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2024年J2てきとー戦力プレビュー#5~ファジアーノ岡山、レノファ山口FC、徳島ヴォルティス、愛媛FC編~

 こんにちは。キリーです。2024年J2てきとー戦力プレビュー#5では中四国に本拠地を置くチームであるファジアーノ岡山、レノファ山口FC、徳島ヴォルティス、愛媛FCを「てきとー」にプレビューしていきます。
 このプレビューは週2で書くと言いながら仕事に追われてその約束を反故にするくらい「てきとー」に行っています。昨シーズンから誰が移籍したのか、穴埋めはできているのかといった点が主となります。だから戦術云々には深くは触れないようにしています。監督交代や選手構成からフォーメーション変わるかもね程度までです。それでは始めます。


ファジアーノ岡山~ネクスト初昇格最右翼~

2023年成績:J2リーグ10位 勝点58 13勝19分10敗 49得点49失点 得失点差 ±0
 22シーズンは後一歩のところで逃したJ1初昇格。大型補強も行い開幕5戦も2勝2分1敗と上々の滑り出しを見せた岡山。12戦負け無しも記録しますが、そのほとんどが引き分け。思うような勝ち点の伸びにはなりません。その後は敗戦が増え始め、昇格争いからプレーオフ争いにシフトチェンジ。一時はプレーオフ圏内に入りますが、他のチームの勢いに押され後退。最終的に10位と不本意な成績でのシーズン終了となりました。
 冬の移籍においてはDFバイス選手、FWチアゴアウベス選手、FW櫻川選手、FW坂本選手と得点源として期待される選手の移籍が相次ぎました。
 FWの入れ替えは23シーズンの得点力不足を解消するために行いました。加入したのはFWグレイソン選手FW齋藤選手MFガブリエルシャビエル選手。シャビエル選手のプレーの創造性は新たな攻撃パターンとなるでしょう。しかし個人的には昨シーズンの方がネームバリューとしての怖さはありました。このように舐めているサポーター層というのは一定数いるので序盤のうちに、その予想を覆す活躍を見せてほししいです。守備陣の補強ではGKブローダーセン選手DF田上選手DF阿部選手MF藤田選手といったフォーメーション変更の柔軟性が上昇するメンバーが揃いました。
 相手のウィークポイントを的確に突いてくる戦い方がより洗練されるので対戦する時は最も嫌な相手となるでしょう。

レノファ山口FC~守備力があれば…~

2023年成績:J2リーグ20位 勝点44 10勝14分18敗 37得点67失点 得失点差 −30
 名塚体制3年目の山口は2勝1分と勢いあるシーズンスタートとなりますが、3連敗。1つ勝利し12戦勝ち無しと徐々に元気がなくなってしまいます。5月上旬には名塚監督が退任。6月からJ2界隈では有名なフアンエスナイデル監督が就任します。すると連勝含む6戦負け無しと息を吹き返しますが、長くは続かず。しぶとく引き分けを積み重ね、終盤の連勝が後押しとなり最終戦前に残留を決めることができました。
 エスナイデル監督では大きな変化が見えなかったので新監督として志垣監督を迎えます。FC大阪のJ3躍進を率いた志垣監督には守備の立て直しが求められます。
 主力で移籍したのはMF矢島選手、MF神垣選手、FW皆川選手など。ボランチの主力が共に移籍したのは手痛いです。
 守備系の選手の補強はDF板倉選手MF今井選手MF相田選手などです。J3やJFLで結果を見せた選手達ではありますがJ2での経験は少なめ。板倉選手が志垣監督の守備戦術をどこまで浸透できるかが鍵になるでしょう。
 攻撃系選手の補強ではMF加藤選手FW若月選手などです。昨シーズンはトップの選手の選択に苦慮していたので、様々なタイプの選手が揃いました。2列目も充実しているのでことしの山口は守備陣の出来に左右されるでしょう。

徳島ヴォルティス~勝手に調べたジンクスvs吉田監督~

2023年成績:J2リーグ15位 勝点49 10勝19分13敗 43得点53失点 得失点差 −10
 ポヤトス監督を引き抜かれた徳島はスペイン路線を継続。ラバイン監督を迎えますが待っていたのは11戦勝ち無しスタート。徳島も23シーズンの補強に成功していたチームなので驚きのスタートとなってしまいました。1度勝ってしまえば連勝こそないものの負けも少なくシーズンが進みます。しかし夏に2度目のトンネルに陥ります。10戦勝ち無しとなりラバイン監督は交代。甲府を天皇杯優勝に導いた吉田監督を後任とします。すると安定感を取り戻し勝利を積み重ね、一時はJ3降格圏も彷徨いましたが余裕をもって残留しました。しかし最初に思い描いたシーズンとはかけ離れたものとなってしまいました。
 24シーズン、監督として率いることになったのは23シーズンから継続して吉田監督。カップ戦には強いがリーグ戦はイマイチな感じが強い監督と個人的にはイメージしていますが、今年は強力な援軍がいます。前期15位のチームは昇格する例が多いという勝手にまとめたジンクスがあります。

これにのっとるならば、今年の徳島は昇格…ですがあくまでジンクス。現実のものとなるかは分かりません。
 冬の移籍では加入よりも退団選手の方が多くなりました。昨季はややオーバー気味な選手の数なので良い整理なのかなと思います。加入した選手もDF柳澤選手DF橋本選手と昨季の泣き所になっていたサイドバックの選手。またDFカイケ選手MF島川選手と極端に選手層の薄いところに適格な補強はできているので、昇格の可能性はジンクス含めて十分あるでしょう。

愛媛FC~華麗な復活劇はどこまで続く?~

2023年成績:J3リーグ1位 勝点73 21勝10分7敗 59得点48失点 得失点差 +11
 石丸体制3年目は開幕戦こそ大敗しますがその後は安定した戦いを見せます。序盤は連勝こそ少ないものの9戦負け無し、14戦負け無しと上位をキープ。鹿児島、富山と昇格のライバルに連敗した時は若干の暗雲が漂いましたが、引き分けを挟んで5連勝。J2昇格とJ3優勝を同時に決めることが出来ました。
 J2再挑戦となる24シーズンは引き続き石丸監督が率いる継続路線。主力の退団も最小限に抑えることができました。加入選手もMF浜下選手MF窪田選手FW藤原選手と特徴ある選手を加えることができたので臆することなく戦えることができるでしょう。

まとめ~ライバルの勝点を削ぐ~

 実は仙台はこの地域のチームと2年間戦い1勝8分3敗とあまり相性が良くありません。選手が変わってもなかなかこの印象を覆すのが難しいのはみなさん重々承知でしょう。この地域のチームからは負けることを回避することでライバルの勝ち点を潰す、そのくらいの考えで上手く立ち回っていくのが良いのかなと思います。

 以上、ファジアーノ岡山、レノファ山口FC、徳島ヴォルティス、愛媛FCのてきとー戦力プレビューでした。週2回の投稿ペースは守れませんでしたので次回は月曜日に更新して帳尻を合わせようと思います。「てきとー」なペース変更ですがよろしくお願いします。
 次回は「まとめて紹介するのはこれがラスト!」編です。お楽しみに。それでは、また。

2024てきとー戦力プレビュー
#1 ベガルタ仙台編 
#2 ブラウブリッツ秋田、モンテディオ山形、いわきFC編
#3 水戸ホーリーホック、栃木SC、ザスパ群馬、ジェフユナイテッド千葉、横浜FC編
#4 ヴァンフォーレ甲府、清水エスパルス、藤枝MYFC編
#5 ファジアーノ岡山、レノファ山口FC、徳島ヴォルティス、愛媛FC編
#6 V・ファーレン長崎、ロアッソ熊本、鹿児島ユナイテッドFC編
#7 大分トリニータ編
#8 順位予想

参考
・フットボールラボ https://www.football-lab.jp/
・J. League Data Site 出場記録 https://data.j-league.or.jp/SFTP01/
・さっかりん Jリーグ移籍情報 http://soccer.phew.homeip.net/transfer_news/?team=
・transfer market https://www.transfermarkt.com/
・ELGOLAZO Jリーグ選手名鑑2023 J1・J2・J3 エルゴラッソ特別編集

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