのでしょうか?芭蕉が日光で詠んだ「あらたふと青葉若葉の日の光」と親父ギャグを詠っていた頃はまだ「青葉」は季語ではなく季語は若葉だけでこの句も季重なりに

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猫  何を見つめる

猫 何を見つめる

久しぶりに猫を描いて見ました。でも残念ながら毛のふわふわ感が出せませんでした。猫を飼ったことがないので、日頃の生活習慣も分かりません。なので俳句もほぼほぼ想像で詠っています。そんな訳で猫好きの方はそんなことないやろってこともあるかと思います。句の説明もありませんが悪しからずです。

南風猫に遅めの昼ご飯うなだれて猫帰り来ぬ夏の夕夏座敷ただ通りゆく猫の尻なめくじに挨拶代わり猫パンチ

オペラハウス

オペラハウス

今日の絵はシドニーのオペラハウスです。ヨットの帆をデザインしたオペラハウスはシドニー湾の海にとてもよく似合います。水彩画はスケッチ程度のあっさり系で行きました。

午前零時オペラハウスの花火かな(はなび:初秋)オペラハウス花火のカウントダウンかな(同)
大晦日の夜、カウントダウンが始まり3,2,1ドーーーン!
明けましておめでとう!!季語なんてどうでもいいです。初秋だろうが、新年だろうが、真夏だろ

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半夏生

半夏生

私が半夏生の存在を知ったのは京都の等持院だったと思います。歴代の足利将軍の像があるのでそれを見に等持院を訪れた時、庭を散策しているとカラーの花が咲いているなと思ったのです。よく見ようと近くに寄ってみるとなんと葉っぱが白くなっているだけでした。植物の病気かなと思いましたが、病気らしくない綺麗な姿でした。後日、花はないのかなと調べて見ると垂れ下がったつぶつぶの房が実は花房でした。

半夏生はもともと半

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桔梗

桔梗

今日は夏の花と思って桔梗を描きましたが、残念ながら秋の季語でした。考えて見れば桔梗は秋の七草の一つでしたね。御所の近くに住んでいた頃、紫式部ゆかりの蘆山寺に桔梗を見によく行きました。花はいつも7月に見に行ったのになんで秋なの〜と未練たらたらです。絵の方も色もちょっと違う感じだし、背景も汚くなってしまいました。トホホです。

気を取り直して俳句にしましょう。

桔梗咲く小路を一人紫野(ききょう:初秋

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風車

風車

今日はネットにあったイラストを見て描いて見ました。自分では物足りない気もしますが、こんな感じの絵もいいですね。多分オランダの風車だと思いますが、風車は「ふうしゃ」以外にも「かざぐるま」と読みます。でもそうすると春の季語になるので注意が必要ですね。

改めて眺めると風車って昔ながらの風力発電なんですね。電気ではありませんが、間違いなくエネルギーを作り出しています。

夏霞風車の横のレストラン
アムス

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北野天満宮夏越の大祓

北野天満宮夏越の大祓

いよいよ梅雨も本番ですね。今日の絵は梅雨らしく水溜まりの絵です。でも水溜まりの絵はなかなか難しいです。ずいぶん大きな水溜まりになってしまいましたが、これ以上直す勇気はありません。

今日は雨模様でしたが、人出が少ないかと思って北野天満宮に行って来ました。実はお参りというより天満宮の前にある「とようけ茶屋」という湯葉や豆腐料理の店が目当てでした。行列が出来る店なので梅や紅葉の季節は混んでいるので行き

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ピザ

ピザ

今日はピザをお届けします。定番のマルゲリータを描いて見ましたが、本当に注文するなら私はマリナーラでしょうか。ニューヨークにいた頃、街頭では一切れ1ドルのピザがよく売れていました。もう10年以上前のことなのでもう物価高のニューヨークではやっていないだろうと思いましたが、なんと1ドルピザの看板を出しながら1ドル50セントで頑張っているみたいです。でも普通の店のピザは2ドルから3ドルが相場のようです。(

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あぶら蝉

あぶら蝉

今日はセミの絵になりました。梅雨時の水溜りを描いてみようとしましたが、大失敗に終わり慌ててセミを描きました。日本ではあれだけうるさく鳴いているセミですが、ヨーロッパでは意外と珍しい昆虫なのです。イソップ物語で「アリとキリギリス」の話が出てきますが、紀元前のギリシャ時代には「アリとセミ」の物語だったそうです。イソップ物語を翻訳する時に余りセミに馴染みがないのでキリギリスに変わってしまったそうです。日

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やまゆり

やまゆり

今日はやまゆりの花です。花だけを描こうと思いましたが、白い花では周りに色がないと映えません。ということで緑を使って背景をぼんやりと描くつもりがどんどん葉っぱが増えて行きました。

実体験といっても百合の花には余り縁がなく思い出もろくなものがありません。美辞麗句なら百合の花の句もいろいろ考えられそうですが、私には全然似合いません。そんな訳でろくな句は出来ませんでした。

救急車会社の机に百合一輪(ゆ

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井戸

井戸

母方の実家には井戸があり、私も夏休みに帰ると面白がってぎ〜こぎ〜ことお水を汲んで遊んでいました。当時すでに水道は敷かれていて台所の水は普通の水でしたが、台所の外に見える井戸も現役で冷たいものを冷やしたり、洗濯でも使っていたように思います。

では俳句は母の実家の井戸からです。

ばあちゃんち西瓜抱えて井戸の端(すいか:初秋)夏の定番スイカを買ってもらうと小さいのに俺がやると兄弟で争うように重いスイ

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