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俳句

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テレビ番組のプレバド特に夏井さんのファンで俳句の面白さ、奥深さに感心していました。そこで私も無謀な挑戦を始めます。でも俳句と呼ぶのも恥ずかしいので誰かさんを見習ってタイトルは 「…
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2021年9月の記事一覧

松本城

松本城

松本城が右端にあって主役は赤い橋それともお堀か微妙な景色です。松本城は昔は深志城と呼ばれていたようです。そう言えば大学に松本深志高校出身の同期がいましたね。逆に山登りの好きな高校の同期が信州大学にも行きました。さて信州でどんな句が出来るでしょうか?信州と言えば蕎麦に信州味噌かな。

新蕎麦を頬張る子らの頼もしさ(季語:しんそば:秋)
息子がまだ小さい頃、蕎麦を口一杯詰め込んでいた姿を思い浮かべて1

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大歩危・小歩危・祖谷

大歩危・小歩危・祖谷

前回の投稿で今までとスキの数が全然違いやはり浮世絵の模写は駄目かと思っていましたが、よく見てみると俳句で大チョンボをしていて19文字の俳句を出していました。「なお」を消すつもりが消さずに出ていましたので慌てて修正しました。トホホです。

大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)は四国山脈の一番奥と言うか、本当に山も谷も深〜いところです。また近くの祖谷にはかずら橋と呼ばれるかずらの蔓で編んだような吊り橋があっ

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葛飾北斎の相州梅澤庄(模写)

葛飾北斎の相州梅澤庄(模写)

日本画、版画で私が一番好きなのは間違いなく葛飾北斎です。この絵は富嶽三十六景の一つ、相州梅澤庄です。まだどんな絵を描こうかわからないまま水彩で模写したものです。

初晴に雲従えて富士の山(季語:はつばれ:新年)初めて新年の季語を使って見ました。気持ちのよい新年に晴れてはいるもののうっすらと雲が残り、その上に霊峰富士が聳えている姿を詠いました。

引鶴は仰ぎ見る富士超えて行き(季語:ひきづる:春)鶴

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竹原市・竹鶴酒造

竹原市・竹鶴酒造

この建物は朝の連続テレビドラマ「マッサン」のモデルとなった主人公の実家で今でも酒造メーカーとして営業しているようです。昔、自宅の裏の竹藪に鶴が巣を作ったのを目出度いことだと屋号にしたのが竹鶴の始まりだとか。

街並みもとても落ち着いた感じで本当にいいところでした。

行って帰りうららな朝の竹原(季語:うらら:春)安芸地方の方言だそうです。他でも聞いた気もしますが「行ってらっしゃい、はよお帰り」とい

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倉敷

倉敷

倉敷は私の大好きな街の一つです。それなのに倉敷の絵が1枚もないので、雰囲気を感じられる他の土地の絵を載せています。その倉敷にある大原美術館は1930年に開館された日本最古の西洋美術館で、エル・グレコの「受胎告知」という日本にあるのが不思議だと言われるほど有名な絵も所有しています。日本に本物の西洋美術を紹介した実業家の大原孫三郎氏と画家の児島虎次郎氏の先見の明には驚くばかりです。

倉敷や星野監督偲

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杵築・勘定場の坂

杵築・勘定場の坂

大分県杵築市はとてもユニークな城下町を言えるかも知れません。雰囲気のよい歴史を感じる街道が東西に走り、その北側と南側が高くなっているのです。高台から急な坂を下ると街道に出ますが、道を渡ると急な上り坂が繋がっている、そんな感じなのです。酢屋の坂といういい感じの坂の反対側は塩屋の坂という名前の坂です。番所の坂という坂もあります。また北台の武家屋敷跡もとても素敵な御屋敷街です。この水彩画は勘定場の坂とい

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東尋坊

東尋坊

有名な福井県にある東尋坊、ここから乱暴者だった東尋坊という名の坊さんが突き落とされたことからその名が付いたと言われています。怖いですね〜

波の音子守唄なり春の海(季語:春の海:春)若武者の高飛び込みや夏終わる(季語:夏終わる:夏)秋の風東尋坊に一人たち(季語:秋の風:秋)凍て風や波打ちつける東尋坊(季語:いてかぜ:冬)

鳴門の渦潮

鳴門の渦潮

鳴門の渦潮は大きなものでは30メートルにもなるそうです。瀬戸内海と太平洋の間を潮が行ったり来たりする度に早い潮と遅い潮が作り出す波の芸術です。日本の国生み神話ではイザナギとイザナミの神が矛で下界をかき回すと渦が出来てその雫が積もっておのころ島が生まれたというのです。その後、二人はまぐあい淡路島、四国、九州などの島を生み最後に本州を作るのです。阿波と泡も似ているし渦潮は渦そのものです。

渦潮やおの

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海と波

海と波

初めて波を描いたのはこの絵だと思います。どなたかが私の絵はシーサイドが多いとコメントされていましたが、波の感じが自分なりに満足出来たので海を描くことが好きになったのかも知れません。

うららかな海砂山で遊ぶ子ら(季語:うららか:春)しぶき浴び休む間もなきヨットかな(季語:ヨット:夏)星月夜海を一層黒く見せ(季語:星月夜:秋)風冴ゆる彼と来し浜辺にひとり(季語:風冴ゆる:冬)

旧古河庭園

旧古河庭園

原爆ドームのレンガ繋がりで今回は旧古河庭園の絵を見ながら4句です。

庭園のバラのあいだに笑顔見ゆ(季語:薔薇:夏)薔薇眺め珈琲愉しむマダム達(季語:薔薇:夏)春の宵館に住まふ人想う(季語:春の宵:春)友来たり庭でワインか秋澄みぬ(季語:秋澄む:秋)

東京都北区にある旧古河庭園は元は陸奥宗光の別邸だそうで宗光の次男が古河財閥に婿養子として入った関係で古河家のものになったようです。そして今では薔薇

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広島

広島

有名な原爆ドームですが、レンガをどう描くか迷っていた頃の絵です。今でもレンガをどう描いたらいいのか難しいです。

原爆の日式を見て何も言えず(季語:原爆の日:秋)逃げ水に軋む車輪や宇品行き(季語:逃げ水:春)千羽鶴なん束ありや原爆忌(季語:原爆忌:秋)公園の一直線に爆心地(季語:爆心地:秋)

角川版歳時記では8月にも拘らず原爆関連は夏の季語になっていて季節感としてはこちらが合っているとは思います

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聖ザビエル天主堂@明治村

聖ザビエル天主堂@明治村

たまたま前に描いた絵を見ていたら教会の絵が見つかりました。どこの教会だか思い出せず、天主堂で画像検索すると何と明治村の聖ザビエル天主堂でした。とてもびっくりしました。何故かって、この天主堂は昭和48年に明治村に寄贈されていますが、それまでは私が住んでいた場所から目と鼻の先、河原町カソリック教会にあったものだったのです。

明治村でも見たはずなのにその時はザビエルの名前から勝手に山口県か長崎県あたり

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森の中

森の中

どこかのホテルの廊下にあった絵が素敵だったので思わず写真で撮り後日それを模写したものです。失礼ながら作者の名前も知りません。これで俳句が詠めるか挑戦します。

落葉踏みここはみんなのラプソディー(季語:落葉:冬)鹿火屋にて頭捻って村議会(季語:かびや:秋)鹿火屋とは獣を近づけぬ為に煙を焚いたり音を出す為の小屋だそうです。

掃除止めそろそろ家でとろろ汁(季語:とろろ汁:秋)箒持ち紅葉且つ散る森の中

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真珠の耳飾りの少女

真珠の耳飾りの少女

noteの静霧一さんが紹介していた展覧会の絵「まどろみ」を見て感激しました。というより、そこに描かれた少女の自然な美しさに釘付けとなりました。

そこで思い出したのが、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の模写です。絵を始めて少し経った頃、私の大好きなフェルメールを模写してみたくなり必死に描きました。一応は描けましたが、残念ながら顔は全く似ていませんでした。

その後、ネットの画像を引張り出しては

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