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夕映を待ちながら

すっかり陽が落ちるのが早くなった。
冬至までもうひと月。
もう16時を廻ると、辺りが暗くなり始める。
ロマンティストでもないが、もの寂しい雰囲気を醸し出す。
こんな雰囲気で思い出すのが「夕映を待ちながら」という古い曲。

因幡晃を知る世代は多分ワシよりも年上だろう。名前でピンと来る人も少ない。

この曲は大学生の頃に、ワシのことを訳もなく可愛がってくれた美容師の宮ちゃんがカラオケで歌っていた曲。
まだ何も恩返しできないまま、音信も途絶えてしまった。
切なくて、懐かしいあの時代を思い出させる歌。
戻りたいとは思わないけど、あの頃の自分を見てみたい気はする。