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ホロライブの悪質切り抜きが年間4000万円稼いだ方法

Vtuber事務所「ホロライブ」の悪質切り抜きチャンネルが急増している。
その理由を端的に述べると「稼げるから」だ。

この記事では、ホロライブの悪質切り抜きチャンネルが実際に年間で4000万円超の収入を得てしまった方法について解説する。

なお、この記事は「悪質切り抜きで稼ごう!」という趣旨で書いているのではない。

「ホロライブを食い物にして大金を稼ぐ悪質切り抜きチャンネル」に対し、厳しい処罰を期待して書いたものである。


1年間で4000万円以上を稼いだチャンネル「ホロライブ切り抜き【hololive】」

ホロライブの切り抜きを見ている人なら分かってもらえると思うが、現時点で最も悪質な切り抜きを投稿しているチャンネルは「ホロライブ切り抜き【hololive】」だ。

このチャンネルは悪名高い「ホロライブの奇跡」同じ人物によって運営されている(根拠については後ほど論じる)。

2021年12月2日に初めて切り抜き動画を投稿してから、たった15ヶ月で総再生数は2.4億回以上

動画投稿初日からの1年間でも1.8億回以上再生されている。

この総再生回数はホロライブ専門の切り抜きチャンネルの中では「なめたけ」「ホロライブ速報」に次ぐ第3位にまで急上昇した。


この悪質切り抜きチャンネルは「いったいいくら稼いだのか?」

まず、YouTubeには「視聴回数1000回あたりの収益額(RPM)」という収益に関わる指標がある。
Vtuberの切り抜き動画のPRMは、チャンネル差はあるもののおよそ220円程度と仮定出来る。

(ショート動画などの短い動画はRPMが低く、途中で広告が挟める長い動画はRPMが高い。このチャンネルはあえて動画時間を長くしている切り抜きも多い)

このPRMを元に計算すると、まず動画投稿初日からの1年間では、

187,735,651再生×220円÷1000 = 41,301,843円(4,130万円)


また、2023年1月の総再生数は20,408,969回で、推定収入は下記の通り。

20,408,969再生×220円÷1000 = 4,489,973円(448万円)


広告単価については多少の異論があるかもしれないが、それでも上記の数字の桁数が変わるということはない

これほど多くの収入を「悪質切り抜き」によって稼いでいるのだ。


どうやってこれほどの収益を上げたのか?

簡単に説明すると下記の3点が要因である。

  1. 過激すぎるタイトルとサムネイルで視聴者を釣る

  2. 動画の時間を引き伸ばして「総視聴時間」を伸ばす

  3. バリバリのガイドライン違反を犯していち早く切り抜きを投稿する


また、初期には視聴回数・クリック率の向上のために再生数かさ増しツールを使用した形跡も残っている。
(切り抜きチャンネル立ち上げ初期にしては初動の再生回数がありえないほど速かった)


以下、それぞれの要因について順番に説明していく。


1.過激すぎるタイトルとサムネイルで視聴者を釣る

このチャンネルはとにかくタイトルとサムネイルがひどい。
下記に一例を示す。

この動画では焦った声を出しただけであって別にS●Xの声などは出していない
しかもその部分が出てくるのは4分を過ぎてからである。
(そこまでカット編集なしで引き伸ばしている)


良心が一切感じられないサムネイル
しかもVtuber本人も「オ●ニー」などとは言っていない。
つまり、より過激なサムネイルにするために切り抜きチャンネルが変更を加えている。


「スジ」なんて言葉、タレントは一言も言っていない


サムネイルに書かれた年齢ネタが出てくるのはなんと8分を過ぎてから
しかも「ゲーム内キャラクターのレベル」をイジっただけであって事実とは全く異なる。
完全な釣りサムネイルである。

ペンライトを上下に振る動作なのだが、ここまで偏向できるのはもはや才能。
ちなみに5分を過ぎてからこのシーンが出てくる。

このイラストが動画中に出てくると誤解させるサムネイル。


「参加表明の時期は忙しすぎた」というだけの理由を、深刻な理由がある風に捏造。

休止や復帰のお知らせは再生数が取れるから欠かさない
ちゃんと深刻ぶったサムネイルとタイトルにするのも忘れない。

これらはあくまで一例であるため、もっと知りたい人は実際の「動画一覧」を御覧いただきたい。
ただし、動画をクリックすると悪質切り抜きに収益が入るので注意が必要だ。
https://www.youtube.com/@hololive_kirinukich/videos



2.動画の時間を引き伸ばして「総視聴時間」を伸ばす

上記のタイトル・サムネイル紹介でたびたび「問題のシーンは動画後半に配置されている」ことを指摘した。
なぜこのような引き伸ばしを行うのかについて説明する。

現在YouTubeが「いい動画」「悪い動画」を判断する上で最も重視しているのは「総視聴時間」である。つまり、

  • サムネイルとタイトルで釣って高いクリック率を出す

  • 肝心の内容は動画の後半に配置する

  • それまでは関係ない部分をダラダラ垂れ流す

という手法によって「YouTubeにいい動画」と誤認させているのである。

また、細やかなカット編集を行わないので、丁寧な編集を行う切り抜きチャンネルよりも速く切り抜きを投稿することが可能なのである。

実際、「ホロライブ切り抜き【hololive】」の動画はただ字幕を入れているだけの極めて手抜きな内容となっている。

上記画像は別のVtuber事務所タレントとのコラボ予定について視聴者が質問をしたものだが、補足のテキストや画像を出すことなどはしない

「ホロライブ切り抜き【hololive】」にとってはクリック率と視聴時間さえ良ければそれでいいからだ。


3.バリバリのガイドライン違反を犯していち早く切り抜きを投稿する

今回の記事のキーポイントだ。
「ホロライブ切り抜き【hololive】」は重大な規約違反を犯している。
それも何度も、意図的に。

ホロライブには切り抜き動画についてのガイドラインが備わっている。

切り抜き動画の制作・投稿にあたっては、全般ガイドラインの「お願い」に加えて、下記の事項についても併せて遵守いただくようお願いいたします。

●切り抜き動画概要欄の冒頭に、下記の情報を明記してください。
 ・切り抜き動画の元となった動画(以下「元動画」とします)のURL
 ・元動画のタイトル
●元動画の配信が終了しアーカイブが公開されるより前の切り抜き動画投稿はご遠慮ください。
●切り抜き動画の内容、サムネイルその他事情により、削除手続きを行うことがございますので、予めご了承ください。

 切り抜き動画に関するガイドライン
https://www.hololive.tv/terms

この「元動画の配信が終了しアーカイブが公開されるより前の切り抜き動画投稿はご遠慮ください。」に注目していただきたい。

なぜこの文章が必要なのかというと、元配信の動画が「再利用されたコンテンツ」扱いされて収益化が剥奪されるのを防ぐためである。

実際に、配信が終了する前に切り抜き動画が投稿され、タレントの収益化が剥奪される事件が過去に発生した。

なぜこのようなことが起きるのか?

YouTubeは生配信が終了した後、「アーカイブ化」という作業を行い、配信を動画として見られるように処理する。

切り抜き動画が「配信終了」より後にアップロードされていれば、元配信の動画が「オリジナル動画」として認定されるため、「再利用されたコンテンツ」として収益化が剥奪されることはない。

ところが、悪質な切り抜きチャンネルは、なんと「元動画の配信中に切り抜き動画をアップロード」するのである。

そして、元配信が終了すると同時に切り抜きのステータスを「限定公開」→「公開」にするだけで、即座に切り抜き動画が公開されるのだ。

これにより、他の切り抜きチャンネルに先んじることが出来るのである。

この場合、元配信が動画としてアーカイブ化される前に、「切り抜き動画がYouTube上に存在する」ため、元配信が「再利用されたコンテンツ」とみなされるリスクが高い。

実際に上記4名のタレントが収益化を剥奪されたのはこれが理由である。

ガイドラインにある「元動画の配信が終了しアーカイブが公開されるより前の切り抜き動画投稿はご遠慮ください。」という文章はまさにこのリスクのために存在する。
(「切り抜き動画公開はご遠慮ください。」ではなく「切り抜き動画投稿はご遠慮ください。」と書かれている点についても注目していただきたい)


さて、実際にこの手口を使っているチャンネルだが………


残念なことに山ほどある。登録者数が多いところもやっている。
下記画像について、切り抜き動画のアップロード時間に注目してほしい。

元配信が終了したのが16分前なのに、これらの切り抜き動画は16分前〜14分前に公開されている。これはどういうことだろうか?

YouTubeでアップロードした動画が公開されるまでには、ショート動画でさえも3分以上はかかる
自分のPCからYouTubeへのアップロード時間に加えて、YouTube側で処理を行う時間も必要だからだ。

にも関わらず、これらの切り抜きは放送終了直後に見れる状態になっている。
つまり、「元配信の放送中に切り抜き動画をアップロード」しているわけだ。

「再利用されたコンテンツ」扱いで収益化剥奪されたタレントがいるのを知った上で。
自分だけが儲かればいいという勝手な理屈で。


ガイドライン違反の証拠はまだまだある。

なんなら1年以上前から行っているチャンネルも多い。


ちなみに「ホロライブに人生救われました。」と自称する「ホロライブ切り抜き/SAI」というチャンネルは、なんと元配信が終わって8秒後に切り抜きを公開している。

ホロライブ切り抜き/SAI」のチャンネル概要欄には、

※私のチャンネルで公開している動画は全てアーカイブが残ったことを確認してからアップしておりますので、ご安心ください。

※Youtubeの表示に少し遅れがあるため、「〇〇分前に配信済み」と表示されているアーカイブよりも切り抜き動画の投稿が先に表示されることがありますが、こちらの場合でもアーカイブの方が先に残っていることを確認してからの投稿となっております。

ホロライブ切り抜きSAI
https://www.youtube.com/@user-hm8rg8nb2y/about

と書かれているが、こちらは全くの嘘である。
でなければ、配信終了と同時に切り抜き動画が視聴できるわけがない。
とんだホロライブ愛もあったものだ。頼むから消えてくれ


このように、配信中の切り抜き動画アップロードは恒常的に行われている。 これだけでも一発著作権BANを喰らってもいい違反レベルである。

※補足すると、他のチャンネルに比べてホロ愛が見受けられる「なめたけ」や「ホロライブ速報」、「HoloCLiPS!!」、「ねねち最強伝説」などはこの違反行為が見受けられなかった。
また当たり前ではあるが、手間暇がかかる手描き系切り抜き系もOK。


まだまだあるぞ!悪質行為

1つの配信で何個もの切り抜き動画を作る

悪質行為の例は上記に留まらない。
恐ろしいことに「ホロライブ切り抜き【hololive】」は1時間の配信のうち、約半分を切り抜くという所業も行っているのだ。

これが元配信
これが「ホロライブ切り抜き【hololive】」の切り抜き動画

要するに、「切り抜きで知ってもらって元配信を見に行ってもらおう」という気は一切ないのである。
ホロライブは自分が儲けるための食い物としか思っていない証拠がここにある。

更にひどい実例がある。
1個の配信でなんと8個もの切り抜きを作っているのだ。

しかも上の6個については「1コーナー」内での切り抜きで、合計時間はなんと50分。とんでもない所業である。
合計の再生回数も200万を超える。

つまり、ホロライブは「ホロライブ切り抜き【hololive】」に搾取されてしまっているのだ。


終了直後に非公開になった配信も切り抜く

加えて、一時的な問題によって終了直後に非公開になった配信普通に切り抜き動画を公開している。

この癒月ちょこさんの4周年誕生日ライブは、終了直後に音楽関係の問題によって非公開になってしまった。

ところが、「ホロライブ切り抜き【hololive】」はこの配信の切り抜き動画をそのまま公開し、コメント欄で指摘されても黙殺したのである。

元配信が非公開になってから10数時間経過しても切り抜きを公開しっぱなしだった
コメント欄で指摘されるも黙殺する
ちなみに大手切り抜きチャンネルの「ゆにーん」も同じことをやっていた

こちらもガイドラインの「元動画の配信が終了しアーカイブが公開されるより前の切り抜き動画投稿はご遠慮ください。」に抵触する。
(切り抜き後、数ヶ月〜数年が経ってから非公開になった配信の切り抜きは残っていたりするが、今回の件とは到底同一視出来ない)


※消えた悪質チャンネル「ホロライブの奇跡」との関連性

ここで消えた悪質切り抜きチャンネル「ホロライブの奇跡」との関連性を指摘しておこう。

「ホロライブ切り抜き【hololive】」の過激タイトル・サムネイルや、休止報告を盛りに盛って深刻にするスタイルなど、様々な点が「ホロライブの奇跡」と一致する

黒背景に赤と黄色文字、伏せ字(●●●)、強調文字("")の使い方などに注目して、下記の画像と比較していただきたい。

サムネイルのクオリティが上がっているものの、共通点があまりにも多すぎる(目立ってくるとチャンネル名を変えて逃げようとするところも含めて)。

特に、ホロライブ切り抜きチャンネルの中で「""」を使ってタイトルを強調させるやり方はこの「ホロライブ切り抜き【hololive】」だけなのだ。

更に、「ホロライブの奇跡」が消えたタイミング「ホロライブ切り抜き【hololive】」が動画投稿を始めたタイミングは時系列が綺麗に合う。

「ホロライブの奇跡」は2021年11月15日に全ての動画を削除(あるいは非公開)にしたことが確認されている。

これは「権利者削除による強制BAN」ではないため、「ホロライブの奇跡」を運営していた人間は再度新しいYouTubeチャンネルをノーリスクで立ち上げることが出来たのだ。

そして、約2週間後の2021年11月26日からホロライブ6期生がデビューした。

元ホロライブの奇跡の運営者はこれを見て、「今から専属切り抜きを始めれば再スタートが出来る」と踏んだのだろう。
実際に2021年12月2日に最初の切り抜き動画を投稿している。

こうして、「元ホロライブの奇跡」「ホロライブ6期生切り抜き」として再スタートを果たし、名前を変えて「ホロライブ切り抜き【hololive】」として悪質な切り抜き動画を投稿しているのだ。


「ホロライブ切り抜き【hololive】」が及ぼした悪影響について

これまで見てきたように、ホロライブに悪影響しか及ぼさないような「ホロライブ切り抜き【hololive】」が我が世の春を謳歌した結果、これまでよりも遥かに悪質切り抜きの数が増えた。

とにかく伏せ字・下品な下ネタ・釣りサムネ・偏向報道の切り抜きが増加したのだ。

これらのチャンネルは明らかに過激なやり方で伸びている「ホロライブ切り抜き【hololive】」を参考にしている。

そんな中、ホロライブは以前よりもメディア露出が格段に増えカバー株式会社の上場も決まり、「東京観光大使」という公的な仕事に近い案件まで貰っている。


果たして、良いのだろうか?

こんな悪質な切り抜き動画を作り、

タレントの収益化が剥奪されかねない規約違反を何度も犯し、

ホロライブの収益を搾れるだけ搾り取るような切り抜きチャンネルが存在したままで良いのだろうか?



求めたい措置

ホロライブをひたすら食い物にしている「ホロライブ切り抜き【hololive】」一刻も早く著作権BANで息の根を止めてほしい

あれが存在するだけで悪影響しかない

ガイドライン違反をしているのは確定なので、著作権BANでチャンネルを滅ぼす大義名分は十分にあるはずだ。

「3回著作権者によるBANが行われると、永久にYouTubeで収益化出来ない」という仕様になっているため、カバー株式会社にはぜひとも断固たる対応をお願いしたい。

90 日以内に 3 回目の違反警告を受けると、チャンネルは YouTube から永久に削除されます。違反警告は発行後 90 日間有効です。

注: コンテンツを削除しても、違反警告はチャンネルに残ります。また、削除されたコンテンツに対してもコミュニティ ガイドラインの違反警告が発行される場合があります。どのような場合に YouTube が削除されたコンテンツを保持するかについて詳しくは、プライバシー ポリシーをご覧ください。

https://support.google.com/youtube/answer/2802032


また、良識的なホロライブファンにお願いしたいのは、とにかく悪質な切り抜きはカバー&YouTubeに通報することと、そもそもそんな悪質切り抜きは見ないことだ。

https://cover-corp.com/report/


特に、去年1年間で約4000万円を稼ぎ、今年に至っては5000万円超えの可能性もある「ホロライブ切り抜き【hololive】」の好きなようにさせてはならない。

また、再生数が多いホロライブ切り抜きCH・ゆにーん」「ホロライブ切り抜きSAI」「ホロライブ日記」「ばーちゃるこれくしょん」「Vtuber切り抜き / 茶マフなども違反行為の常習犯であることを忘れないでいただきたい。


切り抜き動画は一種の広告であって、ホロライブの発展には欠かせない存在と言えるだろう。

だからこそ、ホロライブが今後益々発展していく中で、汚い手法で金を稼ぐ悪質切り抜きチャンネルは淘汰されなければならないのである。

これが私がこの記事を書くに至った動機だ。

良識のあるホロライブファンは、なるべくこの記事を広範囲に広めて欲しい。
この記事を広めることがそのまま悪質切り抜きチャンネルの淘汰に繋がる可能性があるからだ。

より多くの方の協力を期待したい。

※カバー株式会社の通報窓口はこちら



※追記:「ホロライブ切り抜き【hololive】」は営利目的の集団である可能性が極めて高い

「ホロライブ切り抜き【hololive】」複数人の人間によって運営されている可能性が非常に高い。

まずは下記の画像をご覧いただきたい。

これは2023/02/24の配信の切り抜き動画だが、公開日時が「2023/02/24 23:20」となっている。
そしてこの次に投稿された切り抜き動画だが、

この動画は「2023/02/24 23:51」に公開されている。

なんと、上の切り抜き動画を作ってから31分しか経っていないのだ。
後に公開された動画は8分もの長さがあるにも関わらず。

この速度は1人では絶対に不可能だ。
8分の動画の字幕入れ・エンコード・YouTubeへのアップロード・動画情報の入力・サムネイル作成など、どう考えても最低1時間〜2時間はかかる

いかに「字幕しか入れない手抜き編集」という極めて簡略化されたものであったとしても、1人でこの速度はありえない。
2人以上の体制か、あるいは切り抜き動画の制作を外注しているかのどちらかだ。


ホロライブ切り抜き動画の「外注」について

これもまたガイドライン違反に繋がるのだが、ホロライブの切り抜きチャンネルの中には外注を募集しているところまで存在しているのだ。
(※この記事でいただいたコメントから調査しました。非常に有益な情報ありがとうございます。)

https://crowdworks.jp/public/jobs/search?search%5Bkeywords%5D=%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96&keep_search_criteria=true&order=new&hide_expired=false
https://coconala.com/requests?keyword=%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96

こういった仕事の外注では、事細かに字幕のフォントやサイズなどを指定することで、別人が作ったものだと分からないように仕上げることが出来る。

そう考えると、「ホロライブ切り抜き【hololive】」の手抜き編集には二重のメリットがあるのだ。

このように、タレントの顔に思いっきり字幕が被っても全く無頓着なほど、フォントの種類とサイズは見事に統一されている。

これにより、「制作速度の向上」「外注した際のクオリティの担保」を同時に実現しているわけだ。


なんと法人名義で外注を募集しているところもある

さて、ここで「法人名義でクラウドワークスに外注募集」をしている案件について触れておく。
先程の外注募集の一番上の会社だ。

https://crowdworks.jp/public/jobs/8989848

この中で何点か触れておくべきポイントがある。

まず、参考動画として挙げられている3つの動画だが、これは「ホロライブ切り抜き【hololive】」とよく似たメソッドで作られている動画だ。

最初は白銀ノエル専属切り抜きだったところ、全体切り抜きにチェンジしている


そして、最も注目すべきは次の点だ。

弊社で運営している切り抜き動画チャンネルの中には
昨年の12月には月間で2000万回以上再生された切り抜きチャンネル(※今回編集をご依頼するチャンネルではございません)もあります。

2022年12月に月間で2000万回以上再生された切り抜きチャンネルとは?

「ホロライブ切り抜き【hololive】」の2022年12月1日時点での再生回数は、186,353,973回。

そして2023年1月1日時点での再生回数は、206,247,902回。

つまり2022年12月は月間で19,893,929回(1989万)の再生回数となり、「月間で2000万回以上再生」と謳ってもそれほど過言ではない数字なのである。

ちなみに、有名なホロライブの切り抜きチャンネルの2022年12月再生回数だが、

  • なめたけ:6,881,090回

  • ホロライブ速報:8,562,695回

  • ゆにーん:8,994,649回

と、圧倒的に「ホロライブ切り抜き【hololive】」がぶっちぎっているのだ。
2022年12月という期間では、「ホロライブ切り抜き【hololive】」に匹敵する切り抜きチャンネルすら存在していないのである。

※これらのデータは「NoxInfluencer」という分析サイトで調査したもので、無料登録でも十分な調査が可能。気になる人は試してみてほしい。

https://jp.noxinfluencer.com/

更に、次の記載はいかにも「ホロライブ切り抜き【hololive】」が台頭した後、似たような切り抜きが量産されたことにもつながっている。

特典として弊社が商品として販売している「100万回以上再生されるためのサムネ作成のコツなどのノウハウ」を詳細に記載した資料(3万文字以上の大ボリュームです)を差し上げます

そして、どうやらこの「ミレニアムテック株式会社」は2人体制で運営されている会社のようだ。

https://crowdworks.jp/public/employees/1824732
http://millennial-g.tech/company.html

2人体制ならば8分の切り抜き動画をたった30分で制作→公開出来た理由も納得出来る。
つまりは「ホロライブ切り抜き【hololive】」企業が営利目的で運営している可能性が非常に高いのだ。

※仮に「ミレニアムテック株式会社」が「ホロライブ切り抜き【hololive】」を運営していなかった場合でも、「企業による営利目的での切り抜き動画」となるためどちらにせよガイドライン違反となる


営利目的かつ法人による利用はガイドライン違反

ここまで見てきた通り、「ホロライブ切り抜き【hololive】」は完璧に営利目的で切り抜き動画を投稿しており、しかも組織的な犯行である可能性も高い。

そして、これはホロライブの「二次創作全般ガイドライン」に見事に違反しているのだ。

お願い

二次創作にあたっては、下記の事項を遵守していただくようお願いいたします。
●所属タレントの心情にご配慮いただき、タレントが不快と感じる創作活動はお控えください
●いわゆる同人活動や趣味の範囲でお願いいたします。営利目的と認められるもの、法人による利用(個人名義であっても法人が制作費等を負担する場合を含めます)はお断りしております
適用される法令、規則や利用プラットフォームの規約その他規定を遵守してください
●次のような表現を伴う創作活動はお控えください
・公式と詐称、または公式と誤解・誤認されうるもの
・公序良俗に反するもの、反社会的なもの
・特定の思想・信条や宗教的、政治的な内容を含むもの
・所属タレント、当社または当社コンテンツのイメージを著しく損なうもの
・第三者の名誉・品位等を傷つけるもの、第三者の権利を侵害するもの
・その他当社が不適切と判断するもの

二次創作全般ガイドライン
https://www.hololive.tv/terms

企業が営利目的で、公序良俗に反するような切り抜き動画を大量に作り、しかも配信中に切り抜き動画をアップするなど、タレント側にとってリスクとなる行為を恒常的に行っている。

これは単にチャンネル削除に留まらず、法的な措置が加えられる可能性も高いと見ていいかもしれない。

今後も引き続き悪質な切り抜き動画の調査は行っていくが、この記事を読んでいただいた方には記事の拡散・ならびに通報のご協力をお願いしたい。


※カバー株式会社の通報窓口はこちら

また、悪質行為や調査依頼があれば、こちらのコメント欄に書いていただけると新たな調査が行いやすいです。
どうぞよろしくお願いします。

他の悪質切り抜きチャンネルはこちら

※5ヶ月後、復活した悪質切り抜きチャンネルについてはこちら


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