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#16 ブンジュ村からの学び

自己肯定感が低い

最近の私のキーワードがこれ。

仕事だとか、成果の見えることに対して評価はされている自負はある。

では人間として、「ユーコ」としては?と考えるとイマイチだ。
傍から見たらシングルマザーだけどそこそこ稼いでいそうだし、手のかからなそうな子どもたちと楽しそうに暮らしている、そんな風に見えているだろう。だけど私はいつも満たされていない、そう思って生きてきた。

なぜそんなことを思うようになったかというと、コーチングのクラスを受講する中で「相手にリスペクトの気持ちを持つ」ということが必要だと学んだからだ。

相手へのリスペクト、それにはまず自分に対するリスペクトも持たなければならない。

過去を悔やまず、考え方を変えよう

そこで出会ったのがこの動画。

ほんと、騙されたと思って見てみてください!!

超超ざっくりいうと…
・ペンキ画家のSHOGENさんという人がタンザニアのブンジュ村というところに行った
・その村は日本の、縄文時代の人々の精神や人との関わり方を大切に暮らしている
・それは日本人の本来あるべき姿で、それはとても幸せに生きる方法

ユーコのざっくり解説

うん!語彙力!笑

ともかく私はこの動画をとても素晴らしいなと思って、

本もポチった。

結論から言うと、とてもおもしろく数時間で読了した。

読んだ後はなんだかすごく心がほわっとして、昨晩は何か大きなものに包まれたような良質な眠りにつけた。

キャベツと人参とピーマンある?

今朝は目が覚めて、ジャーナリングと瞑想をして「今日は自分のための1日を生きるとするか」なんてぼんやりしていたら娘がそう言って私の部屋のドアを開けた。

「調理実習だったわ…」と。

ジャーナリングと瞑想を終えて、またお布団で丸くなるユーコ

人参ならあるけどな。。。

なんで昨日のうちに言わないの!と思わなかったわけではないけど、「ん…買ってくるから待ってて」と寝起きのガサガサの声で言うとお財布を掴んで外に出た。

あそこはお野菜を売ってたよな?という車で5分のコンビニで無事にキャベツもピーマンも発見!おおお、ありがたや!とレジに向かうと「オーナー」というネームプレートをつけたおじさんがレジにいた。

あ!私はここでキャベツとピーマンを手に入れることができて良かったんだ!それをきちんと感謝しなければ!と衝動的に思った。

ブンジュ村での話の中に、そういうものがあったのだ。
何かを使ってすごく便利だったり、感謝した気持ちをきちんと伝えられている?と。それは対相手にも、対お店や企業にも。

私は買い物など接客を受けたほとんどの場合「ありがとうございます」は言う。

だがそれは私にとってあまりにも一連の流れすぎて、本当の意味での感謝として伝わっていなかったことだろう。

実際「気持ち」としての感謝ができていたか?と聞かれたら自信が無い。
なんとなく。おつりとレシートを受け取ったら、の「ありがとうございます」だった。

意気込むわけでもなく

「娘から急に調理実習って聞いて…ここにお野菜が売ってて良かったです!助かりました!」とオーナーさんに伝えてみた。

すると決して接客向きとは言えない(失礼!)表情のオーナーさんの顔がふわっとほころんで「それはお役に立てて良かった!」と返してくれた

実はこのコンビニのお手洗いにはあれこれ「ここまで言う!?」という警告(アイドリングストップだどうとかおトイレは綺麗に使えとか)の張り紙がたくさんしてあって、「どんだけクセが強いんだ。笑」と思っていた店舗なのだ。それ故、正直今まではよほどではない限り立ち寄ることはない店舗だった。

その後も少しの世間話をして、ほわっとした空気で店舗を後にした。すごくすごく、自分に余裕が生まれたし世界の色がいつもと違って見えたような気がした

季節のおすそわけ

今日はいい朝だなーなんて、思いながら家に帰ろうとしたら階段で一つ下の階のおばあちゃんに会った。

去年ここに越してきて、ひとりで暮らしているおばあちゃん。(近くに息子さんがいると言っていた。)

年齢はきっと私の母と祖母のあいだの80代ぐらいだろう。会えば立ち話もするし、うちの子達にも優しくしてくれるありがたいご近所さんだ。

「お散歩に行ったらね、梅の実を拾ったの」おばあちゃんの手の中には黄色く完熟した梅の実が4つ。

「おひとつどう?」そう聞かれて、あぁ今年は梅仕事をしてないなぁなんて思いながら遠慮するような仕草をした私に

「いい香りがするから。季節のおすそわけよ。」とその黄色の「マル」を2つ、私の手に握らせてくれた。表面の産毛みたいなすべすべの手触りに、たしかにこれは初夏のこの時期の手触りだと四季を感じることができたし、その「マル」からはなんとも良い香りがした。

季節のおすそわけ。なんと美しい言葉!

こうして四季を感じて暮らすことを思いがけずおばあちゃんから教えてもらったことに心から感謝したのだった。

世界は愛で溢れているのかもしれないな

ふんふんふん♬と鼻歌を歌いながら、キャベツと人参とピーマンを指定の分量用意する。

おいしく作れるといいね、と愛情込めて計量

子どもたちの水筒に、サーバーからお水を注ぐ。

そんないつもの朝が、とても愛おしかった。

私が思っているより、世界は愛で溢れているのかもしれない。


今日のユーコ

こんな素敵な朝だったから、今日の私はごきげんです。
数年ぶりに会った友人と良い時間を過ごせたのもあるかな。

さっき帰ってきた娘が「調理実習ね、野菜炒め上手くできた!朝買い物行ってくれてありがとう!」と言ってくれました。

娘にブンジュ村の話はまだしていないけど、こうしてきちんと感謝を言葉にできるって素晴らしいこと。ずっとこのままあたたかい心を持って育ってくれたらいいなとほっこりしました。

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